粗削りながらも光るメロディを見せつけた1stも素晴らしかったですがこのセカンドもよりメロディアスになって落ち着いたまとまりのあるアルバムになっています。80年代のLAメタルの優等生的サウンドになっています。ロックキャンディからのリマスターで音も良いですし買って損はないかと思います。

思えば80年代中期以降のアメリカのHR/HMはバッドボーイズR＆R系かスラッシュメタル系の両極端へ分岐しつつある状況だった。BON JOVIやWHITE SNAKEといった正統派HRも活躍したが、多くの正統派HR/HMバンドは短命に終わった。このICONも非常に良質なアルバムを世に出したが、高い評価は得られたとは思えない。HM然とした1st。そして2nd, 3rdとメロディを前面に出して来るが、3作品ともにメロディアス正統派HR/HMの音が根底にある。所謂VICIUOS RUMORSのようなパワーメタルの音ではありません。メロディはもっとキャッチーです。有名どころで例えるならPRETTY MAIDSがアメリカ出身だったらといった感じでしょうか。しかしICONのようなバンドがCDでまた入手出来るなんて感謝です。

ＬＡメタルのなかでは個性的というかマイナーな感じの音作りだったけど、少し垢抜けたくらい。きちんとしたプロデューサーをつけた方がいいかも？期待して買ってしまっただけに残念。

アメリカンメロデックハードの名盤。ファーストはアメリカのバンドとは思えないヨーロッパのテイストのメタルを聞かせてますが、この２枚目以降メロディアスな方向にシフト。 現在再結成し、ツインギターの御二人がオリジナルメンバーです。 オフィシャルサイトで確認済み。 前回間違いのレビューを書いたことをお詫びいたします。 ちなみに全盛期のメンバーのライブＤＶＤが出ております。残念な事に国内版は出ておりません。

アメリカンハードロックの名盤。アリスクーパーゲスト参加。幻の前作聴くべし。(題名：パーフェクトユニオン‘８７）5曲目・7曲目収録。 ボーナストラック追加で発売してます。このアルバムからRight Between The Eyesへ。

２枚目は､当時のHM／HRマガジンに絶賛されたが、売れず、キャピトルから契約解除になり、４年後アトランティック傘下のメガフォースレーベルから復活を果たす。当時日本盤も発売されました。 ８０年代メタル・LAメタルを知らない若い方々に聞いてもらいたい名盤(ファースト〜サードまで） 解散したと思っていたが、地道に今も活動してます。(多分３枚目のラインナップ？間違えだったら、ごめんなさい。）

前作でﾊｰﾄﾞﾎﾟｯﾌﾟ路線へｼﾌﾄﾁｪﾝｼﾞしたICONの3rd。その前作に比べると、曲の質が若干落ちた気がする。悪くはないが少しﾌｯｸに欠ける気も……中にははVOW WOWっぽく聴こえる曲もあったり。前作が良すぎたかな？

エッジの効いたツインGと、Keyが雰囲気作りに実に良い仕事をしている。80年代後半頃の浜田麻里をよりパワフルにした感じ。2や7なんか良い曲だと思うけど・・・。

決して悪くないものの、何かインパクトのない楽曲でちょっと期待はずれだった．．．というのはこの作品が発表された当時の感想。で、今聴いてみてもやはり何か物足りない印象が…。1STとボーカルを変えた3RDの出来が素晴らしいので、個人的には印象薄な作品です。決して悪くはないんやけどね．．．。

正にＬＡメタルサウンド。懐かしいですな。ボーカルの声が苦しげな点がひっかかりますが、全体的には正統派と言われる音です。古き良き時代が偲ばれます。