江戸の学びと思想家たち 岩波新書

辻本雅史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004319030
ISBN 10 : 400431903X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
246p;18

内容詳細

長い戦乱をへて平和がもたらされた近世とは、世代から世代へと“知”を文字によって学び伝えてゆく時代の到来であり、そうした「教育社会」こそが、個性豊かな思想家を生みだした。朱子学から、山崎闇斎、伊藤仁斎、荻生徂徠、貝原益軒、心学、そして国学まで、“学び”と“メディア”の視点から広くみわたす江戸思想史入門。

目次 : 序章 知のつくられかた/ 第1章 「教育社会」の成立と儒学の学び/ 第2章 明代朱子学と山崎闇斎―四書学の受容から体認自得へ/ 第3章 伊藤仁斎と荻生徂徠―読書・看書・会読/ 第4章 貝原益軒のメディア戦略―商業出版と読者/ 第5章 石田梅岩と石門心学―声の復権/ 第6章 本居宣長と平田篤胤―国学における文字と声/ 終章 江戸の学びとその行方―幕末から明治へ

【著者紹介】
辻本雅史 : 1949年、愛媛県生まれ。1978年、京都大学大学院教育学研究科博士課程退学。文学博士(大阪大学)。京都大学、国立台湾大学、中部大学の各教授を経て、中部大学フェロー、京都大学名誉教授、中部大学名誉教授。専攻は日本思想史、教育史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 崩紫サロメ さん

    <知のつくりかた/つくられかた>の変容を扱う。本書が中心として扱う江戸時代は漢文素読による「知の身体化」の時代であった。それは明治第一世代にも引き継がれ、欧米文化の受容にも影響した。しかし、近代学校教育の普及に伴い、この身体性は失われていく。丸暗記という行為は現代においては否定されがちであるが、本書で扱われる江戸・明治の知の巨人たちが丸暗記を「己を空しくする体験」として受け止め、知を身体化してきた。現代の学びのあり方について考えさせられるところの多い書である。

  • スターライト さん

    「私たちの知は、子ども時代の学校の学びからつくられている。では、学校を前提としない江戸時代人の知は、どこでどうつくられていたのか」(本書230ページ)。教育社会の成立状況と儒者、朱子学者をはじめとした江戸期の思想家たちの思想の形成過程と民衆への伝え方という視点から江戸思想史を概観する。「声」と「言葉」が一つのキーワードになり、天地や宇宙、はては死後の世界といった大きなスケールから、人が生きていくうえでの道徳や知識の語られ方が具体的に紹介される。著者のいうように、近年の電子メディアの普及は革命的と実感した。

  • むらさき さん

    かなり良かった。コロナ下のTwitterでいろいろな正義がぶつかり合うのを見たり、映画「ミッドサマー」を見たりして、自分の常識や良いと判断しているものの根元を知りたくなった。考えていると自分の知識ではキリスト教や仏教を想像することしか出来なくて、日本独特の感覚ってなんだろうという疑問を解消したくて読んでみました。この本は題名にある通り江戸の学び近代の思想を取り入れる下地を形成する流れを知ることが出来てとても満足です。日本史とかをちゃんと知りたくなりました。

  • みさと さん

    朱子学の権威として厳格なる絶対的存在と化した山崎闇斎。仲間たちとの議論を通して学問を追究した伊藤仁斎。漢文を外国語としてそのまま理解しようとした荻生徂徠。朱子学の説く「理」を人間に限定せず自然科学全般に広げて実用の知識を求めた貝原益軒。非識字階層にまで教えを広げた石田梅岩。歌会で詠み合う和歌によって「もののあわれ」を感じる心を重視した本居宣長。記紀神話の神々と民衆の信仰を交差させて天皇の政治世界と民衆をつないだ平田篤胤。誰に、どのようなメディアで伝えたかを軸に特徴を明らかにする。江戸期は学問の時代だった。

  • 中村禎史 さん

    江戸〜明治の儒学者・思想家の思想と学び方・伝え方。 伊藤仁斎:論語、孟子に注釈書を経由せず直接取り組む。今日のゼミナールの如く弟子たちとの議論によって考えを深める。 荻生徂徠:経書を中心に訓点付き〜白文で読み、古代の王が形成した諸制度・文化を学び、それを現実政治にも役立てる。 貝原益軒:儒学者とは万物を対象に学ぶべき存在と考え、農事・医療・料理など生活に有益な著作を数多く残す。 石田梅岩:経書など注釈に頼らず、自らの体験に引き寄せて解釈する。弟子たちとの問答を通して日常的問題についての判断を示す。

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