わるいやつら 下 新潮文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101109091
ISBN 10 : 4101109095
フォーマット
出版社
発行年月
2005年08月
日本
追加情報
:
16cm,527p

商品説明

悪と悪の対決! 極悪人は誰か?

愛人関係にある横武たつ子の病夫を殺したあげく、邪魔になった彼女をも殺害し、その上、共犯者の婦長寺島トヨを手に掛けた戸谷信一は、さらに、自分の欲望を満たすため、次の犯行を決意する。社会的地位をもちながら、その裏で、次々に女をだまし、関係しては金を取りあげ、殺していく戸谷。やがて、彼に訪れる意外な破局は……。冷酷非情な現代人の欲望を描く推理長編。

内容詳細

愛人関係にある横武たつ子の病夫を殺したあげく、邪魔になった彼女をも殺害し、その上、共犯者の婦長寺島トヨを手に掛けた戸谷信一は、さらに、自分の欲望を満たすため、次の犯行を決意する。社会的地位をもちながら、その裏で、次々に女をだまし、関係しては金を取りあげ、殺してゆく戸谷。やがて、彼に訪れる意外な破局は…。冷酷非情な現代人の欲望を描く推理長編。

(「BOOK」データベースより)

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松本清張の小説にはよく悪女が登場するが、...

投稿日:2021/07/09 (金)

松本清張の小説にはよく悪女が登場するが、この小説は悪男も登場する。登場人物がほとんどが悪人という中で人間の欲望の探り合い、騙し合いをここまで描写していて読んでいて人間が信じられない気持ちにもなりました。でも最後はスカッとします。でも主人公がちょっと可哀想になりますが。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い さん

    下巻に入っても、戸谷の悪事は続く。 金と打算のために 次々と悪事を 重ねる戸谷…ひどく昭和的な 男女の 描写が なぜか懐かしい。 登場する誰もが 悪い奴らで、 小気味良いのも 松本清張らしい。 最後は 勧善懲悪の終わりだが、昭和の雰囲気満載の社会派ミステリーだった。

  • hatayan さん

    意中の女性である槇村隆子に求婚するために、戸谷は弁護士の下見沢を通して借金し、資産家で愛人関係にある藤島チセからさらにカネをせびります。頻繁に病院を訪れるようになる刑事、会いたいときに会えない藤島チセ。積み重なる違和感は戸谷を消耗させ、他人を陥れることで命脈を保っていた自分自身がいつの間にか他人の大きな意図に包囲されていることに気づきます。完全犯罪が崩れたのは、殺したと思っていた婦長の寺島トヨが実は生きており、復讐の炎に火をつけたからでした。欲望に忠実な人間の悲劇を描いた小説として一気に読める作品です。

  • ぐうぐう さん

    読み始める前は、大藪春彦の伊達邦彦シリーズのような、ダークヒーローのピカレスク小説をイメージしていたのだが、主人公の戸谷が物語を支配できているのは、せいぜい上巻までだ。下巻では、信じていた完全犯罪が次から次へと綻び始める。松本清張は社会派ミステリというイメージから、リアリティ重視だと思われがちだが(それはそれで事実なのだが)、ときどきあっけにとられるようなアクロバティックは展開を用意するからびっくりだ。この下巻でも、追い詰められた戸谷の妄想と思わしき推理が、実際に起こってしまうのが面白い。(つづく)

  • ユウユウ さん

    『わるいやつら』というタイトルの意味に、最後で打ち抜かれたような気持ちになった。どこか松本清張らしくないというか、松本清張もこんな黒エンタメみたいなのも書くんだなと思ったのは、大きな力に差し迫られる社会悪も、犯罪に立ち向かおうという正義もなく、ただひたすらにどこか滑稽ですらある「悪」が描かれているからかと。読み終わって改めて思い返すと、怪しいところは山程あるのだけれど、読んでる最中は引き込まれてそれどころではなく、上下巻本当に一気読み。本当はきっと最初から全て仕組まれていたのだろうな。「わるいやつら」だ。

  • Akihiro Nishio さん

    上巻で(本人的には)危機を逃れた主人公だが、下巻に入ると何やら奇妙な出来事に振り回され、よくわからないうちに逮捕となる。そして、何故か事件の真相を熟知している刑事の取り調べを受け万事休す。刑事がどうして真相に辿り着いたかが、最後の1ページで示される。結局、主要登場人物全員が悪党だったというオチ。タイトルどおりの構成、見事でした。読者としては、主人公がどの時点からはめられていたのか気になるが、最後にストンと終わらせた方が綺麗なのでやむを得ないだろう。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年北九州市生まれ。様々な職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。’92年に死去(本データはこの書

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