新型格差社会 朝日新書

山田昌弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022951205
ISBN 10 : 4022951206
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
追加情報
:
195p;18

内容詳細

中流層が消滅し、富裕層と貧困層の差が広がり続ける日本社会。階級社会に陥ってしまう前に、私たちにできることは何か? 〈家族〉〈教育〉〈仕事〉〈消費〉〈地域〉。コロナ禍によって可視化された 新型 格差問題を、家族社会学の観点から五つに分けて緊急提言。

【著者紹介】
山田昌弘 : 1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「格差」が問題化するのは、 「格差社会」...

投稿日:2021/04/14 (水)

「格差」が問題化するのは、 「格差社会」によって「貧困」が生まれることにある。 資本主義市場が公正な機会均等の競争社会であればよいが、 生計維持ができないような「貧困」を生み出す、 「格差社会」は現象ではなく、人災と指摘する。 新自由主義前の先進国は、バランス感覚を持っていたが、 今は弱者を守る姿勢すらない。 それほどまでに劣化した社会が問題である。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    「パラサイト・シングル」や「婚活」という言葉を生み出した山田先生らしく、コロナ禍を経て、家庭格差・教育格差・仕事格差・地域格差・消費格差がどう変わったかを、鋭く分析する。本来、必要不可欠で崇高な業務なのに、エッセンシャルワーカーとして序列差をつけられたり、東京の人口が初めて転出超過になり受け皿となる地域間格差が発生したり、コロナ禍は、明らかに格差を拡大し固定化しようとしている。こんな状況の中でも、「自己責任論」を唱えて格差社会を巧妙に正当化しようとしているエリート層の精神に卑しさに、私は強い憤りを覚える。

  • skunk_c さん

    タイトルから分かるとおり、新型ウイルス騒動による格差社会の変容を簡明に述べている。ネットでも手に入るデータなど、通常あれこれ自分で考えていた内容と大きな差はなく、特に新しい考え方が得られたわけではなかった。しかし本書の魅力は、こうした内容をトータルに、実にわかりやすく整理して述べていること。これって、意外と難しく、さすが「パラサイト・シングル」の造語を生んだ著者だけのことはある。「家族消費」の重要性を説き、生活の質を如何に確保するかというところに、格差からの一つの出口があるのか。若者達の将来が気になる。

  • よっち さん

    コロナで可視化された〈家族〉〈教育〉〈仕事〉〈地域〉〈消費〉の五大格差を省察して、今後どうなっていくのか、どうあるべきかを考える一冊。コロナで顕在化した少子化、愛情格差、新しいDVといった家族格差、世帯減収による学習格差、デジタル格差、コミュ力格差、英語格差などの教育格差、働き方の仕事格差、教育や医療といった分野での地域格差、積極的幸福と消極的幸福の消費格差など、時代の変化を分かりやすく解説しつつ、それを踏まえて今後どうあるべきなのか、自分はどうすべきなのかを意識して考えていくのに参考になった一冊でした。

  • リラコ さん

    この本が執筆されたのが2021/2/27とあり、それから現在はコロナが感染爆発とまで言われる状況になっている。おそらくここに書かれている新型格差社会、コロナ禍を機に富裕層と中間層との格差がどうなっているのかをリモートワーク、消費、教育等身近な問題を取り上げて論じている。そこから生まれる多幸感も、決して積極的能動的に幸せ〜と感じるのではなく、こんなに大変なことがあってもこういう状態で生きていられるのだから幸せなのだ〜という消極的な幸福感が多いのではと指摘。そう思うことで私なんか生きていられるからなぁ。→

  • コニコ さん

    コロナ禍で若年女性の自殺が増えている記事を読んで、派遣やパートがどんどん切られている現実を危惧。実際のデータでは、2020年には対前年比3.6倍の月もあったそうです。家族に依存していた女性も、中流からの転落につながる状況に希望を失っているといいます。この構造的な問題は経済格差だけでなく少子化にもつながり、富める家庭が子どもを少なく育て、学習機会を多く受ける教育格差社会を生み出すという連鎖。格差の固定化があらゆるところで起きている現実がありました。既成の理想的家族や自己責任論を考えるきっかけになります。

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山田昌弘

1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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