ある男

平野啓一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909028
ISBN 10 : 4163909028
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
追加情報
:
360p;20

内容詳細

彼女の夫は「大祐」ではなかった。夫であったはずの男は、まったく違う人物であった…。平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説。

(「BOOK」データベースより)

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戸籍交換をテーマにしたミステリ作品という...

投稿日:2021/04/13 (火)

戸籍交換をテーマにしたミステリ作品ということで読み始めましたが、それに留まらない読書体験でした。固い文体なのにその叙述があまりにも美しくて、なんて素敵な文を書く人だろうとドキドキしました。 アイデンティティを、個人が生きる上で発生する蟠りを、社会の中で目を背けたくなる部分を見せてくれる面白い作品でした。

mori さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    平野 啓一郎は、新作中心に読んでいる作家です。本作は、戸籍交換家族ミステリでした。戸籍交換・売買、無戸籍等、戸籍に関する闇は、かなり深いのかも知れません。

  • ウッディ さん

    事故死した夫が別人であったことを義兄から伝えられた里枝。相談を受けた弁護士の城戸は、夫の正体そして本当の谷口大祐の行方を調べ始める。難しい表現もあるが、心の襞を丁寧にかつ簡潔に表現する平野さんの文章力はさすがで、久々に文学作品を読んだ気がしました。過去も含めた自分の境遇を捨て、別な人の人生を生きた男が初めて感じた安らかな日々、愛する父が実体のない別人だと知らされた悠人の心境を思うと切なく、自分ならもう少し上手く生きることのできる別な人生があったかもしれないという城戸の呟きは心に染みました。面白かったです。

  • 鉄之助 さん

    誰にでもある、”消したい過去”のひとつやふたつ。いやそれ以上の忘れたい人生の数々…。私にもいっぱいある! そこで登場した戸籍交換ブローカー。別の男として生きる羨望を、実にリアルに感じられた。「誰も”本当”の名前を知らない」ある男、を追跡した城戸弁護士の執念にトキメキながら読み進めた。「その偽りは、やがて成就した愛によって赦されるだろうか?」。それを本物の愛という…。いつまでも心に響くテーマだった

  • bunmei さん

    彼の作品の中には「分人主義」の考え方、つまり人間には、いくつもの顔があり、私達はこのことをまず肯定し、相手次第で、自然と様々な自分になり得るということが、伝わってきます。本作でも、数人の男が戸籍交換を繰り返していて、生い立ちや家族を完全に捨てて、過去の自分とは決別して、新しい人生を歩むという話であるのも頷けます。また、弁護士・城戸も在日三世としての拘り、美涼への恋慕、妻との溝等、その時その時での様々な顔が浮き沈みします。しかし、その事は人が人として生きていく為には、赦されるべきものでもある、と思いました。

  • ヲム さん

    ミステリー小説なんだけど、その中にも色々深い言葉が出てきたりと…特に三勝四敗は響きました! 作品中の曲を調べて聞いてみると、より作品の深みが出ました!

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人物・団体紹介

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平野啓一郎

1975年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』で第120回芥川賞を受賞。著書に、『一月物語』『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『あなたがいなかった、あなた』『決壊』などがある。『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

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