竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像 講談社文庫

佐々木実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065210901
ISBN 10 : 4065210909
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;15

内容詳細

この国を超格差社会に変えてしまったのはこの男だった!経済学者、国会議員、企業経営者の顔を使い分け、「日本の構造改革」を20年にわたり推し進めてきた“剛腕”竹中平蔵。猛烈な野心と虚実相半ばする人生を、徹底した取材で描き切る、大宅壮一ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞ダブル受賞の評伝。

【著者紹介】
佐々木実 : 1966年大阪府出身。大阪の大学経済学部を卒業後、91年に日本経済新聞社に入社。東京本社経済部、名古屋支社に勤務。95年に退社し、フリーランスのジャーナリストとして活動している。2013年に出版した『市場と権力―「改革」に憑かれた経済学者の肖像』(小社刊)で第45回大宅壮一ノンフィクション賞と第12回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。社会的共通資本の経済学を提唱した宇沢弘文に師事し、彼の生涯を描いた『資本主義と闘った男―宇沢弘文と経済学の世界』(小社刊)で第6回城山三郎賞と第19回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞をダブル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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非正規社員という格差社会の根元に竹中氏の...

投稿日:2021/03/21 (日)

非正規社員という格差社会の根元に竹中氏の名が刻まれていることはある意味20年間の総括でもある。 新自由社会の理想を掲げ、経済を生活から学問に風化させた責任は重い。 新型コロナ社会になり、この問題が多くの国民を苦しめる。 経済学者が政治家に転身する際に、 政治とは生活と気づくべきであった。 「トリクルダウン」によって富裕層だけでなく、全体利益となると称した結果が、現在の社会不安の基盤となっている。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • hatayan さん

    20世紀から21世紀の変わり目で政府の経済政策を差配、日本社会を大きく変質させた経済学者・竹中平蔵の評伝。経済学を政治権力に接近するための道具と考えていた竹中は、アメリカで培った人脈と経済学の博士号を武器に手段を選ばず時の政権に接近。小泉政権では郵政民営化の理論武装を担い、金融担当大臣としてメガバンクの再編を強行。個人の自己責任と自助努力を基本とした競争社会の構築を提言、社会の格差を拡げました。よくいえば柔軟だが悪く言えば節操がない竹中。改革で発生した利益を取り込む工夫にも長けていた側面にも触れています。

  • shikada さん

    竹中平蔵氏のルーツと、いかに政策に関わったかの経過をまとめた一冊。開発銀行に入社して、アメリカ留学して経済学を学び、大蔵省に出向して...と彼がどこでどんな影響を受けてきたのかの部分が興味深かった。派遣事業の利益相反問題くらいしか知らなかったけど、小泉政権時代から政策に根深く絡んでいたことがわかった。ただ小泉政権の構造改革については、本書のエピソードを理解するには自分に知識がなさすぎて、そのへんをきちんと調べようと思った。

  • タカボー さん

    これは凄いな。いまだ現役の人をここまでヒールに書くのは見た事が無い。私は冷静に、そもそも商売は欲が無いとできなくて、経済発展の原動力は欲だし、会社のヒエラルキーも欲を利用したシステムだと思う。競争は必要悪であり、経済大国日本のGDPが2位から3位に落ちて嬉しいと思った日本人、将来ヨーロッパの国や韓国に抜かれて10位になっても良いと思ってる日本人はほとんどいないはず。繰延税金資産を巡るりそな銀行のドキュメントは経済小説やビジネス書を凌ぐ。税効果会計をわかりやすく説明してるし、ドキドキ感もある。

  • lily さん

    小泉政権で郵政民営化を理論武装した「経済学者」竹中平蔵の評伝。和歌山にある靴屋の息子がありあまる向上心で頭角を現し、一橋大学に入学。その後はアメリカに留学し…と絵にかいたようなエリートだが、そこで学んだフリードマンやハイエクの新自由主義は格差拡大を助長する「勝ち組」の発想。そして現在はその格差を固定化させる人材派遣会社パソナの会長と、資本主義の権化っぷりを如何なく発揮している。彼がコミットした「B層(IQが低く、構造改革には賛成)」への戦略もさすが。発想から何から全く相いれないことが再確認できた一冊。

  • ゆうすけ さん

    毀誉褒貶激しい竹中平蔵がどのようにして権力に取り入って行ったのかを描くノンフィクション。連載されていたのが2005年あたりで単行本が2013年、45回の大宅賞を受賞している。小泉政権から20年間経ったのかという隔世の感がある。小泉も政界を引退し、時の首相がいくら変わっても竹中「だけ」はしぶとく生き残っているのは驚くべきことだ。その才能ゆえなのか。題名では「改革」となっているが個人的には「経済学者」と書くべきですね。全然学者じゃない。いつの時代にもこういう人物が出てくるのは仕方ないとは思います。

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佐々木実

1966年大阪府出身。大阪の大学経済学部を卒業後、91年に日本経済新聞社に入社。東京本社経済部、名古屋支社に勤務。95年に退社し、フリーランスのジャーナリストとして活動している。2013年に出版した『市場と権力―「改革」に憑かれた経済学者の肖像』(小社刊)で第45回大宅壮一ノンフィクション賞と第12

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