銃口 上 角川文庫

三浦綾子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041437254
ISBN 10 : 4041437253
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,440p

商品説明

昭和初期、軍国主義の台頭に苦しむ若き教師の物語。

昭和元年、旭川の小学生竜太は、担任に憧れ、教師になった。理想の教育に燃える彼を阻むものは、軍国主義の勢いであった。

内容詳細

「どうしたらよいか迷った時は、自分の損になる方を選ぶといい」小学校の担任坂部の信念と優しさに強い影響を受けた北森竜太は、タコ部屋の朝鮮人労働者を匿う温かい家庭で成長し、昭和12年に教師になった。炭鉱町の小学校で「綴り方」の授業を推進するなど教育の理想を目指す竜太のもとに、言論統制の暗い影が忍びよる―。戦争に突入する昭和10年代の事件と世相を背景に、青年教師の愛と苦悩を描いた感動大作。

【著者紹介】
三浦綾子 : 1922年、北海道旭川市生まれ。旭川市立高女卒。59年、三浦光世と結婚。64年、朝日新聞社の懸賞小説に『氷点』が入選、国民的ベストセラーとなる。人間の愛、原罪、祈りなどをテーマに、『塩狩峠』『海嶺』『銃口』『母』など多数の著書を遺した。99年、77歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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1940年の思想弾圧事件「北海道綴方教育連盟...

投稿日:2019/01/11 (金)

1940年の思想弾圧事件「北海道綴方教育連盟事件」をモデルにした小説。念願をかなえ教師となった竜太は炭鉱の町の小学校へ赴任する。教師になるきっかけとなった同級生の芳子との愛と生徒たちへの愛は、竜太の大きな喜びだったが、昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で逮捕される。全く納得できない容疑だったが… 戦争というものが、いかに庶民に生きづらさをもたらすかが描かれているが、救いは竜太と芳子の一途な愛と、民族や国家を超えて、一個人として自らの足元を見続けた人々の生きざまだ。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • あつひめ さん

    今の時期に読むのはよいかも。新聞で紹介されていた。今の日本の政治、誰のための法律。三浦さんの描く世界はいつも弱いものを守る紳士的な人が出てきて導いてくれる。北海道在住だからなのか…時代がちがっても土地の距離感は変わらないからあの頃を気候も含めて想像できる。言いたいことが言えないってどんな風になるんだろう。誰が味方かもわからなくなりそうな時代を先祖は過ごしてきたんだな。私たちがしっかり見据えないと日本はどこかに行ってしまいそう…と、上巻だけでも感じた。早速、下巻にいきます。

  • 優希 さん

    昭和初期を背景に、青年教師の愛と苦悩を描いているせいか、グイグイのめり込みました。小学校時代の恩師の信念と優しさに影響され、教師となった竜太ですが、言語統制の厳しい現実にさらされます。言論の自由がない時代は、子供たちに自由に作文を書かせるだけで危険思想になるというのが辛く感じました。その結果逮捕までされるのですから、恐ろしい時代に見えました。逮捕された竜太の運命はどうなるのか気になります。芳子への想いの行く末もどうなるのでしょう。言語統制の治安維持国家の厳しさを見たようでした。

  • Taka さん

    大正期から戦争前夜、質屋の倅が成長する過程の話。上巻は尊敬できる恩師に憧れて教師を目指し、実現するところまで。この先どうなるのか全く読めないが、すぐにでも続きが読みたい。下巻の調達方法を考えねば。。

  • shohji さん

    大正天皇の御大葬の日を作文に書いた小学3年の竜太は先生に殴られた。天皇を軽んじたという理由だった。竜太は小説に出てくるような立派な大人には実際に出会ったことがないな、と考えるような本好きの賢い少年だった。神棚に神はいるのか、天皇と神は同じか、子供たちの疑問は尤もである。その後、高学年の時に出会った教師の影響で竜太も教職につくことになる。しかし日本は軍国主義に突き進み言論統制、思想調査など「世の中がなだれを打って流されている」暗い時代に。教育に夢を持ち結婚を控えた竜太にも暗い影が忍び寄っていた。下巻へ続く。

  • 豚山田 さん

    予備知識なしで読んでます。これがどんな物語なのか、氏がどういう作風を持っているのか、全く手さぐりで恐る恐るページを捲っていました。なので上巻の前半は何を期待して読むべきかも分からず、取り敢えず文字を消化するだけという体になっていましたが、竜太が成人になってからは俄然面白くなってきましたね。というか所謂フラグが立ちまくっていて、徐々に嫌な予感しかしないという感じに。長年想いを寄せていた娘と婚約し、3年後に一人前になったら結婚しましょうなんて、とんでもないフラグを立ててくれたものです。下巻は一気読みの予感が。

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人物・団体紹介

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三浦綾子

1922年4月25日、北海道旭川市に生まれる。1939年、高等女学校を卒業後、尋常小学校の代用教員を務め、45年に敗戦を迎える。教師を辞した翌46年、肺結核を発病、13年に及ぶ闘病生活が始まる。48年、幼なじみの前川正と再会。52年、脊椎カリエスと診断される。同年、前川に導かれ病床でキリスト教の洗礼

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