DVD 輸入盤

交響曲第9番 アバド&マーラー・ユーゲント管弦楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2054008
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

アバド&マーラー・ユーゲント/交響曲第9番(DVD)
新生ルツェルン祝祭管弦楽団との『復活』や第5番、進行中のベルリン・フィルとの交響曲シリーズも、2005年暮れに第4番を指揮すると報じられるなど、このところマーラーに意欲をみせているアバド。当DVDは、自らが創設に関わったグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラを率いた2004年4月のライヴで、かつてを上回るほどの精力を見せている現在のアバドを象徴するような、凄味のある美しさが圧倒的な演奏です。
 まず驚かされるのは、この若いオーケストラの俊敏きわまる反応の良さと、音の精度の高さでしょう。何しろマーラーが好きで好きでしょうがない人たちです。アバドの硬軟自在のアプローチをくまなく再現していく高度な演奏能力は、ソロ楽器の巧さも含めて実に見事なものです。
 音のパワーも若いだけに相当なもので、アバドならではのしなやかな旋律表現にここではしなるような強さが加わって、一種凄絶な美感を醸し出しています。
 第4楽章はやはり全曲の白眉と言うべきで、速めのテンポ設定でとうとうと流れる旋律の勢力と気迫には思わず聴き入るはかりです。
 なお、この第4楽章では、14分付近から会場の照明が徐々に暗くなり始め、終結部では楽員の楽譜を照らすライト以外はほとんど消えてしまうという演出が施されています。終演後、薄闇の中で余韻を噛み締めるように、拍手が始まってもなお目を閉じてを立ち尽すアバドの姿(約1分間)がたいへん印象的です。
  アバドには以前にウィーン・フィルとベルリン・フィルによるCD録音がありましたが、その表現意図がよりダイレクトに伝わるという点で、今回の演奏は過日に勝るものといえるのではないでしょうか。録音が非常に優れていることも手伝って、そうした印象を強く感じさせます。

・マーラー:交響曲第9番ニ長調

 グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音:2004年4月14日 ローマ、聖チェチーリア音楽院におけるライヴ録音

 Region Code: 0
 収録時間:約84分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo 、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1

【グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ】
1986年にアバドの提唱でウィーンにて創設、オーストリアの若手音楽家を中心に、チェコスロヴァキアやハンガリーなど東欧諸国の若手奏者を加えた陣容でスタート。
 1992年からはヨーロッパ全土にその門戸を開き、26歳以下の演奏家を対象に、毎年オーディションでメンバーを選抜しています。
 集中的な合宿と、それに続くコンサートでは、音楽監督アバドのほか、ブーレーズ、シャイー、ヤンソンス、小澤、ナガノ、ウェルザー=メストなどが指揮台に登場、毎年大がかりなツアーを行い、いわゆる“学生オケ”の常識をくつがえすその高度な演奏能力は、ルツェルン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ロンドン・プロムスなど国際的な音楽祭に次々と招かれていることでも証明済みです。
 同団の”卒業生”の多くがウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、ヨーロッパ各地の名門オケで活躍中。また、腕利きの精鋭集団、マーラー室内管弦楽団が、このマーラー・ユーゲント・オーケストラ出身者によって結成されたことはよく知られています。

ユーザーレビュー

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 もともと2005年に出たこの映像のDVDは持...

投稿日:2013/06/03 (月)

