ショパン・コンクール 最高峰の舞台を読み解く 中公新書

青柳いづみこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121023957
ISBN 10 : 4121023951
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
262p;18

内容詳細

ポーランドのワルシャワで五年に一度開催されるショパン・コンクール。一九二七年の創設以来、紆余曲折を経ながらも多くのスターを生み出してきた。ピアニストをめざす若者の憧れの舞台であり、その結果は人生を大きく左右する。本書では、その歴史を俯瞰しつつ、二〇一五年大会の模様を現地からレポート。客観的な審査基準がない芸術をどう評価するか、日本人優勝者は現れるのか。コンクールを通して音楽界の未来を占う。

目次 : 第1章 二〇一五年の予備予選/ 第2章 ショパン・コンクールの歴史/ 第3章 第一次予選(二〇一五年本大会)/ 第4章 第二次・第三次予選(二〇一五年本大会)/ 第5章 グランド・ファイナル(二〇一五年本大会)/ 第6章 指導者たちのコンクール/ 第7章 コンクールの相対性/ 終章 コンクールの未来、日本の未来

【著者紹介】
青柳いづみこ : ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。東京藝術大学大学院博士課程修了。学術博士。平成元年度文化庁芸術祭賞受賞。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事。演奏と文筆を兼ねており、著書に『翼のはえた指 評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)、『青柳瑞穂の生涯』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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青柳さんの著書は他にも読んだことがあり、...

投稿日:2021/07/29 (木)

青柳さんの著書は他にも読んだことがあり、その時はピアノの技術的な話が結構ありよくわからなかったところも多かったのですが、今回はコンクールの舞台裏の人間臭い話や、演奏の評価など興味津々で一気読み。 コンクールで演奏されたショパン の曲を知ることもでき、ライブラリー作成の参考になります。

ヤックン さん | 岡山県 | 不明

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ピアニストで日本ショパン協会の理事であり...

投稿日:2021/04/18 (日)

ピアニストで日本ショパン協会の理事であり、一流の物書きでもある青柳いづみこさんによる2015年の第17回ショパン・コンクールの密着ドキュメント。  スポーツと違って、音楽コンクールは「審査員の採点」によって結果が決まるため、その基準や判定結果には常に「不明」なものがつきまとう。そもそも審査員は「客観的」に審査しているのか、そもそも音楽や演奏における「客観性」などあり得るのか? 「優勝」と「2位以下」では、その扱いが大きく異なることになるので、その辺が大いに気になるところである。  そういった点で、ご本人がピアニストであり、審査員の多くと「仲間」としてお付き合いのある青柳さんの書くことは、事実や本音に近い「実態」に迫っているのもと思われ、非常に興味深く読んだ。  とはいっても、それでも多くの疑問点やもやもやは残り、そういったものに青春を賭けないといけない若手音楽家たちに心が痛むし、そこにうごめく(であろう)音楽ビジネスや「大衆人気」のようなものも心に引っ掛かる。(「良いものは良い」はずなのに、「コンクール入賞」の箔が付くと出演機会やギャラが大きく変わるのだろう)  本来であれば2020年に開催されるはずの第18回ショパン・コンクールも、コロナの影響で今年2021年の秋に延期されたが、予備審査も遅れているようである。今からでも間に合うので、この本を読んで、予備知識なりコンクールの裏側に思いをはせながら、同時進行するコンクールを注視してみてはいかがでしょうか。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    青柳いづみこさんのショパン・コンクールの内幕物のような感じの本です。一気に読んでしまいました。私は「ピアノの森」が好きで数回読み直していますが、やはり絶対的な物差しがないのでかなり審査員によっては評価が分かれるということを2015年のショパン・コンクールを題材にとって一つのケース・スタディになっています。こんなに実名を並べていいのかと思うくらいです。ので読んでいて飽きが来ませんでした。

  • 藤枝梅安 さん

    膨大な資料とインタビューを基に、ショパンコンクールの歴史、審査方法の変遷、審査員の葛藤、出場者たちの苦労など、盛りだくさんに詰め込んだ1冊。人名が多く、記述の重複もあり、「行ったり来たり」という感想を持ちながら読み進めた。2015年のコンクールの経過を中心にしてあるのだから、出場者と審査員を表にまとめておいてくれると、ストレスなく読むことができたかもしれない。印象に残ったのは、あとがき。ピアニストとして教育者として、音楽を志す若者の成長を見守り、助けたいという熱い思いが伝わってきた。

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    知人のお嬢さんが2015年のショパンコンクールに出場されたので読んでみた。優勝や入賞以前に出場するだけですごく大変なんだ。2010年の優勝者は実は書類とDVDの選考段階で落ちていてそのことを非難されて追加されたのだそうですがなんと優勝。DVDは業者に頼んでホールで撮ったものとホームビデオで撮ったものでは雲泥の差。審査の基準が審査員によって変わるし、技術と芸術性、楽譜に忠実かロマンティックか。要は高いお金を払っても聴きたいと思う魅力があればいいんじゃないかな。知人のお嬢さんのことは褒めてあったが進めなかった

  • Book & Travel さん

    娘の影響でピアノ曲をよく聴くようになったのもあって、以前から読みたかった本。著者が現地で取材した前回2015年のショパン・コンクールの模様を中心に、コンクールの歴史や現在の問題点などが綴られる。素人の自分には用語や技術的な表現は難しかったが、コンクールの白熱する展開や出場者達の経歴、演奏評を興味深く読んだ。演奏された曲の動画を見ながら読んだので、知らなかった曲を知れたのも収穫。著者が警鐘する審査の公平性については、芸術を審査する難しさはあっても、この舞台に懸ける出場者の思いを考えるとやりきれないなあ。

  • あやの さん

    プロのコンクール観戦記は難解でした。アマチュアの私にはショパンの曲を作品番号で言われてもピンと来ない……泣。シチュエーションは「蜜蜂と遠雷」と一緒なのですが。ただ、ショパコンも審査基準という永遠の課題がある。「ロマンティシズム」か「楽譜に忠実」か。しかし「楽譜に忠実」と言っても「どの楽譜⁉」という問題もあるわけで。さらに「門下生」の扱いもあいまい。芸術の採点は難しい。ネット動画でファイナルの演奏をいくつか観たが、これを順位付けするのは意味があるのかと思う位のハイレベル。すばらしい。

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青柳いづみこ

ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院卒。東京藝術大学大学院博士課程修了。学術博士。武満徹、矢代秋雄。八村義夫作品を集めたリサイタル『残酷なやさしさ』により、平成元年度文化庁芸術祭賞。演奏と文筆を兼ねる存在として注目を集め、著作は30冊、CDは2

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