CD 輸入盤

Sym.3 / 8: Klemperer / Bavarian.rso

Mendelssohn / Schubert

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5668682
組み枚数
:
1
レーベル
:
Emi
フォーマット
:
CD

商品説明

“スコットランド”&“未完成”
クレンペラー指揮バイエルン放送交響楽団

 メンデルスゾーンは1969年5月23日の収録。クレンペラーの《スコットランド》は、他にウィーン響(1951/VOX)、フィルハーモニア管(1960/EMI)との録音が知られており、特にフィルハーモニア盤は有名な存在ですが、今回のバイエルン盤はそれをはるかに上回る名演と言えるものです。
 この演奏の前には、スケールの雄大さがどうとか、音の彫りの深さがどうとか、テンポが速いとか遅いとかといったことを、あれこれ語ることが空しくなってしまうほど、音楽の自然な移ろいがとにかく魅力的で、バイエルン放送響の楽員たちから、客演という立場でよくもこれだけ深みのある美しい演奏を、しかも全編にわたって引き出せたものと驚かないわけにはゆきません。
 ちなみに、この作品の第4楽章のコーダは、第1楽章序奏主題に基づく壮大なものですが、クレンペラーはなぜかこれをカットしており、ホルンによって導入される第4楽章第2主題に基づく1分強の簡潔なコーダを自作して、悲痛な気分のまま曲を終わらせてしまっているのです。

 フィルハーモニア盤の魅力のひとつが、この部分の、きわめて壮大な演奏であったことを考えると皮肉としか言いようのない処置ですが、バイエルンでの演奏の場合には、これでも良いと思えてくるから不思議です。
 どこからどう見ても《スコットランド》史上、最高に美しい演奏であり、あからさまな形での感情移入表現などほとんど無いにもかかわらず、無味乾燥さや、冷たさは塵ほども見当たらないのです。これに較べればスタジオ盤は敢えて“標本"と言いたくなるくらい冷たい感触が支配的で、比較すればするほど、演奏会でのクレンペラーの魅力がクローズアップされてくることは間違いありません。ちなみに、この《スコットランド》と同じ日には、《真夏の夜の夢》と《フィンガルの洞窟》がとりあげられており、どちらも超の付く見事な演奏となっています。

《未完成》は1966年4月1日の収録。クレンペラーのこの曲の録音は、ほかにベルリン国立歌劇場管(1924/ARCHIPHON)、ブダペスト響(1948/HUNGAROTON)、トリノ・イタリア放送響(1956/CETRA)、フィルハーモニア管(1963/EMI)、ウィーン・フィル(1968/DG)の5種があり、音質はともかくそれぞれに見事な仕上がりをみせています。特にウィーン・フィルとのものはオケの性格もあって非常に美しい演奏となっているのですが、今回のバイエルン盤はそのVPO盤に較べて、よりクレンペラー的性格の強い内容になっているのがポイントでしょう。よほど体調が良かったのか、演奏は首尾一貫して強い緊張をはらみ、パワフルなオーケストラのサウンドと相まって実にたくましい《未完成》を聴かせてくれるのです。第1楽章展開部での追加ティンパニや、再現部でのピツィカート処理のリズミカルで強靭なこと、木管声部が常にしっかりと確保されて美しい対旋律を立体的に聴かせてくれる点も見事としか言いようがありません。

収録曲   

クラシック曲目

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  • Felix Mendelssohn (1809 - 1847)
    Symphony no 3 in A minor, Op. 56 "Scottish"
    演奏者 :

    指揮者 :
    Klemperer, Otto
    楽団  :
    Bavarian Radio Symphony Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1842, Germany
    • 言語 :
    • 時間 : 44:47
    • 録音場所 : 05/23/1969, Hercules Hall, Munich, Germany [Live]
  • Franz Schubert (1797 - 1828)
    Symphony no 8 in B minor, D 759 "Unfinished"
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1822, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : 25:48
    • 録音場所 : 04/01/1966, Hercules Hall, Munich, Germany [Live]

総合評価

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クレンペラーのスコットランドは、フィルハ...

投稿日:2021/03/03 (水)

クレンペラーのスコットランドは、フィルハーモニア管(1960/EMI)との録音が有名な存在であるが、バイエルン盤はそれを上回る名演と言える。 スケールの雄大で、音の彫りが深い名演である。、第4楽章の自作コーダで、悲痛な気分のまま曲を終わらせてしまっているところが、特に感動的である。リマスター版の再発売を切に希望する。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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基本的には骨太なドイツ的演奏。ただ、アク...

投稿日:2004/05/18 (火)

基本的には骨太なドイツ的演奏。ただ、アクセントや抑揚のつけ方は個性的で、クレンペラーの作品に対する愛着を感じる。所々にミスがあるが、オケは指揮者の意図をよく理解していて、旋律には心がこもり、音楽は充実している。「クレンペラーのコーダ」も、男性的すぎる気はするが、この劇的悲愴の中での終結もいい。録音良好。クセになる名演。

ボール犬 さん | 兵庫県 | 不明

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こんな素晴らしい演奏は滅多に聴けないと思...

投稿日:2003/07/07 (月)

こんな素晴らしい演奏は滅多に聴けないと思う。とにかく一度耳にすれば間違いなく虜になってしまう。少々のクセなど気にならない。クレンペラーの独壇場である。

KURO さん | 福岡 | 不明

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