CD 輸入盤

カルロ・マリア・ジュリーニ/ワーナー・クラシックス リマスタード・スタジオ録音全集(60CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2173244121
組み枚数
:
60
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


2025年6月14日、カルロ・マリア・ジュリーニ没後20年
オリジナル・マスターテープから最新リマスター音源による記念ボックス


巨匠指揮者カルロ・マリア・ジュリーニがコロンビアとHMV(さらにパテとエレクトローラのための2つの録音も含む)に残したすべてのスタジオ録音が、今回初めて、ワーナー・クラシックスのカタログの一部として、オリジナルテープからハイレゾ・リマスターされ、60枚組CDボックスにまとめられました。
 このボックスには、これまで未発表だった録音も含まれています。1969年の『魔弾の射手』序曲、ヴィヴァルディの『四季』から『春』と『夏』のステレオ・ヴァージョン、さらに『冬』のリハーサル(1955年)、そしてチャイコフスキーの交響曲第5番からのリハーサルの抜粋(1962年)です。

※2020年以前の96kHz/24-bitリマスターされた音源もすべて、新たに192kHz/24-bitリマスターが行われ、これによりすべてが192kHz/24-bitリマスター音源での収録となります(一部、2020年以降に192kHz/24-bitリマスターされた音源は、その音源が使用されています)。

※以前リリースのボックスに収録されておりました『ナタン・ミルシテイン/プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲』は、米コロンビア:米キャピトル音源のため現在の権利はユニバーサルにあり、このボックスには収録されておりません。

※歌詞・対訳は付属しません。

このコレクションは、カルロ・マリア・ジュリーニがロンドンの名門オーケストラ、彼が敬愛したフィルハーモニア管弦楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演、そして後に、相互の尊敬と愛情によって彩られ、オーケストラの歴史における最高の演奏のいくつかを結実させた、シカゴ交響楽団との伝説的なパートナーシップの間に作られた録音、そしてスカラ座、ロイヤル・オペラ・ハウス、パリ音楽院管弦楽協会、ウィーン交響楽団とのいくつかの共演の包括的な証となります。
 ベートーヴェン、ブラームス、シューマンへの敬意と深い感情に満ちた解釈、天上の名演と称される1959年の『ドン・ジョヴァンニ』と『フィガロの結婚』、ヴェルディとロッシーニの序曲のスリリングな演奏、鮮やかで色彩豊かなドビュッシー、ラヴェル、ファリャ、ストラヴィンスキー、名手イツァーク・パールマンやムスティスラフ・ロストロポーヴィチとの象徴的な協奏曲の演奏、ベルリオーズ、ブルックナー、マーラーの荘厳で強烈な表現力に満ちた解釈・・・これらすべて、そしてさらに多くのものが、このアンソロジーを、現代最高の指揮者のひとりの芸術の絶対的に不可欠な証としています。
 謙虚さと繊細さでオーケストラの団員やソリストたちから等しく敬愛されたカルロ・マリア・ジュリーニは卓越した指揮者でした。彼が伝説的な謙虚さで語ったように「私は彼らを指揮したとは言いたくない。むしろ私はこれらの素晴らしい音楽家たち、人間たちと共に音楽を創造したのだと言いたいのです。」
 英国の評論家・音楽研究家のタリー・ポッター氏がこのボックスのライナーノーツで指摘しているように「このボックスに収録された多種多様な演奏に共通点があるとすれば、それはおそらく、カルロ・マリア・ジュリーニがオーケストラと合唱の音色に独特の精神的な輝きを与える比類なき才能でしょう。彼は惜しみなく自身を捧げました。2005年6月14日、91歳でブレシアで亡くなったとき、かつての合唱団員やオーケストラ団員たちはまるで友人を失ったように感じました。」
 一方、レミー・ルイはフランス語の文章でこう締めくくっています。「さまざまな点で、ジュリーニは、その性格において明瞭に異なるチョン・ミョンフン、サイモン・ラトル、ヤニク・ネゼ=セガンといった後継者たちに消すことのできない印象を残しました。それ自体が雄弁な証です。同じく精神主義者であるチョンは、ジュリーニを『聖なる音楽家』と見ており、他の人々は彼を聖セバスティアヌスとさえ見ています。音楽の美しさを表現することが苦痛を伴うほどに。しかし、その多くのニュアンスと変容において、誰もがこの巨匠の遺産の中に、ウォルター・レッグ自身がカルロ・マリア・ジュリーニから発せられる『輝かしい後光』と呼んだものを認めていることに疑いはありません。」(輸入元情報)


