ツィンマーマン、ベルント・アロイス(1918-1970)

ツィンマーマン、ベルント・アロイス(1918-1970) レビュー一覧

ツィンマーマン、ベルント・アロイス(1918-1970) | レビュー一覧 | CD、DVD、ブルーレイ(BD)、ゲーム、グッズなどを取り扱う【HMV&BOOKS online】では、コンビニ受け取り送料無料!国内最大級のECサイトです!いずれも、Pontaポイント利用可能!お得なキャンペーンや限定特典アイテムも多数!支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!

商品ユーザーレビュー

11件
並べ替え: 新着順| 共感数の多い順| 評価の高い順
  • この録音はベルティーニ、ギーレンに続く3つ目のもの...

    投稿日:2020/07/21

    この録音はベルティーニ、ギーレンに続く3つ目のものだと思います。どれも気迫に満ちた演奏ですが、録音は年代順によくなり、このコンタルスキーのものはサラウンドとなりました。演奏としてはギーレンのものをよく聴いていましたが、この盤を入手してからは圧倒的にこれを手に取ることが多いです。 なんと言っても演奏会場でスピーカーから流れる演説や効果音が文字通り四方から、いや、センターからも聴こえるので五方から聴こえてきて、ツインマーマンの作り上げた音響の片鱗を垣間見ることができます。 この曲に関心のある方なら既に承知のとおり、オーケストラにはVnとVaが含まれず、低音弦楽器と吹奏楽器と打楽器の構成であり、3組の混声合唱と独唱者二人とナレーター、それに5人のジャズバンドが加わります。 東京近辺在住であれば歌劇「兵士たち」や、ノーノの「プロメテオ」などの実演に接することも可能ではありましょうが、地方ではなかなかそんな機会もなく、ディスクで疑似体験するほかありません。そんな意味でもサラウンドは貴重です。 演奏はかなりの困難を伴うことは容易に想像でき、「私げんだいおんがくやってます」程度のノリでは太刀打ちできないことは明らかです。それだけに次の録音がいつ出てくるのかわかりませんが、この盤のように優れた演奏がサラウンドで聴き比べできるようになればうれしいかぎりです。 ちなみに曲の最後のほうでは、かつての日本軍の訓練で、「一、二、三、四」と掛け声をかけながら走っているであろう風景の一場面を聞き取ることができます。

    gonz さん |50代

    0
  • 生誕100年を過ぎ来年は没後50年になるツィンマーマン...

    投稿日:2019/11/02

    生誕100年を過ぎ来年は没後50年になるツィンマーマン。これまではツェンダー、ギーレン、コンタルスキー、ホリガーといったコンテンポラリー・スペシャリストのみが取り上げていたのが、ここにきてネルソンス、リントゥらがクラシック・レパートリーとしてプログラミングしてきている。生前シュトックハウゼンら後輩から前衛の姿勢に欠けるとして批判され本人も悩んだそうだが、前衛の概念が消えた現在ならばその音楽をフェアに評価できると考えるし、リントゥらもそう考えているのだろう。実際ここに聴く音楽は20世紀後半に生まれた最も優れた作品群といっていいと私は思う。45分に及ぶ「ヴォーカル・シンフォニー」はただならぬ緊張感に充ち少しも弛緩しないし、晩年の「フォトプトシス」の濃密な音空間には圧倒されずにはおかない。こんな傑作を書いた絶頂期に自死に至ったのは残念としか言いようがない。ヴァイオリン協奏曲はこれほど凄まじい音楽ではないが聴きごたえある曲であるし、演奏も抜群。無調音楽がイケル口の方にはお薦めしたい。

    フォアグラ さん

    3
  • 今年はレナード・バーンスタインだけでなく、ベルント...

    投稿日:2018/12/23

    今年はレナード・バーンスタインだけでなく、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの生誕百周年でもあった。生地ケルンではロト指揮、パドリッサ演出による『兵士たち』の新演出上演があり、夏のザルツブルクではネルソンズ/ウィーン・フィルがトランペット協奏曲を演奏したりしたが、日本では特に記念演奏会もなかったような。というわけで、年が明けないうちにCDを一枚紹介しておこう。『一楽章の交響曲』初稿版の初録音というのを売りにしているが、いま聴くといかにも1950年代の前衛音楽で、そんなに面白い曲でもない。『弦楽のための協奏曲』はもっと古風な新古典主義の音楽で、ほとんどバルトーク。やはり面白いのは1960年代の二つの作品。『ジェノヴァの回転木馬』はオーランド・ギボンズ、ウィリアム・バードらルネサンス〜バロック期の作曲家の作品を小管弦楽のために編曲したものだが、ストラヴィンスキー『プルチネッラ』のような素直な編曲ではなく、とても凝った作り。パヴァーヌ(第2曲)とパヴァーヌU(第4曲)は同じギボンズのメロディーの別アレンジ版であり、全5曲がシンメトリックに配置されているのが、おそらく題名(ジェノヴァの渦巻き、とも読める)の由来であろう。そして最も面白いのが『ユビュ王の晩餐のための音楽』。1965年にベルリンの芸術アカデミー会員に推挙された返礼に作曲家が提出したのが、この「すべてが引用でできている」冗談音楽。すべての引用元を聞き取るのはベリオ『シンフォニア』の第三楽章並みに至難だが、幾つかの旋律はすぐに分かる。なかでもシュトックハウゼン『ピアノ曲IX』の冒頭和音がオスティナート風に延々と繰り返される上に、「ワルキューレの騎行」と「断頭台への行進」(『幻想交響曲』)を、ラジオのチャンネルをザッピングするように切り替えながら突進する終曲「授賞式への行進」はド迫力の傑作。ネイティヴ・スピーカーによれば、こういうどぎついブラック・ユーモアは中西部ドイツ人の特色だと言うが、ケルンのカーニヴァルの馬鹿騒ぎなどに一脈通ずるものかな。ケルン放送響は相変わらず上手く、ネット上にある(音だけ)ギーレン/ケルン放送響の迫力には一歩譲るが、音の良さはCDが断然優るし、翌年に出たベルンハルト・コンタルスキー/シュトゥットガルト放送響の録音よりはこちらが上。

