Dusty Springfield

Dusty Springfield (ダスティ・スプリングフィールド) プロフィール

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1999年3月、59歳でこの世を去ったダスティ・スプリングフィールド。彼女はちょっと硬質ながら(そこがキュートなんだけど)ホワイト・ソウル風味の艶やかなヴォーカルを聴かせてくれた。その60’sソフト・ロックとホワイト・ソウルの中間をいくような歌唱スタイルを聴かせる個性は、意外にも少ないのではないだろうか。

ダスティ・スプリングフィールドこと、メリー・インベル・キャリン・オブライエンは1939年4月16日に、ロンドンのハムステッドに生まれる。1959年には兄トムが組んでいたスプリングフィールズに加入。シングル・ヒットを数曲放ったスプリングフィールズは間もなく解散、ダスティはソロ・アーティストとして1963年に活動を開始する。1stヒット“二人だけのデート(I Only Want To Be With You)”をはじめ、フィリップス・レーベルに数多くのヒットを残し、アトランティックに移籍後、名盤の誉れ高いダスティ・イン・メンフィスを発表。70年代以降も作品を発表し続けた。

ダスティ・スプリングフィールドの声質は冒頭でも触れたように、豊かな声量、広い声域で聴かせる、といったようなタイプのものではなく、ややもすると硬く、現在のソウル・デーヴァとは比べ物にならないくらい貧弱な印象すら与えるものだが、ことポップなフィーリングの楽曲や翳りのある低音が活かせる楽曲と組み合わさると得も言われぬ魅力を発揮する。一般に伸びやかに歌うのが歌が上手い、とされることがあるが、ダスティの場合にはその不器用そうな歌声が愛らしいとも言えるのである。60’sポップの世界では彼女の人気、評価は高かったし(英国では64年頃にベスト・女性ヴォーカリストに選ばれるほどの人気だった)、現在でもダスティ・イン・メンフィス辺りはソフト・ロック系のサウンドを好むファンに再評価されている。

ダスティ・スプリングフィールドは1987年に、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったエレ・ポップ・デュオ、ペット・ショップ・ボーイズと競演した。"What Have I Done to Deserve This?" (ペット・ショップ・ボーイズのアルバムアクチュアリーに収録)がその曲で、これは英米のチャートでヒットを記録し、若い世代にダスティ・スプリングフィールドの名を広めるのに一役買った。ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントは1954年生まれだが、イギリスで少年時代を過ごした彼の最初の音楽体験にダスティも含まれていたのかもしれない。ともあれクールで理知的かつキャッチーな音楽性を持つ、このポップ・デュオがダスティをこの時期に素材として取り上げたというのは面白い(単に幼い頃のファン心理からだけだったりして….)。

ダスティ・スプリングフィールドの飾り気のない実直そうな歌声には、これでもかと盛り上げるような歌手にある派手さなどはないが、逆にその分だけ彼女なりのソウルを我々に伝えてくるようなところがあるから不思議だ。またポップスという枠の中でも、「解り易いだけの...」といったものとは異なる、「何かあるな」という感触を聴き手に与えるのも彼女の歌のキモの部分と言えるだろうか。

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