霊魂の足 加賀美捜査一課長全短篇 創元推理文庫

角田喜久雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488410216
ISBN 10 : 4488410219
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
317p;15

内容詳細

其処では、将に着目すべき事件が起りつつあった―上野駅の地下食堂で偶然トランクのすりかえを目撃した警視庁捜査一課長・加賀美敬介が犯人を尾行すると、不可解なことに男はトランクの中身を加賀美に宛てて送っていたのだ。一見単純な犯罪が謎を呼ぶ第一作「怪奇を抱く壁」に始まる、加賀美捜査一課長の事件簿。戦後探偵小説の幕開けを飾った名探偵の短篇を全一巻に集成する。

【著者紹介】
角田喜久雄 : 1906年横須賀生まれ。22年に最初の探偵小説「毛皮の外套を着た男」が「新趣味」の探偵小説募集に入選、26年「発狂」が「サンデー毎日」の第1回大衆文芸懸賞に入選して、同年同題の作品集を刊行する。37年『妖棋伝』で第4回直木三十五賞の候補になるなど注目をあつめ、時代伝奇小説で一躍人気作家となる。戦後まもない47年に本格的な長編探偵小説『高木家の惨劇』を刊行、58年「笛吹けば人が死ぬ」で第11回日本探偵作家クラブ賞を受賞。94年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くさてる さん

    戦後間もない東京が舞台にした謎を、警視庁捜査一課長、加賀美敬介が解き明かしていく短編集。ミステリとしての質云々よりも、戦後すぐの風俗や空気感が生々しく面白かったです。加賀美のキャラも、癖が強くてどうかな……という感じだったのが、読み進むにつれて味になってきてよかった(途中で嫁とこどもがいると知って驚愕した)。「霊魂の足」と「五人の子供」が特に印象に残りました。

  • Inzaghico さん

    第二次世界大戦直後の東京が舞台になっている。上野駅が東京の玄関口だった時代だ。実際に、大荷物を抱えた乗客が往来し、浮浪者がうろついている上野駅が舞台の作品も収録されている。胸に迫ったのが最後の「五人の子供」だ。見るからに貧しい夫婦が、子供にレストランでごちそうを食べさせているが、のちに夫が死体となって見つかった。加賀美が家を訪ねると、大黒柱を失った家族が陋屋で肩寄せあって暮らしている。この家族のためにも殺人犯を見つけようと加賀美は奮闘するも……。最後の展開が切ない。人間の尊厳というものを見せられた。

  • ネムル さん

    シムノンへの傾倒を語りつつも、ドイルの影響を強く感じさせる冒頭のつかみがすごく上手い。敗戦後の混乱と痛みがよくあらわれている「怪奇を抱く壁」、真相の意外性と人情ドラマが沁みる「五人の子供」が好き。

  • 円盤人 さん

    加賀美敬介捜査一課長は、作者がジョルジュ・シムノンに心酔して作り上げた名探偵である。メグレ警部は未読なのでどれだけ似ているのかはわからないが、伝奇小説で鳴らした作者らしく、猟奇性とバタ臭さを前面に押し出した作風は、いかにも当時の探偵小説。長回しのセリフなどが大仰で芝居がかっており、「労働者のリアル」を描写した感じはしないが、なるほど江戸川乱歩や浜尾四郎に見られるようなブルジョワ的舞台とは縁遠く、登場するのは徹底して庶民であり、その点で強いオリジナリティを感じる。ただクセが強いので好き嫌いは分かれるだろう。

  • 渋谷英男 さん

    「五人の子供」はいいね。☆3.5

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角田喜久雄

1906年横須賀生まれ。22年に最初の探偵小説「毛皮の外套を着た男」が「新趣味」の探偵小説募集に入選、26年「発狂」が「サンデー毎日」の第1回大衆文芸懸賞に入選して、同年同題の作品集を刊行する。37年『妖棋伝』で第4回直木三十五賞の候補になるなど注目をあつめ、時代伝奇小説で一躍人気作家となる。戦後ま

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