異常論文 ハヤカワ文庫JA

樋口恭介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150315009
ISBN 10 : 4150315000
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
688p;16

内容詳細

異常論文とは論文に類似、あるいは擬態して書かれる虚構を指している。しかし、それは虚構でありながら虚構に留まることを許容しない。異常論文は虚構から現実に向かって手をのばす。異常論文は虚構に実在性を与えつつ、現実そのものを複数化する。異常論文はあらゆる可能性を探索し、そして探索の過程において新たな世界を引き連れてくる。想像可能なすべては想像可能なすべてのままに、あなたの中で存在を開始する。

目次 : 決定論的自由意志利用改変攻撃について(円城塔)/ 空間把握能力の欠如による次元拡張レウム語の再解釈およびその完全な言語的対称性(青島もうじき)/ インディアン・ロープ・トリックとヴァジュラナーガ(陸秋槎)/ 掃除と掃除用具の人類史(松崎有理)/ 世界の真理を表す五枚のスライドとその解説、および注釈(草野原々)/ INTERNET2(木澤佐登志)/ 裏アカシック・レコード(柞刈湯葉)/ フランス革命最初期における大恐怖と緑の人々問題について(高野史緒)/ 『多元宇宙的絶滅主義』と絶滅の遅延―静寂機械・遺伝子地雷・多元宇宙モビリティ(難波優輝)/ 『アブデエル記』断片(久我宗綱)〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サケ太 さん

    なんだこれはなんなんだこれは。あまりにも情報量が多すぎないか。SF作家のアイデアの暴走の奔流。正直SFの最も飛ばしてしまう部分の集合体といった印象。しかし、かなり読み込ませてくれる部分も多く、中でも『掃除と掃除用具の人類史』、『裏アカシック・レコード』、『SF作家の倒し方』が好み。

  • ふりや さん

    22篇の異常な論文を収録した、樋口恭介さん編纂の異常なアンソロジー。伴名練、飛浩隆、円城塔、酉島伝法の各氏など、大好きな作家陣が集結してるうえ、他の作家や解説(神林長平さん)も豪華。読者からするとこういうお祭り的な企画は楽しいので大歓迎です。内容もとても充実しており、タイトルの通り非常に異常でありました。印象に残ったのは、松崎有理さん『掃除と掃除用具の人類史』柞刈湯葉さん『裏アカシック・レコード』大滝瓶太さん『ザムザの羽』酉島伝法さん『四海文書注解抄』伴名練さん『解説──最後のレナディアン語通訳』など。

  • おもむけ さん

    論文というものをあまり読んだことがない私には正常/異常もわからないが、少なくとも小説としてはむしろこれが正常であるべきだったのだ、自分の世界の正常、事実を越えた奇としての正常を大真面目に論じることが、なぜかこの世界においては異常とされるのだ──と囁くのは、つまり、叫ぶのは、私という読者のなかのちっぽけで禍々しい異常なのである。

  • シタン さん

    玉石混交という名のバラエティに富んだ作品集だが企画としてはこの上なく面白い。誰が読むんだと思いきや異常なほど売れているらしい(あ、読んでないのか)。まず異常論文とは何だ。巻頭言に一応定義らしきものが書いてあるが要領を得ない(架空論文との違いはなるほどと思う)。作者が独自に「異常論文」を解釈して書いているように思われ、むしろその作者ごとの違いが楽しめる。人によって好きな作品は分かれるはずで、個人的には決定論的自由意志利用改変攻撃、レウム語、掃除用具の人類史、ベケット、ザムザの羽、レナディアン語あたりが好き。

  • ほうすう さん

    なんだか分かるような分からないようなといった文章を延々と読み続けていたようにも思う。そもそも異常論文という概念が難しい。仮にも論文と銘打つならばもう少し概念や形式を固定化させるべきではないかとも思うのだが、間口の広さというか幅広く曖昧な概念であることもまた異常論文としての魅力の一つなのかと思うと固定化はさせるべきではないのか。かといって何でもありにしすぎるのは良くないと思うのだが。諸々も含めて最後の神林長平の解説はお見事。小説の限界をより高みに上げようという試みと受け取るのが一番適切なんだろうか。(続く

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人物・団体紹介

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樋口恭介

1989年生まれ。岐阜県出身。早稲田大学文学部卒業。外資系コンサルティングファームに勤務。現在はテクノロジー部門のマネージャーを務め、DX戦略を中心とする案件を手掛ける。並行して、スタートアップ企業Anon Inc.にてCSFO(Chief Sci‐Fi Officer)を務め、多くのSFプロトタイ

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