スタニスワフ・レム

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完全な真空 河出文庫

スタニスワフ・レム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464992
ISBN 10 : 4309464998
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
377p;16

内容詳細

『新しい宇宙創造説』、『ロビンソン物語』、『誤謬としての文化』など、文学、SF、文化論、宇宙論……<存在しない書物>を知の巨人が真面目にユーモラスに読み解く究極の書評集。

著者
スタニスワフ・レム (レム,スタニスワフ)
1921年ポーランド生まれ。20世紀後半の世界文学・SFを代表する巨匠。1961年の『ソラリス』はSFの金字塔として映画化もされている。ほかに『エデン』『砂漠の惑星』『大失敗』など。2006年逝去。

沼野 充義 (ヌマノ ミツヨシ)
1954年東京生まれ。東京大学教授。ロシア東欧文学の第一人者。著書に『ユートピア文学論』(読売文学賞)など。訳書にS・レム『ソラリス』、V・ナボコフ『賜物』、『新訳チェーホフ短篇集』など。

工藤 幸雄 (クドウ ユキオ)
1925年大連生まれ。詩人・ロシア東欧文学者。著書に『ぼくのポーランド人生』など、訳書に『ブルーノ・シュルツ全集』、W・ゴンブロヴィッチ『ポルノグラフィア』、I・シンガー『やぎと少年』など。

長谷見 一雄 (ハセミ カズオ)
1948年東京生まれ。ロシア文学者。訳書に、S・ムロージェク『象』、S・レム『虚数』(共訳)、『ポーランド文学史』(共訳)など。

【著者紹介】
スタニスワフ・レム : 1921年、当時のポーランド領ルヴフに生まれる。地球外知性との遭遇を描いた三大長篇『エデン』(59)、『ソラリス』(61)、『砂漠の惑星』(64)で作家としての評価を確立。2006年没

沼野充義 : 1954年東京生まれ。東京大学教授。ロシア東欧文学の第一人者。著書に『ユートピア文学論』(読売文学賞)など

工藤幸雄 : 1925年大連生まれ。詩人・ロシア東欧文学者。訳書に『ブルーノ・シュルツ全集』(読売文学賞)など。2008年没

長谷見一雄 : 1948年東京生まれ。ロシア文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    レムはアリストテレスじゃないが、真空など認めたくはなかったのだろう。だからこそ、<存在しない書物>をでっちあげてでも文学の時空の穴を埋めようとしたのだろうか。あるいは、古今の文学時空にも穴はある。その穴の存在を示すため、空無を何処までも完璧に埋める営為を示してみたのだろうか。ドン・キホーテ的な、喜劇的な企図と言うしかない。ま、読者たる吾輩は、生真面目に翻弄されるしかないのだろう。  

  • そふぃあ さん

    冒頭からもう ボ ル ヘ ス じ ゃ ん って思いがすごい。『伝奇集』の存在しない書物や場所がさも実在するような緻密さで描かれた短編たちを読んでるときのあの名状し難い尻の座りの悪さ、あの感覚の再来。 「ギガメシュ」がエグすぎた。多義性のある作品をオマージュした多義性のある作品のすべての参照事項、連想、文化・神話、語源に注釈したその多義性の一部に触れるだけでも発狂しそうになる恐ろしい批評。 不可能を可能にするのは架空の書評だからこそ為せるわざだ。

  • masabi さん

    【概要】架空の書籍の書評の体裁を取った短編集。【感想】小説に落とし込めないが捨てるには惜しいアイデアだけあって、実在する本だったらどれだけ良かっただろうか。小説に文化のすべてを詰め込んだ「ギガメシュ」、戦後のアルゼンチンでパリの宮廷を再現する「親衛隊少将ルイ16世」、物理法則は発展途上だと説く「新しい宇宙創造説」など。本書と同じく架空の本の序文の体裁を取った本もあるそうなので、そちらも読みたい。

  • ハイちん さん

    書評集の体裁をとったフィクション作品。この世に存在しない書籍を書評している。書評という体裁を通してメタ的にフィクションを書く、という試みはボルヘスもやっていたらしい。この書評スタイルの試みによって感情移入とか詩的表現といった楽しみは作品から失われてしまった。その代わりに作品の本質的なところ、一番面白いところが強調されており非常に密度の高い作品集になっている。書評スタイルだからフィクションとして発表したらナンセンスとしか言われなかったであろう作品すらも、読みどころがわかり面白く読める。発想がすごい。

  • ドーナツ野郎 さん

    前半の数編にはまだ皮肉やユーモアを感じることができたが、後半の数編は晦渋な文体と専門用語の多用のために正直読み飛ばさざるを得ない細部が多々あった。ある種のディストピアを描いたものや、宇宙や文明の新たな捉え方を示したものにSF作家としてのレムの真髄が発揮されているのだろうが、惹かれたのは「自己小説は種明かしを観客に向かって自ら行う手品師のようなもので、反小説は自分で自分の正体を暴くことさえやめて、ただ存在することを目指した(※引用ではない)」というような実験文学史の端的な要約や「逆黙示録」のような作品。

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