ご存知、広沢虎造です。
車で出かける際にいつも聞いています、一緒に乗っていた愚妻が「やはり、おもしろい」と言っていました。
清水次郎長のシリーズです。 4つの口演です。
次郎長の一の子分は、森の石松です。
その森の石松が騙し討ちで殺されてしまう一件の口演です。
騙し討ちにあった石松が、一命を取り留めて匿われます。
お民が度胸をみせて都鳥一家を追い払います。
人の機転や、空元気の石松、度胸の石松など人の様々な一面を
「えらいことをする人間」として、わかりやすく ためになるように口演しています。
その次郎長の一の子分は、森の石松で代参を頼みます。
その森の石松が次郎長親分の代参で、刀を金毘羅様へ奉納に使いします、その口演です。
その道中に石松が、旅の人とのユーモラスなやりとりが有名です。
「寿司喰いねえ、江戸っ子だってねえ」と有名なやりとりを口演しています。
この道中の帰り道に石松は都鳥一家に騙まし討ちにあって殺されてしまいます。
人の繋がりと信頼を表していて、日本人として裏表のない潔癖さを勉強させてくれます。
また、社会の不良であるやくざ者でも人の道があってお天道様に恥ずかしい行為をする者を蔑んでいます。
是非 学生さんとかにも聞かせたい作品だと思います。
小宮山隆央