黒革の手帖 下 新潮文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101109541
ISBN 10 : 4101109540
フォーマット
出版社
発行年月
1983年10月
日本
追加情報
:
16cm,386p

内容詳細

元子を恨む波子は楢林と別れ、大物総会屋をパトロンにクラブを開く。政治家秘書の安島を通じ、医大の裏口入学者のリストを手中にした元子は、橋田をおどし、一流クラブ、ルダン買取りの仮契約を結ぶ。しかし橋田、安島らの仕組んだ罠が元子を待ち受ける。安島との一夜での妊娠の不安に怯える元子の前には黒服の男たちが…。夜の世界に生きる女の野望を描くサスペンス長編。

(「BOOK」データベースより)

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上巻も面白かったのですが下巻はもっと面白...

投稿日:2021/07/09 (金)

上巻も面白かったのですが下巻はもっと面白く一気読みでした。松本清張さんは本当に人間の特に女性の心理を描くのが特筆していると思います。予想もつかなかったラストは圧巻です。名作はいつの時代になっても面白いですね。読み続けられるのも納得です。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • miyumiyu さん

    下巻は一気読み。ストーリーは知っていても先が気になって止まらない。因果応報、悪銭身につかず、女の欲と執念とは恐ろしい。これらを飽きさせない展開で見事に描き切っている。社会派推理小説の巨匠・松本清張の冷や汗もののサスペンス。「砂の器」もそうだが、壮絶で哀しい余韻が残るラストが素晴らしい。不朽の名作は何年経っても色褪せない。本当に見事でおもしろかった。あのラストがどんな展開か、武井咲がどう演じるかが楽しみだ。

  • Atsushi さん

    下巻はほとんど一気読み。議員秘書安島から入手した裏口入学リストをネタに、元子は予備校理事長橋田を脅し赤坂の土地譲渡の念書を得る。さらに、その転売代金を元手に銀座の高級クラブ「ルダン」購入を目論む。因果応報とはいえ、あまりにも救いようのないラストに背中が凍りついた。

  • ゴンゾウ さん

    強かな計算で男達を手玉に取ってきたはずの元子が、一転して窮地に立たされる。綿密に計画された元子に対する反撃の罠。蜘蛛の巣にかかった蝶のように徐々に追い込まれていく。身から出た錆ではないが、悪いことは出来ないということか。銀座を舞台に魑魅魍魎とした世界が繰り広げられるが、それだけではなく産婦人科の脱税、予備校をめぐる裏口入学、架空口座による脱税等社会問題にもメスを入れている。

  • hatayan さん

    政治家秘書の安島を通して手に入れた裏口入学のリストを医大予備校の理事長の橋田に突きつけ、さらなる野望をたぎらせる元子は恐喝したカネを元手に銀座の名門クラブの買収へ。仮契約を済ませ現金を橋田から受け取る段になって、関係者のよそよそしい接し方に不信感を抱いた元子は自分を取り巻く壮大な罠が仕掛けられていることに気づきます。結末は予想できるものでしたが、元子が過去に踏み台にした相手から倍返しさながらの報復を受ける様はあまりに痛々しく、まるでホラー映画を見ているよう。終盤の畳みかける展開が忘れがたい作品でした。

  • 紫陽花 さん

    昨年、武井咲さん主演のドラマを見て読み始めた本でした。 ドラマでの元子は女ひとりで銀座を生き抜く力強い女性として描かれていたような気がするのですが、原作では強欲な女性として描かれているように感じました。悪いことはできない。因果応報だと思いました。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年北九州市生まれ。様々な職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。’92年に死去(本データはこの書

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