基本情報

内容詳細
現代の日本社会において宗教は根本的な危機に直面している。宗教が生まれたのは、死生観Aの時代においてである。それが、死生観Bへと転換すると、当然ながら宗教は力を失っていく。110年人生になれば、宗教が力を持つことは難しい。では宗教が不要となった社会で今、何が起こっているのか。誰もが逃れられない生き死にの問題とどのように向き合っていけばいいのか。問題の深層を解き明かしていく。
目次 : 1章 終活さえもめんどくさい―宗教が用済みになった社会(ローマ教皇来日の本当の意味/ カトリックの牙城崩壊 ほか)/ 2章 なぜ宗教は捨てられたのか(なぜカトリックは時代遅れになったか/ 死生観A―寿命の短い時代 ほか)/ 3章 スケジュール化された終わりなき人生(「葬式仏教」が金儲けばかりは本当か/ なぜ『葬式は、要らない』はこれほど売れたのか ほか)/ 4章 いまだ“死のある世界”で生きる人たち(信仰と平均寿命の関係/ 死亡率の高まるアメリカの特殊な事情 ほか)/ 5章 “死のない時代”の生き方・死に方(65歳でも死は遠い/ 「貧病争」という宗教の入り口 ほか)
【著者紹介】
島田裕巳 : 作家。宗教学者。東京女子大学非常勤講師。1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。学生時代に宗教学者の柳川啓一に師事し、とくに通過儀礼(イニシエーション)の観点から宗教現象を分析することに関心をもつ。大学在学中にヤマギシ会の運動に参加し、大学院に進学した後も、緑のふるさと運動にかかわる。大学院では、コミューン運動の研究を行い、医療と宗教との関係についても関心をもつ。日本女子大学では宗教学を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2021/06/16 (水)
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人物・団体紹介
島田裕巳
作家、宗教学者、東京女子大学・東京通信大学非常勤講師。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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