スタニスワフ・レム

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天の声・枯草熱 スタニスワフ・レム コレクション

スタニスワフ・レム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336045034
ISBN 10 : 4336045038
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,406p

内容詳細

ニュートリノによって送られてきた謎の信号は何を意味するのか。「天の声」解読に挑む科学者たちの試練を著名な数学者の手記として描いた長篇と、ナポリで起きた中年男の連続怪死事件を巡る確率論的ミステリを収録。

【著者紹介】
スタニスワフ・レム : 1921年、旧ポーランド領ルヴフ(現在ウクライナ領)に生まれる。クラクフのヤギェウォ大学で医学を学び、在学中から雑誌に詩や小説を発表し始め、1950年に長篇『失われざる時』三部作を完成。地球外生命体とのコンタクトを描いた三大長篇『エデン』『ソラリス』『砂漠の惑星』のほか、『金星応答なし』『泰平ヨンの航星日記』『宇宙創世記ロボットの旅』など、多くのSF作品を発表し、その第一人者として高い評価を得る。70年代以降は『完全な真空』『虚数』(いずれも国書刊行会)『挑発』といったメタフィクショナルな作品や文学評論のほか、『泰平ヨンの未来学会議』『泰平ヨンの現場検証』『フィアスコ(大失敗)』などを発表。小説から離れた現在も、独自の視点から科学・文明を分析する批評で健筆をふるい、中欧の小都市からめったに外に出ることなく人類と宇宙の未来を考察し続ける「クラクフの賢人」として知られている

沼野充義 : 1954年、東京生まれ。東京大学卒、ハーバード大学スラヴ語学文学科に学ぶ。ワルシャワ大学講師を経て、東京大学教授

深見弾 : 1936年、岐阜生まれ。早稲田大学卒業。ソビエト・東欧SF翻訳家。特にストルガツキー兄弟やレムの作品を精力的に翻訳・紹介した。1992年死去

吉上昭三 : 1928年、大阪生まれ。早稲田大学卒業。ポーランド文学専攻。東京大学教授。ポーランド文化研究誌『ポロニカ』主宰。ポーランドとの文化交流にも尽力した。1996年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 春ドーナツ さん

    「どうにかここまで読み終えられた読者」と主人公が語りかけるのは40頁(二段組)である。続きを引く。「いったいいつになったらあの有名な事件(マスター・ヴォイス計画)の核心に入(るのか?)それを期待し望んでおられるとしたら、ここで私の本を閉じたほうがいい」「天の声」はそういう小説だ。清水義範のパスティーシュ小説を薄く思い出す。一方、著者の言葉を借用すると「枯草熱」は「認識のために用いられる基準体系に左右される」、「SFから類推した哲学小説」かも知れない。表題について一言。当時「花粉症」は一般的ではなかった由。

  • monado さん

    『天の声』長編のなかでは一番の傑作かもしれないぶっとんだアイデア。必要以上に文学的な表現や脇道のエピソードが読者を惑わすが、その筆致たるや、本当に天才としか言えない作家である。 『枯草熱』は『捜査』のアップデート版ということだったが、たしかにオチはついているが、事件があまりに淡々と描かれているし、最初の主人公の行動もいまいち意味側分からなかった。

  • 傘緑 さん

    「数学的に見て確実なことだったのです」『枯草熱』のみ読了。谷崎の『途上』の先駆性を再認識させられる傑作。読み進めている間、九百人のお祖母さんの笑い声が響いていた、つられて私も笑った……冗談なんだよ冗談……「階段の精神」「運命を修正する」などかなり無理矢理挿入される数々の諺や格言……くだらなくって、バカバカしくって……「チェスが解答である謎かけの禁句は?—チェスという言葉(八岐の園)」……レム自身書いていて笑ったのでは?このたった一言、あまりにも人を食っている……「ナポリを見てから死ね」ってことですね

  • roughfractus02 さん

    作者にはファースト・コンタクトはコミュニケーションなる妄想に絶対的な不可能性を突きつける契機のようだ。『天の声』では小熊座からの信号を解読する科学者の科学的論証が、『枯草熱』ではミラノで起きた連続怪死事件を追う元宇宙飛行士の犯罪推理が、謎と解明を対応させる期待を膨らます。が、前者の主人公は、発信源の知性体の代わりにコロイド状の物質を見つけ、その物質によって任意の場所で核爆発が可能という副産物を手に入れ、後者の主人公は、事件と関係のない女の気絶やテロに巻き込まれて、確率論的世界をランダム・ウォークし続ける。

  • 生きることが苦手なフレンズ さん

    SF的なミステリーテイストの作品。一瞬『星を継ぐもの』を連想するシチュをレム的に調理した「天の声」は中々。「確率論的な」といえばありきたりなプロバビリティのトリックを連想するんですが、事件も解決も確率論的となれば別ですね。だからオチの弱さが目に付くんですけど。 あと、あんまり関係ないんですが、「数学的」とか「人間の認識の限界」とかいわれる作品のわりに(だからこそ?)人間臭さがあって面白いです。細かいエピソードやしぐさの描写なんかがいきいきしていて。 脳内で「たまたまニュータウン」が流れてました。

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