ジュリーニは1956年にスカラ座首席指揮者を辞任してロンドンに活動の拠点を移し、コンサートのほか、EMIへの積極的なレコーディング活動を展開、1958年にはロイヤル・オペラ100周年記念上演をヴィスコンティ演出による『ドン・カルロ』で指揮して評判となり、名声を決定的なものとします。その後、1969年にはシカゴ交響楽団首席客演指揮者に任命されたため、英米両方での活動となりますが、1970年代前半までロンドンでおこなった演奏の数々は、この時期のジュリーニならではの魅力をもったものとして高く評価されてきました。
 中でもフランクの交響曲ニ短調は壮烈な気迫みなぎる名演として知られるもので、後年の録音にはないエネルギー感が聴きものです。
 ブラームスの交響曲全集は、解釈はすでに後年のウィーン・フィル盤と共通する要素が多く、よく歌う重厚なカンタービレの魅力が、より速めのテンポでダイナミックに表現されているのが特徴的。第4番については、なぜか翌年にシカゴ響と同じEMIに同じくセッション録音していますが、こちらの録音の方がカンタービレの美しさでは徹底している印象です。
 その他、名演として名高いドヴォルザークの交響曲第7番や、迫力あるロッシーニなど、ジュリーニとロンドンのオーケストラによる情熱あふれる演奏を大量に聴くことができます。

協奏曲録音は1955年のヴィヴァルディ『四季』から1980年のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲まで収録。共演者は、ロストロポーヴィチ、アラウ、ワイセンベルク、パールマン、シュタルケルなど実に豪華。
 演奏は有名なものばかり。ロストロポーヴィチとのドヴォルザークは、相手がジュリーニということもあってか、ロストロのソロもとにかくよく歌い、かつスケールも雄大というアプローチになっているのが特徴で、それゆえにこの作品のメロディアスな性格が際立っているのが大きな魅力となっています。
 アラウとの2曲のブラームスも、まだまだ元気で骨っぽく力強い演奏を聴かせていた頃のアラウならではの堂々たる仕上がりで、目の詰んだ重厚無比なカンタービレを聴かせるオーケストラとの組み合わせも相性抜群の名演奏となっています。

『ドン・ジョヴァンニ』はジュリーニ45歳のときの録音。1955年からロンドンでフィルハーモニア管弦楽団との録音を開始していたジュリーニは、1958年にはロイヤル・オペラ100周年記念上演をヴィスコンティの演出による『ドン・カルロ』で指揮して評判となり、1959年にはクレンペラーがキャンセルした『ドン・ジョヴァンニ』と『フィガロの結婚』の録音セッションの指揮を任されることとなります。ちなみにクレンペラーは実演の『ドン・ジョヴァンニ』演奏会形式上演もキャンセルし、そちらは若きコリン・デイヴィスが代役を務めて一躍その名を高めることとなります。
 このジュリーニの『ドン・ジョヴァンニ』は、重厚さと軽快さの両方を持ちあわせていた若きジュリーニの統率が光る演奏で、シュヴァルツコップの迫力あるエルヴィラ役や、タッデイの愉快なレポレッロ役、サザーランドの切れの良いドンナ・アンナ役、カプッチッリの狡猾そうに聴こえるマゼット役、力強く怖そうなフリックの騎士長、そしてヴェヒターの等身大なドン・ジョヴァンニ役というキャストの歌唱を、長めの音価系ながら十分に機敏なサポートで聴かせます。

『ドン・カルロ』は1970年ステレオ録音。聴き応えある5幕版を使用。ジュリーニの力強く息長いカンタービレを土台にした見事な演奏で、ドミンゴ、カバリエ、ヴァーレット、ライモンディ、ミルンズというパワフルな陣容が、フルに力量を発揮して迫力満点。
 巨大アリア集ともいえる、この聴きどころだらけのオペラを、これほどのテンションで描きぬいた演奏はほかになく、どこをとってもホットなのには驚くばかりです。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
1. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
2. 『エグモント』 Op.84〜序曲

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:
 18-20.IV.1968, Studio No. 1, Abbey Road, London, 23-24.IV.1968, Kingsway Hall, London (1) (Stereo)
 28-29.V.1969, Studio No. 1, Abbey Road, London (2) (Stereo)
Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:29.III.1971, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc3
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