    村井 翔 さん |60代

    2
  • この作品を他の演奏と比較できないので、この演奏が優...

    投稿日:2009/09/12

    この作品を他の演奏と比較できないので、この演奏が優れているのかは分からない。ツィンマーマンは最近改めて注目し直されている作曲家。日本でも「兵士たち」が上演されたり、再評価の動きがある。ツィンマーマン本人は既に死んでいるので(自殺)すでに「過去」の人だが、こうして作品が再評価されると本人は天国でさぞや喜んでいるだろう。 そんなツィンマーマンのよき理解者であるツェンダーによる演奏。チェロ協奏曲と管弦楽が3作品収録されている。どの曲も面白いが、その反面難解な作品でもあり、聴きやすい音楽、分かりやすい音楽とは言えない。現代音楽によくある、オリエント的な響きも一部でする。わりと現代音楽に典型的な難解作品という印象を受けた。 しかしCDでは手に入りにくい作品でもあり、このCDを買い逃すと今後聴く機会も少ないだろう。その意味で貴重なCDであり、現代音楽ファンには良いCDだと思う。

    春奈 さん

    0
  • 錯綜する「言語」の嵐に翻弄され、自分の中での「音楽...

    投稿日:2009/05/17

    錯綜する「言語」の嵐に翻弄され、自分の中での「音楽」の定義が変容する。まさに「リンガル」という作曲者創作のジャンル名がぴたりと当てはまる、疑いなき20世紀の傑作。なのに、今のところこれしか入手できないとは。聴くしかない!

    tak さん |30代

    3
  • 作曲者の「辞世の歌」である『私は振り返り・・・』は...

    投稿日:2009/01/07

    作曲者の「辞世の歌」である『私は振り返り・・・』はまだ録音が少なく、私の知る限りでは二つ目のCDと思うが、ようやく満足のいく演奏。旧約聖書からのソロモン王の神に対する非難の言葉と、『カラマーゾフの兄弟』からの「大審問官」、つまり名高いキリスト教批判のくだりが交互に歌われ、朗読されてゆく。この歌詞の取り合わせは苛烈きわまりなく、安易な作者と作品の同一視は避けるべきとしても、これを書いてまもなく作曲者が自殺してしまうのも分かり過ぎるほど。「管理された偶然性」を含むとはいえ、絶望的なまでに厳しく、禁欲的な音楽だ

    村井 翔 さん

    1
  • やや情報量の限られたダイナミックレンジ/モノラルの...

    投稿日:2008/06/19

    やや情報量の限られたダイナミックレンジ/モノラルの録音なので一応セカンドチョイスと考えたほうが良いが、演奏内容自体はよく練られている.同オペラの音源ではルールトリエンナーレ製作のDVDが手に入れば文句なしだが、コンタルスキー盤(これはクプファーの演出が凄いわけだから)よりはずっと音楽的な演奏で、新ヴィーン楽派からの連続性もよく分かる.Edith Gabryの役作りも面白い.楽曲分析や版の異同に触れたライナーノート(国内盤にはリブレット全訳付)も含め、wergoらしく資料的価値の高いディスクだ.

    un portrait さん

    0
  •  生きることの”生生しさ” と”重さ”を描ききった...

    投稿日:2008/05/30

     生きることの”生生しさ” と”重さ”を描ききった点で は『ヴォツェック』を超えて いる!初演キャストの健闘 が光る中でも、ヴァイケンマイヤーの”狂気”は聴くたびに鳥肌が立つ。・・・・今だからこそ聴かれるべき問題作!! 

    シゴルヒ さん

    0
  • EUR盤の方の説明によると、モノラル録音のようなので...

    投稿日:2008/05/08

    EUR盤の方の説明によると、モノラル録音のようなので注意。たしかにジャケット裏面写真にはAAD/MONOの表記がある。

    Jakob Michael Reinhold Lenz さん

    0
  • オペラは興味がないので残念でしたが、ドラム、オルガ...

    投稿日:2007/01/01

    オペラは興味がないので残念でしたが、ドラム、オルガンなどでてきて面白かった ヴォイスなしの作品を聞きたくなった

    81生まれ さん

    0

既に投票済みです

ありがとうございました

%%message%%