DVORAK;9’50/10’58/6’34/10’08=37’29 SCHUBERT;8’01/6’23/6’20/9’29=30’12

The greatest recordings of both.

最初Richter のファンから、現在リヒテルとクライバー両方に中毒中です。

確かにこれはひたすらＳＫＤの美しさを聴くべき演奏。この点だけは満足のいくＣＤでした。あとは好みの問題になりますが、ドボ８は私にはあまりに潔癖すぎて若干の違和感がぬぐえないのも事実。シューベルトにも少し厳しすぎるかと。これ偏にブロムシュテットの北方キリスト教徒的生真面目さの表れかと。

曲がいいかどうかなどということはどうでもいい。演奏家のオーラだけで圧倒されてしまう。リヒテルはあまり好みではないけれど、たまにこういうとんでもない演奏をするから分からない。カルロスも伴奏でここまで世界観を作り上げるのだからやっぱ凄い。

素晴らしい演奏です。ドレスデンの音色の素晴らしさは書き切れません。自然体の演奏で音楽が身体の中に沁みこんできます。この演奏がこの金額で良いの？と思いました。

素晴らしい演奏だ。かつてドボルザークの8番が銀河英雄伝説で使用されており、印象的だったが、この演奏のようにフレージングが美しい、まさに歌う演奏を聴いたことがない。以来セル、カラヤン、小澤、といろいろ聞き比べたが、どれもピンとこない。 今のところ唯一、肉薄するのがイヴァン・フィッシャーの精緻な演奏のみ。なおシューベルトも素晴らしい出来栄えだと思う。

ﾄﾞｳﾞｫﾙｻﾞｰｸ第8番は素晴らしいですね。ﾄﾞﾚｽﾃﾞﾝの音は輝いています。私はもう少し押さえた音が好きですが。HMVﾚﾋﾞｭｰにあるように、第2楽章は震撼もの。ここまで腰を落として深く歌い込んだものは皆無でしょう。聴き惚れました。第２楽章だけでも購入の価値は大有りです。

第１楽章、名ティンパニスト＝P.ゾンダーマンの『一撃』にニンマリ。以降フィナーレまで、ブロムシュテット／SKDは聴き手を決して裏切りません。

この演奏は、音楽に必要な様々な要素を包含しています。メリハリの効いた第１楽章、じっくり腰を落として語る第２楽章、息を整える第３楽章、全てを解放する第４楽章、なんて自分では思いました。特にこれだけ印象深い第２楽章にはお目にかかれないと思います。確かに、民族性とは無縁の純粋な交響曲ですが、お見事と言うほかはありません。だけど何故この値段なの？有り難いですが＾＾