ドボルザークの第８番がこんなにも美しい曲だったと､思い知らせてくれる一枚です｡第一楽章が力強いだけに､第二楽章の甘く典雅な響きが引き立ちます｡そして､均整のとれた第三楽章へと展開し､華々しくフィナーレを迎えます｡古今の録音中､極めつけの逸品として､お奨めします。さて､日本ではなじみのうすいシャルプラッテンへの録音ですが､ブロムシュテット＋ＳＫＤの録音をもっと販売してほしいものだと思います｡

優秀な録音と相乗して最上な演奏に仕上がったと言えるでしょう。とにかく美しい、美しすぎる。ブロムシュテットの音楽に対する思いが見事に反映された一枚です。

暑い夏の日に谷を渡る風の様な爽やかな演奏。独特のドボルザークくささはなく、実に爽快。個人的にはカラヤンウイーンフィルの晩年の録音が好きだが、全く違う意味で大変気に入った一枚。このＣＤがこの値段で買えるとは大変お得。一緒に収録されたシューベルトも秀演。

HMV評をみて購入しましたが、まさにその通り！情感のこめられた第二楽章のすばらしさに驚きました。実演でも音楽の流れをいきいきと表現するのが上手いなあと思いましたが、ここでもそれがよく出ています。

ブトムシュテットとドレスデンとの競演の中でも１、２を荒そう名演です。抑制をきかせた極上のサウンドと、細部の美しさに定評があるブルックナー演奏にも匹敵すると思います。演奏形態はブルックナーの時と違い、きわめてあつい物を感じさせる。ブロムシュテットの意外な一面がみることができた。

　学生時代、お茶の水の石橋楽器地下にLPレコード売り場があり、そこで流れていたのが、このドボ８。暑い夏の日だったが、汗がすっと引くようなさわやかな演奏で、思わず買ってしまってのを覚えている。いまでも、ドボ８の定番だと思う。CD化されて、ほんとうにうれしい。

最近ブロムシュテット、ＳＫＤが廉価版で次々と発売されている。こんな嬉しい事はない。このコンビのＣＤは全てすばらしいと保証します。ブロムシュテットはこのころが一番いい。この勢いで、シューベルト交響曲全集も再発売されないかなあ。このドボ８も文句なく最高の演奏です。カラヤンやセルのなんて、この演奏の美しさにはかないませんてば。