渡辺真知子さんのデビューアルバム。オープニングの海に連れていってからきれいな曲と伸びやかな歌声が続きます。かもめが翔んだ日や迷い道など大ヒット曲もよいですが、片っぽ耳飾りもなかなか良いです。おすすめです。

渡辺真知子といえば、大ヒット曲の「かもめが飛んだ日」「迷い道」を思い浮かべるが、本作はこの2曲の後にリリースされた「ブルー」というシングル曲を基軸にした、名盤のひとつでもある。「ブルー」は知る人ぞ知る名曲で、当時の大ヒット曲「ルビーの指環」（寺尾聡）のような薄煙が漂うシティポップの味わいを女性特有のメランコリーで包み込んだような曲で、その女性らしさがアルバム全体からも感じ取れる。アルバムは冒頭からフュージョン的な雰囲気のオーバーチュアで始まり、それから次から次へと粒ぞろいなオリジナル曲がまるで小説を読み進めるかのように続いていく。捨て曲なしで、渡辺真知子の才能にはため息が出るほどだ。

77,~84,リリースの楽曲を集めたものですが残念ながら『恋のフリーウェイ』が収録されていません！16曲ベストにして頂きたかったﾃﾞｽ！！！デビュー２年目の勝負曲『別れて そして』では 『金の鳩賞』を石野真子に奪われてしまった悔しい思い出の曲、『真夜中のﾊｲｳｪｲ 』は真知子２０代最後のバースディーライブを新宿『ルイード』で開催した時に一番盛上がった最高の楽曲です！そんな思いの詰ったベストアルバムですね！！！