えんの松原 福音館文庫

伊藤遊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834080445
ISBN 10 : 4834080447
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
406p;17

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読書メーターレビュー

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  • りー さん

    東宮憲平親王(後の冷泉帝)にとりついた怨霊をめぐる物語。児童書らしく少年が主人公ですが、これを少女に変えたら充分ラノベでもいけるのではないかと思います。脇役も婆キャラが特に良い。ただし、文章が整っていて遊びがない。能を一曲見終えたような気分です。昭和に出版されたのかと思うくらい重厚な装丁は、趣きはあるのですが読者は増えないだろうなぁと思うと残念。怨霊たちの描きかたも好みで、岡野さんの漫画版「陰陽師」の祐姫を思い出しました。この作家さんの別の本も読んでみたいです。いやー、良い作家をみつけました。

  • 鮎 さん

    仔細あって女童の姿で宮中に紛れ暮らす少年音羽丸と、怨霊に取り憑かれた孤独な東宮憲平。神鏡の眠る部屋で出会った二人は、やがて怨霊の巣食う〈えんの松原〉へと導かれていく。憲平に祟る怨霊の正体が知れたとき、恐れは深い哀しみに変わる。そして人の業が招く闇の深さを思う。結末は予想できるものだったけれど、音羽がそこに至るまでには伴内侍のわかりにくい愛情と、亡き両親との温かな記憶、離れた叔母との絆があったことを忘れたくない。それは憲平にとっての監でもある。夏君や綾若などの脇役も楽しく、読後さわやかな良作。再読する!

  • Yuko さん

    <栄華を極める花の都のまん中に、怨霊たちのすみかがあった。何者かに祟られた若き皇子・憲平と女装の少年・音羽は真実を求めて世の闇、人の心の闇へと深く分け入ってゆく。絶望をこえる勇気、結び合う絆の力、魂の再生の物語。> 2001年 「鬼の橋」に続いて著者2冊目。えんの松原がない世界は果たしてよい世界なのか?切り倒し、更地にし、見えないようにしてしまうのが良いことなのか?児童文学のジャンルを突き抜けて大人も、いや、大人だからこそ、より味わい深い。

  • sakko/さよ さん

    再読。ひさびさでしたが、やっぱりこの本大好き。生意気で無鉄砲な音羽丸の男の子らしい可愛さがたまらんのですが、そんな子が女のなりして内裏で働いているというギャップいいよね。憲平の苦悩と健気さ。身分の違う二人の友情。見守るばば様たち、伴内侍の不器用な優しさ。明るい未来を予感させるような大団円。良児童書。とにかくむっちゃすきー! 音羽が言う、怨霊が忘れられた世の中はもっと恐ろしい というのは深いなあ。

  • かたばみ さん

    鬼の橋もよかったけれど、えんの松原、すごくよかった!!諸事情により女童の姿をしている少年乙羽(丸)と、怨霊にとり憑かれ伏せがちな東宮憲平。憲平にとりついている怨霊の正体とは・・・。ラストの乙羽の言葉「怨霊のいない世の中というものは、ほんとうにいい世の中なんだろうか」。悲しい思いをしたまま死んでしまった人間のことを忘れてしまう世の中は恐ろしいという。深い。

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人物・団体紹介

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伊藤遊

1974年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム研究員。専門は民俗学、マンガ研究

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