雨の島

呉明益

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309208398
ISBN 10 : 4309208398
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
及川茜 ,  
追加情報
:
249p;20

内容詳細

元神話学教授のチーズ職人の家に養子として迎えられた、難病のミミズ研究者の物語「闇夜、黒い大地と黒い山」。鳥の声を聴き取る自閉症の鳥類行動学者が、母の死をきっかけに聴力を失い、新たな言語を構築していく「人はいかにして言語を学ぶか」。植物状態にある恋人のツリークライマーに負い目を感じる主人公が、臨死体験を利用した治療法に身を委ねる「アイスシールドの森」。無差別殺人事件で妻を失った弁護士が、未完成の妻の小説に登場する絶滅種を追い求める「雲は高度二千メートルに」。海に惹きつけられた四人の男女が、絶滅したクロマグロを探す旅に出る「とこしえに受胎する女性」。中華商場で子どもたちを魅了した一羽の鷹と、その持ち主である叔父さんをめぐる追憶の物語「サシバ、ベンガル虎および七人の少年少女」。緩やかに連関しつつ紡がれる自然と人間の大いなる物語。現代台湾を代表する作家のネイチャーライティング・フィクション。

【著者紹介】
呉明益 : 1971年、台湾・台北生まれ。現代台湾を代表する小説家、エッセイスト。国立東華大学華文文学科教授。輔仁大学マスメディア学部卒業後、国立中央大学中国文学部で博士号取得。1997年、短篇集『本日公休』でデビュー。2011年に発表した長篇『複眼人』と短篇集『歩道橋の魔術師』で一躍脚光を浴び、世界的にも高い評価を得る。また、ネイチャーライティングでは、写真とイラストを交えたエッセイ『迷蝶誌』(2000)、『蝶道』(03)のほか、アンソロジーも編集する。現在、各国語で翻訳が進んでいる。受賞多数

及川茜 : 東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    連作短編 表紙や挿絵の植物画も作者。センス良い。 最期の話は台湾映画になりそうないい感じです。 他のはやや読みにくい。 主人公は理系の人々。 ネイチャーライティングという台湾独自?の今風分野らしい。

  • けんさん さん

    『伊与原新 + 恒川光太郎 = 呉明益:えっ、マジ!!』 初読み台湾作家による、ミミズ、野鳥、森、雲豹、クロマグロ、鷹などを題材としたネイチャーライティング小説。自然科学に根ざした細かな描写と独特な世界観は、まるで、台湾版 伊与原新+恒川光太郎 かと思いました!

  • ぱせり さん

    あまりに小さくて孤独な六人の主人公たちが、どこまでも進出し浸食しようとする人間社会の手に、からめとられもせずにいる姿は、痛ましくも逞しくも感じる。六つの物語が新しい神話のように思えてくる。物語の主人公たちが、神話の扉の鍵を開こうとしているように思える。

  • NowHere さん

    短篇(連作)集。「中華商場の少年たち」「自然と人間」「感傷的に堕さないエスニシティ」という、過去作でも見られた要素が今回ガン積みされてた。動植物の描写が詩的かつ細やかで、『自転車泥棒』の自転車語りでも思ったけど呉明益はけっこうガジェット好きというかフェティッシュなところがあるのかなと思った。最後の仔虎が出てくる話が印象深く、個人的な話だけど寅年最初に読んだ本がこれでよかった。超おもしろかった。

  • あみちゃんこ♀ さん

    いやー、初めての台湾文学!ところどころ難しかったり「え!ここで?!」と驚いたりしたけど、兎にも角にもこんなに自然に向き合っている作者さん、尊敬します。挿絵も素晴らしすぎて、天は二物も三物も与えてるなぁ…。 特に「闇夜、黒い大地と黒い山」が好きだった。大きくなれなかった女性の劣等感やミミズへの探究心、性の目覚めの描写は見事。 前の短編に出てきた登場人物が、後の編に出てきたりして、嬉々として読めたのも、良かった点。 ネイチャーライティングというジャンルがあるのも初めて知った。

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呉明益

1971年、台北生まれ。現代台湾を代表する作家・エッセイスト。国立東華大学教授。97年『本日公休』でデビュー。幅広いジャンルで創作を続ける

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