あえのがたり

加藤シゲアキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065378762
ISBN 10 : 4065378761
フォーマット
出版社
発行年月
2025年01月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

2024年元旦、能登半島を襲った大地震によって多くの人が傷つけられました。

残念ながら、小説を読むだけでは暖を取ることも、おなかを満たすこともできません。
ですが、いつか、魂を励まし、心に寄り添える力が物語には宿っていると信じています。
奥能登地域の農家では、古くから稲作を守る“田の神様”を祀り、感謝をささげる「あえのこと」という儀礼が行われてきました。
「あえ=おもてなし」、「こと=祭り」をあらわします。
物語によるおもてなし「あえのがたり」のために集まったのは、今、もっとも新作を待たれている10人の小説家。

10人の作家による、1万字の物語によるおもてなしをご堪能下さいませ。

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読書メーターレビュー

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  • ナミのママ さん

    加藤シゲアキ、朝井リョウ、今村昌弘、蝉谷めぐ美、荒木あかね、麻布競馬場、柚木麻子、小川哲、佐藤究、今村翔吾(敬称略)10名による能登半島チャリティー短編小説集。巻頭と巻末の2作品できれいにまとまり、あいだの8作品は画一的なテーマでないのがとても良かった。若手の作家達が寄稿したのも嬉しい。チャリティーの趣旨に賛同してリアル書店にて新刊購入。加藤シゲアキさん、佐藤究さんの作品が好み。麻布競馬場さんのオチににんまり。今村翔吾さんの大きさに心が洗われた。

  • サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥 さん

    (2025-18)加藤さんが発起人となった能登半島災害チャリティ小説。タイトルの「あえ」とは「おもてなし」のこと。10人の作家さんによる10話のおもてなし。既読の作家は5人で、5人が初めましての作家さん。こうしたアンソロジーは知らない作家を知る良い機会でもある。ミステリーあり、SFありの10作品。付属の特別鼎談には「災害に見舞われた時、小説にできることは多くはありません。けれど、いつか立ち上がる日が来た時に心を支え、寄り添うことはできると信じています」とある。私もそう信じたい。★★★+

  • アーちゃん さん

    ”十人の作家による一万字のおもてなし”令和6年能登半島地震を対象とした応援チャリティ企画。小説で復興を助けるのならと購入。初読みは加藤シゲアキ、荒木あかね、麻布競馬場の三人。一番良かったのは蝉谷めぐ実さん「溶姫の赤門」。能登とおもてなしのテーマを見事にこなしていると思う。柚木麻子さん「限界遠藤のおもてなしチャレンジ」と小川哲さん「エデンの東」に思わず笑ってしまった。また佐藤究さん「人新世爆発に関する最初の報告」が妙に印象に残った。

  • 猫ぴょん さん

    10人の作家さん☺️短いのでサクッと読める。 1話め、加藤シゲアキさん作「そこをみあげる」はファンタジー色が強いかな。犯罪は良くない(当たり前)けど優しくまとまっていて爽やか。 初読み作家、麻布競馬場さんの「カレーパーティー」が好き。今村翔吾さん「夢見の太郎」安定の面白さ。語り口が好き。 良きチャリティ小説でございました😊被災地の1日も早い復興をお祈りいたします。

  • まぁみ さん

    チャリティー本。とは言えジャンルの異なる執筆者たちの豪華なことこの上ない。好きな作家さんばかりなのでまぁ幸せでした♪おもてなしがテーマだけど、単純さがなくて多彩。装丁もステキだ。みな、読もうぜ!

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人物・団体紹介

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加藤シゲアキ

1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。「NEWS」のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。’21年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞と高校生直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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