 シーラ・アームストロング
(ソプラノ)
 アンナ・レイノルズ(アルト)
 ロバート・ティアー(テノール)
 ジョン・シャーリー=カーク(バス)
 ロンドン交響楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:22-25.XI.1972, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc4
● ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93

 ロンドン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:22-25.XI.1972, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc5
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37

 ハンス・リヒター=ハーザー
(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:20.IV.1963, No. 1 Studio, Abbey Road, London (Stereo)
Disc6
● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61

 イツァーク・パールマン
(ヴァイオリン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:14-15.IX.1980, No. 1 Studio, Abbey Road, London (Stereo)
Disc7
● ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調 Op.86

 エリー・アメリング
(ソプラノ)
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
 テオ・アルトマイアー(テノール)
 マリウス・リンツラー(バス)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:15-18.IX.1970, All Saints Church, Tooting, London (Stereo)
Disc8
● ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123

 ヘザー・ハーパー
(ソプラノ)
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
 ロバート・ティアー(テノール)
 ハンス・ゾーティン(バス)
 ニュー・フィルハーモニア合唱団
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:1-10.V.1975, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc9
● ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』 Op.17より

 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:13-15.X.1969, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc10
1. ボッケリーニ:序曲 ニ長調 Op.43
2. ボッケリーニ:交響曲ハ短調 Op.41
3. ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I:94『驚愕』

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:
 4,5 (3), 5,8 (2), X.1956, Kingsway Hall, London (Stereo)
 7.X.1956, Studio No. 1, Abbey Road, London (1) (Stereo)
Disc11
1. ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2
2. ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調 G.482

 ヤーノシュ・シュタルケル
(チェロ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:29-30 (1), 30 (2) V.1958, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc12
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:16-17.I.1961, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc13
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:10-12.X.1962, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc14
ブラームス:
1. 交響曲第3番ヘ長調 Op.90
2. 悲劇的序曲 Op.81

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:12.X & 9-12.XI.1962 (1), 12.XI.1962 (2), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc15
1. ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
2. ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』序曲 Op.77
(初出音源)

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:
 23.IV & 12.VIII.1968, Kingsway Hall, London (1) (Stereo)
 29.V.1969, Studio No. 1, Abbey Road, London (2) (Stereo)
Disc16
● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98

 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:15.X.1969, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc17
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

 アレクシス・ワイセンベルク
(ピアノ)
 ロンドン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:29-30.XI.1972, Studio No. 1, Abbey Road, London (Stereo)
Disc18
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

 クラウディオ・アラウ
(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:21-23.IV.1960, No. 1 Studio, Abbey Road, London (Stereo)
Disc19
● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83

 クラウディオ・アラウ
(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:21-22.IV.1962, No. 1 Studio, Abbey Road, London (Stereo)
Disc20
● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77

 イツァーク・パールマン
(ヴァイオリン)
 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:30.XI & 1.XII.1976, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc21
ブリテン:
1. 4つの海の間奏曲 Op.33a
2. 青少年のための管弦楽入門 Op.34

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:2,4 (2) & 9 (1) X.1962, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc22
● ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102(ノーヴァク版)

 ウィーン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:8-10.XII.1974, Musikvereinssaal, Vienna (Stereo)
Disc23
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB109(ノーヴァク版)

 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:1-2.XII.1976, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc24
● ケルビーニ:レクィエム ハ短調

 ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:10.VII.1953, Rome (Mono)
Disc25
ドビュッシー:
1. 交響詩『海』
2. 夜想曲

 フィルハーモニア管弦楽団&女声合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:11-13,19 (1), 14,18,19,25,26 (2) IV.1962, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc26
● ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 Op.70

 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:28-29.IV.1976, No. 1 Studio, Abbey Road, London (Stereo)
Disc27
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第8番ト長調 Op.88
2. スケルツォ・カプリチオーソ Op.66

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:17,18.I & 18,19,25.IV.1962, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc28
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
2. 序曲『謝肉祭』 Op.92

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:18,19,,24,27.I.1961 (1), 19.I.1961 (2), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc29
1. ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
2. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33

