疑惑 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167697341
ISBN 10 : 4167697343
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
追加情報
:
250p;16

内容詳細

雨の港で海中へ転落した車。妻は助かり、夫は死んだ―。妻の名は鬼塚球磨子。彼女の生い立ち、前科、夫にかかっていた高額な生命保険についてセンセーショナルに書き立てる記者と、孤軍奮闘する国選弁護人の闘い。球磨子は殺人犯なのか?その結末は?明治の藤田組贋札事件を描く「不運な名前」併録。

【著者紹介】
松本清張 : 1900(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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松本清張作品の中でも大好きな作品のひとつ...

投稿日:2021/07/09 (金)

松本清張作品の中でも大好きな作品のひとつです。数ある悪女のなかでも稀代の悪女、鬼塚球磨子。球磨子の無実を信じて奔走する女弁護士の存在も良かったです。女性vs女性の闘いの驚愕のラストは圧巻です。『疑惑』という題名もぴったりです。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO さん

    前科があり、やくざとつるみ、過去の殺人犯人を連想させる名前。鬼塚球磨子にはやくざがついているということで、彼女がシロならやくざを伴ってお礼参りにやって来るという設定のもと、疑惑が本当なのかどうなのかが明らかにされていく過程は、なかなかスリリングだった。ラストがなんとも衝撃的。併録されている『不幸な名前』は、明治初期の藤田偽札事件をドキュメンタリー風に描いた作品。

  • セウテス さん

    松本サリン事件が起こった当時、頭に浮かんだ作品でした。ある夫婦が乗った車が埠頭から海に落ち、一人助かった妻に対し夫には多額の保険金がかけられていた事実から、ある新聞記者が妻による殺人だと疑う。妻の弁護士は、世間の風評にぶれる事なく、実際の証拠をさまざまな角度から検証し事実へとたどり着く。正義の名のもと妻の犯罪を記事にして、世論の誘導に酔しれていた記者が、記事の破綻によって追い込まれていく様は正にサスペンスです。地道な証拠の検証だけから、予想を遥かに超える真実を導き出した事は、見事の一言です。風評は怖い。

  • ☆エンジェルよじ☆ さん

    ある事件の被告となった女性を『鬼女』として記事にして世論を煽っていた新聞記が優秀な弁護士により、真相が解明される事への恐怖。記者の焦りに反して淡々と真相解明をする弁護士。一番ドキドキした場面は思いもよらない衝撃のラスト!読み応え十分の大満足の一冊でした。

  • Ryuko さん

    ずいぶん前に映画は観たことがある。保険金目当ての夫殺しの容疑がかけられている稀代の悪女、鬼塚球磨子とインテリ弁護士の女の闘いの映画だったような。。松本清張の原作は、違っている。事件をセンセーショナルに書き立てた記者の目線で話は進む。報道のありかたを問うているのかと思いながら読んでいたら衝撃のラスト。そうきますか!タイトル改題は正解だと思う。

  • うーちゃん さん

    清張ドラマの定番といえば、「疑惑」。華やかな女優対決みたいなイメージが強いけど、原作はいたって地味。稀代の悪女・鬼塚球磨子は間接的にしか登場しないし、弁護士は中年男性。100ページほどの中編であったことも驚き。何より後味の悪さがすごい。追い詰められた人間の、何かが決壊する瞬間を見せつけられる。女は図太く強か、男は土壇場で弱いというのは清張作品ではよくみる男女像だから、好きな人には安定して面白い。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年北九州市生まれ。様々な職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。’92年に死去(本データはこの書

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