CD 輸入盤

ミサ曲ロ短調 ラファエル・ピション&ピグマリオン(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMM902754
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ルネサンスの教会へも輝かしい未来へも、一瞬でとんでいける恒星のごとき演奏
大バッハが生涯をかけてたくわえた知識と技術の結晶体に
現代最先端のさらに先から吹き込まれた、心ふるわす生命のきらめき


『マタイ受難曲』『聖母マリアの夕べの祈り』『モーツァルトのレクィエム』などの衝撃的なリリースで音楽界の最先端を牽引しているピションとピグマリオンによる次なる音盤は『ロ短調ミサ』。バッハが自らの声楽作品の総決算として取り組み、晩年まで筆を執り続けた大作を、ほとばしるような生命力で演奏しています。
 きらめく明るさと大胆なスピード感にあふれていながら、深みや情感を損わぬように楽節一つ一つを非常に丁寧に処理していて、バッハが書き尽くしたあらゆる技法が空間に美しく浮かび上がってきます。古風なスタイルから軽やかなアリア、壮麗なフーガと様々な楽曲が並び、輝かしい響きもあれば痛ましい響きもある『ロ短調ミサ』を、端から端まで瞬時に行き来するような機動力で縦横無尽に飛び交いながら演奏、それでいて場面転換を意識させない自然な構成力と大きな視野を備えているのが圧巻です。舌を巻くほどの複雑なフーガを一気呵成に歌い切ったかと思えば、ふとしたロングトーンで永遠を感じさせ、強烈なクレッシェンドを炸裂させたかと思えば柔らかな響きで場を和ませ、次々と押し寄せる音楽が一時たりとも退屈を許しません。また、人生や世界を力強く肯定する意志が感じられるのもピションの魅力。かなしみののちにゆっくりと起き上がって前進していく終曲はとても感動的です。
 器楽・声楽ともに腕利きぞろいのピグマリオン。ピションのコントロールも隅々まで行き届き、合唱は人数もあり迫力十分。多層的に絡み合う楽音と美しい残響が理想的に収録された録音の素晴らしさも特筆です。新しいバッハの世界を告げる輝かしい音盤の誕生といえるでしょう。
 2025年秋にはブラームスの『ドイツ・レクィエム』をリリース予定です。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232

Disc1

I. ミサ〜キリエ、グローリア

Disc2
II. ニカイア信条〜クレド
III. サンクトゥス
IV. ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ、ドナ・ノービス・パーチェム

 ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
 ベス・テイラー(メゾ・ソプラノ)
 ルシール・リシャルドー(アルト)
 エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(テノール)
 クリスティアン・イムラー(バス)
 ピグマリオン(器楽、合唱)
 ラファエル・ピション(指揮)

 録音時期:2024年4月
 録音場所:パリ、ノートルダム・デュ・リバン大聖堂
 録音方式:ステレオ(デジタル)



ユーザーレビュー

総合評価

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軽やかに、そしてしなやかなミサ曲と感じた...

投稿日:2025/05/10 (土)

軽やかに、そしてしなやかなミサ曲と感じた。私がこの曲に抱いていたイメージ「荘厳で重々しい、聖堂の限られた光の中に流れる音楽」をきれいに覆してくれた。ピションとピグマリオンのコンビがこの度リリースしたディスクは荘厳な情感というより、感謝の念をワクワクするような喜びで表現しているように思った。神妙になるような個所もあくまで軽やかに(軽い、ではない)奏でられ歌われていく。曲の印象も、聖堂の中に隅々まで光が届いて今まで気づかなかった景色が見えてくる。今まで聴いてきた他のディスクと取って代わることはない。それでも新しい体験がここでは愉しめる。 ピションがやるからもっと劇的に変わるのかと思ったが、そこまで「改変」している印象はない。しかし私が持っていた「J.S.バッハのミサ曲ロ短調」の印象にもうひとつの変化を教えてもらえた。 そしてもう一つ思ったのは、このコンビがヨハネ受難曲をやったらさぞ面白くなりそうだな、ということ。すでに発表されているマタイでは若きイエスのドラマが表されている。今回のミサ曲にも新しい光が差し込んできた。私個人はヨハネをかなり劇的な作品と捉えているが、「劇的」ならピション&ピグマリオンの「好物」で相性が良い気がする。 当盤にどのような光が差し込んでいるのか、ぜひ聴いてみていただきたい。おすすめします。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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この曲の持つこれまでのイメージとは異なり...

投稿日:2025/05/10 (土)

この曲の持つこれまでのイメージとは異なり、立体感や奥行きを感じさせる演奏である。人間味にも富み、身近に曲が現れる。ニュアンスの変化もあり、親しみを持てる解釈であると感じた。響きの美しさも格別である。

げたんは さん | 鹿児島県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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