マーラー(1860-1911)
お気に入り登録して最新情報を手に入れよう!
マーラー(1860-1911) | CD、DVD、ブルーレイ(BD)、ゲーム、グッズなどを取り扱う【HMV&BOOKS online】では、コンビニ受け取り送料無料!国内最大級のECサイトです!いずれも、Pontaポイント利用可能!お得なキャンペーンや限定特典アイテムも多数!支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!
1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の
投稿日:2025/05/10
ハンマー3回の演奏。中間楽章はスケルツォ/アンダンテの順(ラインホルト・クービクの楽曲解説が性懲りもなくアンダンテ/スケルツォの「正しさ」を主張しているのは笑える)。全体として緩急の思い切った切り換えにこの指揮者らしい個性が感じ取れる演奏。「軽快な」(腹に響くリズムの重さが感じられない)第1楽章第1主題に対し、第2主題は端麗。カウベルの響く挿入部が遅いのに対し、コーダのアッチェレランドは鮮やか。アンダンテは比較的簡素にまとめるのが近年のトレンドなのに対し、この演奏は基本テンポが遅く(17:17)、しかもクライマックスはテンポを上げて大いに盛り上げるというバーンスタイン流。終楽章も第1主題群(イ短調)と第2主題(ニ長調/イ長調)のコントラストが克明につけられている。特徴的なのは再現部で、第2/第1主題の逆順再現、騎行のリズムと続いて、第2主題がまた主導権を奪い返した後の部分。ほんらい第2主題が最後の「凱歌をあげる」ように聴こえる部分だが、ここが極端に遅く、響き自体も脱力したように感じる。意図的な解釈だとしたら、「主人公」の敗北は第3の打撃(タムタム+大太鼓)と第3ハンマー以前に確定してしまっているように聴こえる。これはなかなか面白い。オケの技量に不満はないが、これまで通り、響きの厚みが感じられないのが最大の弱点。
村井 翔 さん |70代
投稿日:2025/03/24
隅々にまで磨かれた演奏。強響もさることながら、弱音部分での落ち着いた表現が素晴らしい。全曲をつなぐ流れに乗った丁寧な演奏に惹かれる。響きもよく録れており、特上席で聞くような満足感が得られる。このコンビは、やはり素晴らしい。
げたんは さん
投稿日:2025/02/21
バイエルン放送響とのマーラー三枚目だが、これまでの二枚には全く感心しなかった。9番はバーンスタイン/ベルリン・フィルのような一期一会の演奏じゃあるまいし、こんなに傷のあるライヴを無修正のままCDにするという神経がそもそも理解できない。6番はベルリン・フィルとの最初のライヴ(1987)がラトルのベストで、その後は録音を繰り返すたびに悪くなるばかり。けれども、7番だけは別で、録音するたびに良くなってゆく。彼にとって特別に相性のよい曲なのだろう。今回の新機軸は弦楽器のフレージングの使い分けで、「普通」のフレーズの他に、故意にアインザッツをずらした「ぼかし」、きわめてシャープな「鋭角」のフレーズを意図的に使い分けている。キリル・ペトレンコの7番(特にベルリン・フィルとの方)では、光が当たるべきすべての声部に等しく光が当たっているのに対し、こちらはハイライトとぼかしの使い分け。あちらが鮮麗なCGアニメとするなら、手仕事の肌理が細かいセルアニメといった印象。曲との相性で言えば、6番はペトレンコが絶対有利だが、7番なら好みの問題。 さらにこの曲、第4楽章と第5楽章の間に断絶のある作品だと私は理解していたが、この演奏では、終楽章は能天気な乱痴気騒ぎにとどまらず、ここにも「夜」(あるいは「狂気」)の音楽が入り込んでいるようだ。日本のオケでは2023年4月の大野/都響がそういう方向を目指した秀演だったが、全五楽章の統一を感じさせるような演奏になっている。
村井 翔 さん |70代
既に投票済みです
ありがとうございました
%%message%%