ジョンパティトゥーチのいろいろなテクのベースが聞けると思って購入しましたが、期待はずれでした。

｀88年発表のアルバムなだけあって、あの時代のヒュージョンの王道を行ってます。最近のが好きな人にはあわないかも。でも逆に最近のしか知らない人は聞いてみてもいいかも。曲調はベース好きの人向けだけで無く、色んな楽器が好きな人も楽しめるかも。ただ、雰囲気はチック・コリアがプロデュースしてるだけあって、チック・コリアの癖がでています。だからチック・コリアファンも楽しめると思います。そして故マイケル・ブレッカーのサックスに思わずうならされたり、ギターも美しい旋律を奏でています。値段的に買っても損は無いかも。（買って損したと思ったらスミマセン）

６弦エレキベースをこんな風に弾きこなすのは、このベーシストだけなような気がします。シンコペーションだらけの曲があったりして面白いです。強引に例えるなら、パット・メセニーみたいなのをベースでやって浮遊感がでてるような、癒やしにもなるアルバムだと思います。とは言っても、ちゃんとジョン・パティトゥッチらしさはでています。ジャズが好きな人が４ビートでノろうとしても出来ませんけど、リズムをとらず不思議な雰囲気にひたるもよし、リズム感がある人は難解なリズムを取りながら聞くのもよしだと思います。ベースという低音域の楽器での演奏なのに、美しい曲が沢山はいってます。これぞジョン・パティトゥッチの真骨頂なのか？

６弦エレキベースをつかってる曲もあるけど、全体的にアコースティックな感じ。いつものパティトゥッチよりも、ウッドベースの低音域で弾いてるところが多い。曲風は当たり前かもしれないけど現代的。チェロとの絡みが絶妙。ベース好きにはたまらないけど、ノリノリのジャズが好きな人には、う〜〜んて感じかな！

自分にとっては、最高のｼﾞｬｽﾞﾍﾞｰｼｽﾄ｡ｱﾙﾊﾞﾑの中でも最高の一枚

自分にとっては、最高の ジャズベーシスト。 ウッドベーズがよすぎる。