天正伊賀の乱 信長を本気にさせた伊賀衆の意地 中公新書

和田裕弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121026453
ISBN 10 : 4121026454
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
260p;18

内容詳細

三重県西部の伊賀市・名張市エリアはかつて伊賀国と呼ばれた。戦国時代、この小国は統治者がおらず、在地領主たちが割拠していた。一五七九年、織田信長の次男信雄は独断でこの地に侵攻。挙国体制で迎え撃った伊賀衆は地の利を生かして巧みに抗戦し、信雄は惨敗を喫した。信長から厳しく叱責された信雄は翌々年、大軍勢を率いて再び襲いかかる―。文献を博捜した著者が、強大な外敵と伊賀衆が繰り広げた攻防を描く。

目次 : 序章 伊賀国の特殊性/ 第1章 乱勃発前夜/ 第2章 織田信長と伊賀衆の関係/ 第3章 北畠信雄の独断と挫折―第一次天正伊賀の乱/ 第4章 織田軍の大侵攻―第二次天正伊賀の乱/ 第5章 伊賀衆残党の蜂起―第三次天正伊賀の乱/ 終章 近世の幕開き

【著者紹介】
和田裕弘 : 1962年(昭和37年)、奈良県に生まれる。戦国史研究家。織豊期研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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珍しいテーマだなと思って読んでみたのだけ...

投稿日:2021/06/16 (水)

珍しいテーマだなと思って読んでみたのだけれど、やっぱり資料的にわからないところがたくさんあるようだった。一つ気付かされたのは、伊賀はもともと六角氏の勢力圏で、その繋がりで信長とはしっくり来ないものがあったであろうというところ。この辺りも室町時代の研究がより進めば、わかって来ることも多い気がする。

kam さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ さん

    司馬遼太郎の『梟の城』で語られる程度しか知らなかった天正伊賀の乱だが、天下人の座を固めつつあった信長に国ぐるみで反抗した唯一の事例として再評価されるべきだろう。天下統一の趨勢には何の影響なかったが、長いものに巻かれるのを拒んだ国衆が織田の大軍に攻められ全滅するまで戦ったことは他にないのだから。山がちの地形でゲリラ戦を展開するため忍びの者が生まれたとの説も納得できるもので、良質な史料に拠る綿密な調査で裏付けている。戦国期は戦乱続きであったが、強力な権力に支配されない自由を享受できた時代だったのかもしれない。

  • HANA さん

    天正伊賀の乱というと、信長の天下に最後まで抗い続けた伊賀が滅ぼされたくらいの知識しか無かったが、本書はその遠因から北畠信雄の敗北、二度目の大進行からその後に至るまで、過程から伊賀を取り巻く状況まで詳しく説明されていてわかりやすい。ただ乱自体は数多の合戦に比べると地味な印象がぬぐい切れず、乱に関する記述も後半に入ってから。前半はそれまでの伊賀の状況が延々解説されるので、知らない情報ばかりで面白いけどやはり地味なような。乱というより伊賀自体を主題に、良質な資料を活かして解説したいぶし銀みたいな一冊でした。

  • かごむし さん

    忍者大好きな僕は冒頭で「黒装束で手裏剣を使いこなし、印を結ぶような忍者がいたとは思えないが」と指摘され、し、知ってるし、とたじろぎながら読みはじめる。忍者の話しが読みたくて読みはじめたのに、この時代の忍者、という言い方をせずに「忍びの者」とはどういうものかを説明した前半はむしろ蛇足の感があった。そんなことより、織田信長と伊賀の関係が新しくて面白い。北伊勢、伊賀っていうのは京都への道なのね、と東日本の人間なのであの辺の地理に疎いことを改めて痛感する。参考文献が20ページほど続く、まじめなまじめな新書。

  • みこ さん

    筆者自身があとがきに書いてある通り長篠や桶狭間に比べてよく一冊の本にできたなという印象。とはいえ、私はこの争乱を伊賀の忍者衆が信長を苦しめ、その反動で信長が伊賀一国を比叡山の如く焼け野原にしたという印象を持っていたので、全面的に楽しめた。実質信長は一勝零敗でやらかしたのは信雄だったし、有力大名が支配をしておらず、一枚岩になれなかったのが伊賀勢の敗因のように感じた。滝川雄利は別のところで主家を滅亡に加担し、その後も秀吉家康と保身に走った不忠義ものという風に言われていたので、見方が変われば評価も変わるのだな。

  • サケ太 さん

    伊賀、とはどんな国だったのか。第一次伊賀攻めに至る過程から、第二次伊賀攻め、そしてその後。伊賀を語るにはやはり北畠氏について語らざるおえない。そして、忍びの者についても。個人的にそのあたりがかなり興味深かった。

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