つむじ風食堂の夜 ちくま文庫

吉田篤弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480421746
ISBN 10 : 4480421742
フォーマット
出版社
発行年月
2005年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,189p

商品説明

それは、笑いのこぼれる夜。――食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともしていた。

懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説。

内容詳細

懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説。

【著者紹介】
吉田篤弘 : 1962年東京生まれ。1998年より、パートナーの吉田浩美とともに、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作および装幀の仕事を続けてきた。2001年、講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞。また、同商會の活動とは別に小説作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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毎夜常連客は十字路の角のレストランでいろ...

投稿日:2010/10/12 (火)

毎夜常連客は十字路の角のレストランでいろいろなトピックスを話します。昔僕はレストランでつとめました。この本を読んだ時いろいろな記憶を浮かべました。しかし大部分の記憶は悪いです。時々客は怒りました。『どうして食事は遅い』と叫びました。一方つむじ風食堂の夜はレラキシン雰囲気を感じます。レストランでつとめる方の良い夢はこの本です。

中国人 さん | CANADA | 不明

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    黄昏から夜のしじまへと向かう時間。そして空間は、どことも知れぬ月舟町。どこか懐かしさの漂う街だ。豆腐屋さんがあったりもするけれど、それはどこかパリの下町―そう例えばモンパルナス界隈を想わせたりもする。あるいは、「あとがき」に出てくるリスボンの寂しさも似あうかも知れない。物語に大きな起伏のないところもいい。恋だって、そのほんの入り口まで。小説の中の色彩は終始モノトーンだ。珈琲の香りと、微かにクロケットの匂いはあるが、ここには音がない。静かな静かな界隈なのだ。たまさかに吹くつむじ風は、読者をも消滅へと誘う。

  • へくとぱすかる さん

    街の中の小食堂に集まる人々の、ちょっとした出来事、心のさざ波。クラフトエヴィング商会らしく、悲壮感のない、どこか人工的な雰囲気につつまれて、物語というより日常の風景を切り取った作品。深刻な、文学文学した(?)小説世界からは、遠く切り離された、星新一や別役実の作品に通じるような世界を感じる。長編だけど連作短編として気楽に読んで、しかし心に沁みた。

  • ダリヤ さん

    つむじかぜにのって、しょくどうにあつまるひとびとがかわす、かいわ。くろけっと、えすぷれっそ、おれんじ、てじな。こころがあたたまる、そんなおはなしたち。とうがらしのふるほんをかうときのおはなしがとてもすきで、なんどもよみかえしてしまいました。

  • seacalf さん

    『あなたはまだこの面白い小説を知らない』青山ブックセンター六本木店で、三年連続、すべての本の売り上げ第一位。この文庫本には、そんな帯がついていた。ミーハーな自分はテンションが上がるではないか。クラフト・エヴィング商會の人なのでデザイン性が強く、良くも悪くも軽やか。お気に入りになりそうな可愛いらしい人々が登場し、さらっと読めるので癒し効果は高め。個人的には「月舟町」より「月光町」の方が数倍魅力的かな。それにしても、この作品が三年連続売り上げ一位???うむむ。

  • hnzwd さん

    月舟町という小さな町を舞台にした連作短編集。一話ごとに何か結論がある訳では無いんですが、たんたんと静かに、柔らかな表現で描かれる優しさが、心に染み込んでくるようでした。一冊通しても劇的な事件は何も起きないのに、なぜかやる気を貰った気がしました。何故もっと早く読まなかったのか、と後悔させられることがあるのですが、そんな一冊に出会えました。

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