 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
(チェロ)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:29-30.IV. & 1.V.1977, Studio No.1, Abbey Road, London (Stereo)
Disc30
1. ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』
2. ラヴェル:スペイン狂詩曲
3. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス
(ソプラノ:1)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:
 16-17.X.1961 & 10.IV.1964, Kingsway Hall, London (1) (Stereo)
 17-18.V.1966, Studio No. 1, Abbey Road, London (2,3) (Stereo)
Disc31
1. ファリャ:バレエ音楽『三角帽子』より
2. ラヴェル:道化師の朝の歌
3. ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:25,26 & 29.VII.1957 (1), 4 (2), 8-10 (3) VI.1959, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc32
フランク:
1. 交響曲ニ短調
2. プシュケ

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:
 29-30.VII.1957, Kingsway Hall, London (1-3) (Stereo)
 31.V.1958, Studio No. 1, Abbey Road, London (4) (Stereo)
Disc33-34
● グルック:歌劇『アウリスのイフィゲニア』全曲

 パトリシア・ネウェイ
(ソプラノ/イフィゲニア)
 レオポルド・シモノー(テノール/ピュラデス)
 ピエール・モレ(バリトン/オレステス)
 ロベール・マサール(バリトン/トアース)、他
 パリ声楽アンサンブル
 パリ音楽院演奏会協会管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:26-31.VII.1952, Festival d'Aix-en-Provence (Mono)
Disc35
● マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』

 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:30.III.1971, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc36
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
2. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467

 アレクシス・ワイセンベルク
(ピアノ)
 ウィーン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:23-25.VI.1978, Simmeringer Hof, Wien (Stereo)
Disc37
● モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626

 ヘレン・ドナート
(ソプラノ)
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 ロバート・ティアー(テノール)
 ロバート・ロイド(バス)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:IX.1978, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc38-39
● モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527 全曲

 エーベルハルト・ヴェヒター
(ドン・ジョヴァンニ)
 ジョーン・サザーランド(ドンナ・アンナ)
 ジュゼッペ・タッデイ(レポレッロ)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ドンナ・エルヴィーラ)
 ルイジ・アルヴァ(ドン・オッターヴィオ)
 グラツィエッラ・シュッティ(ツェルリーナ)
 ピエロ・カプッチッリ(マゼット)
 ゴットロープ・フリック(騎士長)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:7-15.X & 23-24.XI.1959, Studio No.1, Abbey Road, London (Stereo)
Disc40-41
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 K.492 全曲

 ジュゼッペ・タッデイ
(フィガロ)
 アンナ・モッフォ(スザンナ)
 エーベルハルト・ヴェヒター(アルマヴィーヴァ伯爵)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(伯爵夫人)
 フィオレンツァ・コッソット(ケルビーノ)
 イーヴォ・ヴィンコ(バルトロ)、他
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:17-19,21-25,27.IX & 21.XI.1959, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc42
● ペルゴレージ:歌劇『奥様女中』全曲

 ニコラ・ロッシ=レメーニ
(バス/ウベルト)
 ロザンナ・カルテリ(ソプラノ/セルピーナ)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:29-31.V.1955, Piccolo Teatro de la Scala, Milan (Mono)
Disc43
ロッシーニ:
1. 『チェネレントラ』序曲
2. 『タンクレディ』序曲
3. 『泥棒かささぎ』序曲
4. 『セミラーミデ』序曲
5. 『ウィリアム・テル』序曲

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:13 (5) & 14 (4) XII.1962, 1-3.IV.1964 (1-3), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc44
ロッシーニ:
1. 『アルジェのイタリア女』序曲
2. 『セヴィリャの理髪師』序曲
3. 『ブルスキーノ氏』序曲
4. 『絹のはしご』序曲

ヴェルディ:
5. 『運命の力』序曲
6. 『椿姫』〜第1幕への前奏曲
7. 『椿姫』〜第3幕への前奏曲
8. 『シチリア島の夕べの祈り』序曲

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:
 1.VI.1958 (5,8), 31.V (6), 31.V & 2.VI (7) 1958, Studio No. 1, Abbey Road, London (Stereo)
 9-10.VI.1959 (1-3), 21 &24.XI.1959 (4) , Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc45-46
● ロッシーニ:歌劇『アルジェのイタリア女』全曲

 ジュリエッタ・シミオナート
(イザベッラ)
 チェーザレ・ヴァレッティ(リンドーロ)
 マルチェッロ・コルティス(タッデオ)
 マリオ・ペトリ(ムスタファ)
 グラツィエッラ・シュッティ(エルヴィーラ)
 マファルダ・マシーニ(ズルマ)
 エンリコ・カンピ(ハリ)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:5-7 & 9-12.VIII.1954, Teatro alla Scala, Milan (Mono)
Disc47
1. シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
2. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33

