魔利のひとりごと ちくま文庫

森茉莉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480428813
ISBN 10 : 448042881X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,136p

商品説明

茉莉の作品に触発されエッチングに取り組んだ佐野洋子、豪華な紙上コラボ全開。全集未収録作品の文庫化、カラー多数。

内容詳細

「私は森茉莉から沢山のものを学んだ。幸わせで美しい世界は存在するものではなく、自分で勝手に創り出すものである、もうそれは、事実がどうであれ強引に創り出すものであって、それが出来る魂を大切に大切に手入れをしなくてはいけないという事であった」(佐野洋子)。茉莉の作品に触発されエッチングに取り組んだ佐野、二人の豪華な紙上コラボ全開。全集未収録作品初の文庫化。カラー多数。

目次 : 石鹸・固型香水・花の香い/ 失った宝石/ 海から生れた真珠/ 沐浴/ 妖婆/ 時刻の翼/ フランスの雑誌/ パリのキャフェ/ パリのマギャザン/ 巴里の夏/ 奥さんとお内儀さん/ 流行と私

【著者紹介】
森茉莉 : 1903‐87。東京生まれ。森鴎外の長女。二度の離婚の後、1957年、父を憧憬する娘の感情を繊細な文章で綴った随筆集『父の帽子』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、50歳を過ぎて作家としてスタートした。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)など

佐野洋子 : 1938‐2010。北京生まれ。武蔵野美術大学卒業。絵本、小説、エッセイの各分野で活躍。2003年紫綬褒章受章。『100万回生きたねこ』、『おじさんのかさ』(サンケイ児童出版文化賞)、『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『シズコさん』『問題があります』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こばまり さん

    森茉莉は読むというより恋に近いかも。一編一編をゆっくりと味わいました。特に「沐浴」「時刻の翼」はハッとする程美しい。余談ながら昨日神保町で購入した本書。白ハトロン紙にカバーされ手触りといい、日に翳した卵のような色味といい、古書ですがとても様子がいいです。

  • りりす さん

    図書館の本。森茉莉には珍しく、読みやすいセンテンスで書かれています。辛口と言えば聞こえは良いもののほとんど暴言の世俗評(偏屈だけど的を射ている)、読んでいて恥ずかしいくらいの巴里への憧憬、相変わらずの如何に自分が特別な人間であるかの誇示、上述の割になぜか自分を俯瞰しているらしい自虐、芸術品のような言葉、そのすべてが素敵。

  • あ げ こ さん

    失ったもの。失くしてしまったもの。今はもう、所有していないもの。今はもう、現実にはなく、存在しておらず、自在で、豊かで、色鮮やかなその夢想の、その記憶の内にのみ、あるものの事。その内にのみ、存在し得るものの事。未だ色濃く、幸福として、美しさとして、或いは恐さとして、悲しみとして、残り続けているもの達の事。綺麗で、温かで、軽やかで、柔らかで…淡く、濃く、甘く、妖しく、不穏さを含み、深遠さを含み、不可思議な…。香りであるとか、色、気配や雰囲気、手触りや味や、艶、明暗や陰影、煌めきと言った、自らの愛するそれら…

  • あ げ こ さん

    「沐浴」が大変いい。とろとろと、肌を撫でるようにつたう言葉の、甘やかさ、柔らかさ。妖しく、美しく、色の濃い、靄に覆われ、重厚な喜びに満ちた、夢のような一幕。ふわふわとしたその浮遊感に、心は快く、くすぐられる。失望、怒りの熱でさえ、たっぷりと魔で包み、豊艶に。冴えた生身の姿を秘し、並べた幸せの数々に、自分もまた、浸る。

  • ジュリ(村上) さん

    父の思い出、自身の出自、フランスへの憧れ、といった茉莉の特徴(と言ってよいのか)がトグロを巻くエッセイ。当然、時代と他者に対し斜に構えた文体となり、かなりこじらせた感じも匂い立つ。とはいえ私は茉莉のこじらせには肯定的である。それは、別のエッセイで開陳されていたように、『周りから浮いてしまい空回りしてしまう自分』という自己認識を茉莉が抱いていたことを私が知っているからだ。茉莉は決して自己を他者より優位な立場に置こうとしてこのような文体を作り出したのではなく、意外と不器用に泥臭くあがいているのだと思う。

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