 もともと2005年に出たこの映像のDVDは持っていて、ちらりとつまみ食いで聴いたところアバド好きではないオレが「お、良さそうじゃない?」と思える演奏だった。しかし、この数年間、マーラーの9番を全曲聴き通すだけのエネルギーがなく、やっぱマーラーは中高〜引きこもってた大学時代のエネルギーのあり余っていた時代に聴くべきものだったんだなぁ、と思っていた。それが、ゴレンシテイン、バルビローリのSACD化、そして自分にとっての決定盤というべきバーンスタイン&イスラエル・フィル盤の登場により、数年ぶりにマーラーの9番を熱心に聴く気力が湧いてきたのである。  そこでちょうどBD化されたのが7この映像である。  そもそもアバドのマーラー映像シリーズは、アバドと演奏したいという世界中のプロオケメンバーを中心とした演奏者によって結成されたルツェルン祝祭管弦楽団との2003年のライヴの「復活」からスタートした。「復活」のみは音声としてDGからCD化もされたが、以後は映像のみのシリーズとして継続している。  とはいうものの、開始当初はコンセプトが確立していなかったのか、開始翌年の2004年にこの映像であるグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラとの9番のローマでのライヴが収録・発売された。  2011年に8番を除く完成した番号付きの曲(1-7, 9)の映像が揃った際にBDでのセット化がなされたが、その際には1-7番のみのセットとして発売され、9番は別売りで新規に2010年にルツェルン祝祭管弦楽団と収録した演奏が2011年1月にBD&DVDとして発売された。にもかかわらず、今回2012年に入ってからこの2004年の映像もBD化されたのだ。理由の一つとしては、映像シリーズのうちルツェルンの9番のみ別メーカーだったことがあるのだろう。しかし、それだけの理由であれば、2011年のBDセット化に際してこのマーラー・ユーゲント管がセットに含まれていても不思議ではない。にもかかわらず、BDセットには含まれず今回改めてBD化されたのは、当初BD化を予定されていなかったにもかかわらず演奏内容がBD化に相応しいと(もしかしたらアバド自身が?)判断されたからではないかと思う。  さて、片付けしつつのBGVのつもりであったが、第一楽章開始まもなく耳は釘付け。なんという演奏!! この曲にこういう切り口が可能だったのか!!  初夏のまだ涼しい早朝の朝露のきらめきのごとく、清冽な生命力に満ちた演奏!!  アバド自身が楽器を弾くがごとくの敏感さ。決め所で弦を下げ弓で弾く際の合奏の太くて情感に満ちた音色。刻々と移り変わりつつも瑞々しい息吹きは、決して腐臭に満ちた死の音楽、あるいはバーンスタインに代表される情念の音楽ではない。そういえば、9番の時期のマーラーに本当に死の影が観念としてではなく、現実として実感があったのか? そう考えれば、この曲は初期の表題的な自然描写を乗り越えた部分での、純音楽的なレベルでの自然・宇宙といった存在する事象への美しき心情吐露だったのではないか。とにかく、その鮮烈さに第一楽章の約30分があっという間であった。  アバドのマーラーの9番てこんなだったっけ?(なにしろ、初録音のDGから発売されたウィーン・フィルとのライヴ録音の印象が悪い)ということで、慌てて2010年にルツェルン祝祭管弦楽団と収録した映像のBDの第一楽章を再生。頑張って第一楽章だけは再生したが、清冽さはさほどなく、決め所での上げ弓と下げ弓の表情の区別にも鮮明さに欠ける。低音のどっしり感はあって、全体がきっちりしているので、まあ、アバドって普通はこうだよな〜、と思いつつ、第一楽章の約30分が終わるのが正直苦痛だった。  もちろん、聴いた順番にもよるかもと思い、もういちどマーラー・ユーゲント管の冒頭5分を再生。最初にトゥッティでノックアウト。清水の輝きの眩さのごとくにあまりにも美しい!!  ここまでで、第一楽章×2を聴いていたので、さすがに全曲聴き通すのは無理と判断して第四楽章を再生。ここでも第一楽章と同様の印象。いや、最後には一瞬虹の輝きも差し込むようだ。こんなに幸せなマーラーの9番の第四楽章があっただろうか!!  映像としては、第四楽章途中で客席の照明を落とし、舞台の照明も最小限にする。少々あざといという意見もあるだろうが、そもそもこの曲が最後まで明るい中でそうされること自体がいかがなものか、とも思わなくもないので、これはありだろう。  そして、暗闇に浮かぶ指揮者の姿が永遠に続くかと思えるような沈黙の後、徐々に始まる拍手。そして、いかにもイタリアの観客らしく激しい歓呼に至る。  バーンスタイン&ウィーン・フィルのDVDがバーンスタインのベストとは程遠い以上、この映像は現状で求め得るマーラーの9番の最上の映像であろう。

ひばりの舌 さん | 佐賀県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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