 ヤーノシュ・シュタルケル
(チェロ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:16 (2) & 17 (1) IX.1957, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc48
1. シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
2. ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:25-26.I.1961 (2), 25-27-I.1961 (1), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc49
シューマン:
1. 交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』
2. 『マンフレッド』 Op.115〜序曲

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:2 (2) & 3-4 (1) VI.1958, Studio No. 1, Abbey Road, London (Stereo)
Disc50
ストラヴィンスキー:
1. 『ペトルーシュカ』組曲(1947年版)
2. 『火の鳥』組曲(1919年版)

 シカゴ交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:13-15.X.1969, Medinah Temple, Chicago (Stereo)
Disc51
1. ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲
2. ビゼー:小組曲『子供の遊び』
3. ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:2-3.X.1956 (1), 2 & 7.X.1956 (2), 9-10.X.1956 (3), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc52
1. チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 Op.17『小ロシア』
2. ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:交響詩『禿山の一夜』

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:27-29.IX.1956 (1), 29.IX.1956 (2), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc53
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:2-4.VI.1959, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc54
チャイコフスキー:
1. 幻想序曲『ロメオとジュリエット』
2. 幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』
3. 交響曲第5番(リハーサル:抜粋)
(初出音源)

 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:9-10 & 11.IV.1962 (1,2), 26.IV.1962 (3), Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc55
● ヴェルディ:聖歌四篇

 ジャネット・ベイカー
(メゾ・ソプラノ)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:12 & 13.XII.1962, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc56
● ヴェルディ:レクィエム

 エリーザベト・シュヴァルツコップ
(ソプラノ)
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 ニコライ・ゲッダ(テノール)
 ニコライ・ギャウロフ(バス)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:16-21 & 23-27.IX.1963, 7.IV.1964, Kingsway Hall, London (Stereo)
Disc57-59
● ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』5幕版 全曲

 プラシド・ドミンゴ
(ドン・カルロ)
 モンセラート・カバリエ(エリザベッタ)
 シャーリー・ヴァーレット(エボリ公女)
 シェリル・ミルンズ(ロドリーゴ)
 ルッジェーロ・ライモンディ(フィリッポ2世)
 ジョヴァンニ・フォイアーニ(大審問官)
 サイモン・エステス(僧侶)、他
 アンブロジアン・オペラ合唱団
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:18-31.VIII.1970, Walthamstow Town Hall, London (Stereo)
Disc60
ヴィヴァルディ:
1. 協奏曲集『四季』全曲
(オリジナル・モノラル版)
2. 協奏曲集『四季』〜『春』(ステレオ・テスト録音版)(初出音源)
3. 協奏曲集『四季』〜『夏』(ステレオ・テスト録音版)(初出音源)
4. 協奏曲集『四季』〜『秋』(ステレオ・テスト録音版)
5. 協奏曲集『四季』〜『冬』第3楽章のリハーサル(ステレオ・テスト録音版)(初出音源)

 マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ
(指揮)

 録音:29-30.IX & 1-2.X.1955 (1 Mono, 2-5 Stereo), Studio No. 1, Abbey Road, London


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前回のボックスは2013年であると知り、時の...

投稿日:2025/06/20 (金)

前回のボックスは2013年であると知り、時の速さに驚愕。この10年あまり度々取り出して聞いては、DGG以前のジュリーニの佳演に親しんできた。で、迷いながらも新しいマスタリングの当ボックスを入手して、まず音のクオリティはどうかと、61年録音のドヴォ8を聞き比べてみた。結論から言うと、旧ボックスでのマスタリングも十分美しく高水準であり、新マスタリングと聞き比べることで、不満を覚えるレベルではないというのが、私の耳の答えだった。もちろん、明らかに別のマスタリングである、ということは、一聴してわかるレベルの違いではあったのだが、それは同時にオリジナルマスターの経年劣化もとらえているように私には聞こえたからだ。とは言え、買って良かったと思えたのは、添付解説ブックレットに掲載されている、これまで見ることがなかった、この指揮者の写真の数々には驚かされたことだ。ボックスの写真も紳士服の宣伝写真かと見まごうほどの、モデルぶりで、ノーブルな演奏ぶりと、目が覚めるような外見との見事な一致もこの指揮者が尊敬された要因の一つだったのではないかと愚考した次第。

林檎太郎 さん | 長野県 | 不明

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