護られなかった者たちへ 宝島社文庫

中山七里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784299006332
ISBN 10 : 429900633X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
477p;16

内容詳細

号泣必至!
佐藤健、阿部寛出演!
10月1日映画公開予定の「骨太社会派ヒューマン・ミステリー」ついに文庫化です。


誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。
怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
しかし事件の数日前に、一人の模範囚が出所しており、男は過去に起きたある出来事の関係者を追っているらしい。そして第二の被害者が発見され――。
社会福祉と人々の正義が交差したときに、あなたの脳裏に浮かぶ人物は誰か。

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本作では今の日本が抱えている構造的な問題...

投稿日:2021/07/29 (木)

本作では今の日本が抱えている構造的な問題が描かれいて、とても他人事には思えず、餓死の描写の場面では胸が締め付けられる気持ちになりました。日本の生活保護システムに関して今後行政からこぼれ落ちていく人達が出てこないことを祈るばかりです。自身のことも含めいろいろと考えさせられる作品です。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ponpon さん

    仙台周辺を舞台とした社会派ミステリー。社会福祉事務所の関係者が拘束された餓死体で発見。8年前に生活保護申請却下への腹いせで職員に暴行を加えて放火した人物が捜査線上に浮かぶが…。容疑者の人物描写に違和感はあったのですが、最後の決着はビックリ。そう来るかと感心する他なし。殺害された2人については同情しか無い。強力に抑制しなければ際限なく増加するもの。だからと言って増税は許されないという綺麗事では済まない問題の尻拭いをしているのが彼ら。といった感じでテーマも優れているし、何より物語としても面白い。満足の一冊。

  • 海月 さん

    Kindle Unlimitedにて運良くあったので読破。 映画広告が沢山あったので気になってまずは原作読みましたが…これは重い。生活保護の内容はノンフィクションな感じで訴えかける内容は凄く重く、日本の見えないフリをされてる問題そのものな気がしました。その中にミステリー要素を加えた作品です。 ただ正直東野圭吾先生を読み浅くってる自分的には途中でもしや…と犯人が予想通りになってしまいました。それはそれで正解が当たると楽しいのですが(笑) 初めの通り重いので映画はDVD待とうと思います。

  • machi☺︎︎゛ さん

    人が良くて人から恨まれるなんてとんでもないような役人が殺された。しかも空き家に何日も放置され餓死という形で。そしてまた同じような餓死による殺人事件が起こる。それを追う刑事。初めは殺された家族目線と警察の調査した話を読んで同情しかなかったけれど、護られなかった者たちが出てきてからは見方が180度変わったものになった。実際、現実にも起こるような話で私1人では何も出来ないだろうけど、何かしないといけないような焦燥感に駆られた。

  • あきら さん

    とても考えさせられるテーマ。 世の中知らないこと、見えてないことが多すぎる。 色眼鏡で見ていることが多すぎる。 色んな人に読んでもらいたいお話でした。

  • りゅう☆ さん

    善人、人格者が餓死という残酷方法で殺害された。東日本大震災で妻と息子を失った苫篠が捜査する。殺害された二人はかつて福祉保険事務所で生活保護担当だった。生活保護を必要としてる人がいるのに不正受給がある現状に憤りを感じる。捜査線上に上がった容疑者はかつて彼らに暴力を振るい事務所を放火して刑務所にいた利根。なぜ利根がそのような行為に至ったのか?「家族の死」の章は本当にいたたまれない。第三の殺人の行方は?どんでん返しの中山さんなので素直にコトが進むとは思わなかったけど、やはりそうきたか…。切ないの一言に尽きます。

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人物・団体紹介

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中山七里

1961年岐阜県生まれ。2009年、『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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