数の日本史 講談社学術文庫

伊達宗行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065412824
ISBN 10 : 406541282X
フォーマット
出版社
発行年月
2025年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

暗算は得意なのに、なぜ日本人に理数嫌いが多いのか。その原因には、歴史的・構造的な要因があるのではないか?
物理学の泰斗がそんな素朴な疑問から、古来、人間の文化・文明に欠かせない「数の知識」と日本人社会とのかかわりを、たどってみるとーー。
12進法を使って土木建築を行ったといわれる縄文時代、ピタゴラスの定理で平城京を作り、飛鳥時代に日本初の元嘉暦を生む。奈良時代には正確な計測が不可欠な班田収授の法を採用するも、平安時代には「金勘定はいやしい仕事」と一気に理数離れが起こるーー。江戸時代の寺子屋と算術教育、日本初のサイエンス・和算の誕生、明治時代の算術から算数への大変換、そして戦後の数教育まで、5000年超の通史を豊富なエピソードで活写。理数科は単なる技術を支える手段ではない。数理に対する関心と尊敬心が高まる、ユニークな数学読本!/解説:上野健爾(京都大学名誉教授 四日市大学関孝和数学研究所長)

筆者の言葉)
「歴史家は数学に興味を持たない人が多く、科学史家はそれぞれの専門を守っている。理系に身を置いてはいるが、数学や歴史学に素人の筆者が本誌を書くに至ったのは、こんな事情であまり知られていない数の日本史に、現代人に強く訴えるものがあると感じたからである。
(中略) 社会の専門化によって閉塞感に悩んでいる現代知識人にとって、日本文化の意外な再発見と解放感をもたらすだろう」


【著者紹介】
伊達宗行 : 1929年、宮城県生まれ。東北大学理学部卒業。同大学院理学研究科物理専攻中退。物性物理学専攻。大阪大学名誉教授。日本物理学会会長、日本原子力研究所先端基礎研究センター長などを歴任。2023年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    本書は、筆者の言葉に依るのがいい:「「歴史家は数学に興味を持たない人が多く、科学史家はそれぞれの専門を守っている。理系に身を置いてはいるが、数学や歴史学に素人の筆者が本書を書くに至ったのは、こんな事情であまり知られていない数の日本史に、現代人に強く訴えるものがあると感じたからである。(以下略)」  本書を読み始めた頃、以下のように書いた:

  • へくとぱすかる さん

    数学が苦手? しかし江戸期の『塵劫記』の流行を見れば、数学遊戯を楽しんだ人、商業など実用に役立つものとして学んだ人も多くいた。数学知識を遊ぶのは『万葉集』の時代からあるが、平安朝に入ると数学自体が衰退していく。ただ実用的な数学は書物に書かれずに連綿と伝えられたらしい。この辺の史料に乏しい謎解きは今後の課題のようだ。本書は数学からみた日本史であり、現代の教育(数学に限らず)への提言の書でもあるので、論説の途中に批評が挟まる個所も多くある。私見だけどパズル本の流行は、日本人が本当は数学好きである証拠だと思う。

  • てつ さん

    優れた書です。単なる数学の歴史ではなく、日本人の生活史の中での数の意味などから始まって、和算、西洋数学の導入、さらには数学教育の問題点までしっかりと説明してくれる。数学の先生の必読書だと思うし、細かな計算も中学までの知識でなんとかなる。白眉は後半にある、円周率を3で教えることの愚かさや、昔から何気なく使っている四捨五入の意味を教えないことの影響。全ての人は読むべきです。お勧め!

  • 中村禎史 さん

    物理学の先生が書いた、日本の算数・数学の歴史。度時代の社会状況等も踏まえる。特に江戸時代の塵劫記、和算以降の歴史が興味深い。筆者:伊達先生の現代(2002年時点)の算数・数学教育に対する問題提起も面白い。但し室町期に日本で流通した銅銭を明銭(正しくは宋銭のはず)とする等、室町以前の歴史叙述には所々疑問あり。以下気づき点。 ・「ひとつ」「ふたつ」、、は古代の数詞。20は「はた(ち)」。「いち」「に」、、は現代の数詞。 ・中国では漢代に既に数学全書的な「九章算術」あり、面積計算の他、開平方等も示す。

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