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交響曲第4、5、6、7、8、9番 クレンペラー(6CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4042962
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

ブルックナー:交響曲第4〜9番(6CD)
クレンペラー&フィルハーモニア管


クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。クレンペラーが得意とし、EMIに残したブルックナーの6曲の交響曲の録音をまとめて収録。

【交響曲第4番】
副題『ロマンティック』に抵抗するようなドライな雰囲気の演奏ですが、クレンペラーとしてはまっとうなテンポで、動的かつ立体的に響き渡る音楽からは、交響曲としてのメリハリの効いた面白さも確かに伝わってきます。

【交響曲第5番】
晩年様式の巨大なフォルム構築が、作品の持ち味に合致した演奏で、第1楽章のクールな重量感、第4楽章での克明を極めた対位法アプローチなど、クレンペラーの魅力満載の演奏に仕上がっています。

【交響曲第6番】
クレンペラーのこのブル6はいわくつきです。EMIのプロデューサー、ウォルター・レッグに対し、この作品のレコーディングを幾度か提案しながらも、「売れない」というだけの理由で拒否され続けて憤慨していたクレンペラーが、EMIからの援助打ち切りにより、フィルハーモニア管弦楽団が自主運営へと組織改変し、「ニュー・フィルハーモニア管弦楽団」として再スタートして間もなく、そのEMIにレコーディングをおこなっているのです。レッグへの皮肉も込めてのこと、という見方もありますが、それよりも作品への愛情の強さゆえと見るほうが妥当でしょう。
 実際、演奏は素晴らしいものとなっており、第1楽章冒頭のゴツゴツしたリズム動機の扱いからすでにクレンペラーらしさが全開です。続く第1主題での巨大さはもちろん、数多い構成動機を際立たせながら表出するのもいかにもクレンペラーらしいところで、その情報量の多さ、荒っぽいまでの迫力はさすが。第2主題でもピツィカートを強調するなど立体感の面白さはやはり比類がなく、第3主題の力強さと合わせて、その演奏内容からは、クレンペラーの意欲が見事にオケにも伝播したと見ることが可能でしょう。何しろここでは第2楽章の葬送行進曲(第3主題)まで力強いのです(しかも美しい!)。

【交響曲第7番】
クレンペラーがEMIに録音したブルックナー作品の中で最も普遍的な魅力を持つのがこの第7番。ブルックナーにしては少々冷たいとも言われますが、この醒めたバランス感覚はクセになります。美しいメロディを持つがゆえに、主旋律ばかりが強調されがちだった傑作に対し、クレンペラーのアプローチは常に情報量豊富で立体的であり、どこをとっても構成要素が手に取るように判るのが嬉しいところ。クレンペラーならではの独特の静けさをたたえたフレージングも素晴らしく、第2楽章など無骨な風情の中に漂う哀しみが崇高ですらあります。

【交響曲第8番】
クレンペラー最晩年に特徴的な澄んだ音楽づくりは、第8番の演奏という偉大な高峰の攻略を正攻法ではおこなっていないように見えるのが面白いところです。急峻な崖のような第1楽章と第2楽章は、ゆったりしたテンポで岩肌のディテールまで確認できるような手法を採用、第3楽章では通常のテンポで全素材に光をあてて、個々の旋律だけでなくパート間の絡み合いの美しさも表現、深い感銘を与えてくれます。
 第4楽章では、再びゆったりしたテンポを採用し、3つの主題を深い呼吸で描き分けて呈示部を見事に演奏しています。しかしクレンペラーはなぜか、続く展開部の大部分と再現部の第3主題部をカットしているため、呈示部の後は、展開部第3主題部→再現部第1主題部→再現部第2主題部→終結部という構成に短縮。すべてのブロックがクレンペラー最晩年ならではの魅力的な演奏に仕上がっているので、この推定10分ほどのカットは残念なところです。

【交響曲第9番】
第9番もクレンペラー最晩年の演奏。ゆったりしたテンポを基調に、力感よりも情報量を重視した音楽づくりで、第3楽章第2主題部での深々とした立体的な演奏や、同じく展開部での第1楽章第1主題の回想部分での厳しく毅然としたアプローチなど随所に聴きどころがあります。(HMV)

【収録情報】
CD1
ブルックナー:
・交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1963年9月 ステレオ

CD2
・交響曲第5番変ロ長調 WAB.105
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1967年3月 ステレオ

CD3
・交響曲第7番ホ長調 WAB.107
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1960年6月 ステレオ

CD4
・交響曲第8番ハ短調 WAB.108:第1楽章〜第3楽章
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1970年10月、11月 ステレオ

CD5
・交響曲第8番ハ短調 WAB.108:第4楽章
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1970年10月、11月 ステレオ

・交響曲第6番イ長調 WAB.106
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1964年11月 ステレオ

CD6
・交響曲第9番二短調 WAB.109
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1970年2月 ステレオ

 オットー・クレンペラー(指揮)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. I. Bewegt, Nicht Zu Schnell. - Symphony No. 4 in E Flat 'Romantic' (2004 - Remaster)
  • 02. II. Andante Quasi Allegretto. - Symphony No. 4 in E Flat 'Romantic' (2004 - Remaster)
  • 03. III. Scherzo (Bewegt) & Trio (Nicht Zu Schnell). - Symphony No. 4 in E Flat 'Romantic' (2004 - Remaster)
  • 04. IV. Finale (Bewegt, Doch Nicht Zu Schnell). - Symphony No. 4 in E Flat 'Romantic' (2004 - Remaster)

ディスク   2

  • 01. I. Introduction (Adagio) - Allegro. - Symphony No. 5 in B Flat Major (1990 Digital Remaster)
  • 02. II. Adagio (Sehr Langsam). - Symphony No. 5 in B Flat Major (1990 Digital Remaster)
  • 03. III. Scherzo (Molto Vivace) & Trio (Schnell). - Symphony No. 5 in B Flat Major (1990 Digital Remaster)
  • 04. IV. Finale (Adagio - Allegro Moderato). - Symphony No. 5 in B Flat Major (1990 Digital Remaster)

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総合評価

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評価の分かれるクレンペラーのブルックナー...

投稿日:2020/12/01 (火)

評価の分かれるクレンペラーのブルックナーですが、6番だけは申し分のない名曲の名演であると思います。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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6番に、人気が無いと、ウオルター・レッグ...

投稿日:2018/04/07 (土)

6番に、人気が無いと、ウオルター・レッグが反対したというが、僕は、ブルックナーの交響曲の中では、6番が好きです。他には、4番と9番が大好きです。その意味では、このBOXは、いいですね。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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8番は最高の名演。 オケのアンサンブルは...

投稿日:2017/11/24 (金)

8番は最高の名演。 オケのアンサンブルは多少荒いし、第4楽章にカットはあるが。その欠点を差し引いても、素晴らしいブルックナー第8である。 これほど感動的な演奏は聴いたことがない。

ヨシ様 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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