ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲 ヘンリク・シェリング、オットー・クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団(1959年ライヴ)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT1353
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

シェリングとクレンペラーの共演によるベートーヴェン!
BBC所蔵の貴重な記録!

今回が初登場となるシェリングとクレンペラーによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。1957年秋のベートーヴェン・ツィクルス(その素晴らしい演奏の模様は「第九」やアラウとの協奏曲で聴くことが出来ます)に続いて、クレンペラーが指揮をした1959年のベートーヴェン・フェスティヴァル(1958年はクレンペラーの生死に関わるといわれた大火傷によってベイヌムが指揮をとりました)におけるコンサートのライヴ録音です。
 クレンペラーはこの年、全8回のコンサートを指揮、全9曲の交響曲のほか、序曲や3曲のピアノ協奏曲(独奏はアンソニー・ディ・ボナヴェントゥラ)が演奏されましたが、シェリングをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲の演奏は、中でもひときわ高い感銘を聴衆に与えました。
 「これほどの力強さ、輝かしさ、たくましさをもって、この作品に取り組めるヴァイオリニストが現在何人いるだろうか」と、当時のデイリー・テレグラフ紙も絶賛しています。実際、ここでのシェリングは彼独特の構成感と艶やかな音色、そして何よりもその貴族的ともいえる優雅さで全曲を圧倒し、聴き手を最後まで釘付けにしています。
 さらに、クレンペラーのサポートが凄い! 彼は1966年にメニューインとともにベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をEMIに録音していますが、何度もリハーサルや実演を重ねたにもかかわらず、本人にとって決して満足のいく出来栄えではありませんでした。また、1957年のツィクルスの際にも、トッシー・スピヴァコフスキーのソロで同曲を演奏しており、レコーディングの要望もありましたが、クレンペラーはそれを拒否。クレンペラーのベートーヴェンのスコアに対する妥協のない厳しい姿勢を完全に理解することは、並大抵のヴァイオリニストにとっては至難の業なのかもしれません。(当時41歳のシェリングはそんなクレンペラーの高い要求に応える演奏を成し遂げているといえます)
 前述しましたように、この1959年はクレンペラーが前年に致命傷ともいえる大火傷から不死鳥のごとく復活し、偉大なる巨匠へと変貌する基軸となった年。実際、ここで聴かれる演奏も、第1楽章から恐ろしく張り詰めたオーケストラの緊張感のなかで始まり、EMIのレコーディングにもまして際立つ木管群とここぞとばかりに叩きつけられるティンパニの強打に打ちのめされた後、クレンペラーでしか到達し得ないであろうあまりにも気高く崇高な第2楽章を経て、怒涛のコーダで終焉を迎える第3楽章で結ばれています(その結果は聴衆の拍手が物語っています)。
 このような一点もゆるがせにしない完璧な音楽のフォルムや輝かしい音色、そして何より志の高さを感じさせる高潔な精神性は、まさにクレンペラーの思い描く理想のベートーヴェン像の顕現と言えるでしょう。余白に収録されている「シャコンヌ」は、1967年(あの名演として名高いDGへの全曲録音と同じ年)に、BBCのために行われたスタジオ・ライヴにおける演奏。ここでもシェリングの音楽に対する真摯な姿勢は聴くものの胸を打ちます。

■ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
■J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004〜シャコンヌ
ヘンリック・シェリング(Vn)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1959年11月、1967年、ロンドン(モノラル)

収録曲   

  • 01. Concerto for Violin in D major, Op. 61
  • 02. Concerto for Violin in D major, Op. 61
  • 03. Concerto for Violin in D major, Op. 61
  • 04. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 5th movement, Chaconne

総合評価

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投稿日:2021/03/04 (木)

S=イッセルシュテット盤盤を長らく愛聴してきました。クレンペラーとの協演はまずクレンペラーの伴奏がものすごく、荘厳な構造物を見ているかのような印象を持ちます。シェリングの演奏も気高く気品にあふれた演奏で、私のベストアルバムとなっています。モノラルで音質が今一つではありますがあまり気になりません。素晴らしい演奏です。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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投稿日:2008/09/13 (土)

気高き名演!クレンペラーの伴奏はもはや伴奏の範疇をゆうに越え、渋く熱く語り尽くしています。重低音がしっかりしてコシのある、これぞドイツという響きで、イギリスのオケからこのような響きを作り出してしまうクレンペラーには、ただただ敬服するのみです。対するシェリングのヴァイオリンは、気品があって精神性を感じる素晴らしいもの。線がやや細いためか、クレンペラーとの間にギャップがあるように解釈する人もいるでしょう。しかし、「気高さ」の面では共に同じ方向を向いています。ややもすると鈍重になりそうなクレンペラーのバックに一条の光を差すシェリング。見事という他ありません。何より後のスタジオ録音にはない気迫がひしひしと伝わってくる辺り、さすがライヴ!S=イッセルシュテット盤やハイティンク盤も良いですが、シェリング好きならば是非当盤を!終演後の喝采にも納得の名演です。

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投稿日:2005/06/08 (水)

Testamentから発売されるクレンペラーのベートーヴェン楽曲はまさに至宝の山。堂々としたその構成力は聴く者を圧倒し、そしてベートーヴェンの精神を今に蘇らせている。まるで交響曲のような伴奏にシェリングの繊細なヴァイオリンが一筋の光を放ちながら曲は進んで行く。一見ミスマッチのようにも感じられるが、実にシェリングはクレンペラーと対等にベートーヴェンを構成している。クレンペラーの中にもう一つの違うベートーヴェンが内包されている秀演といえる。

kajaran fan さん | sapporo | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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