【全曲解説】KYONO『S.A.L』

2020年11月02日 (月) 20:00

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1. S.A.L

この曲はアルバムのタイトルにもなっている通り、今回のテーマにもなっている曲。ライブの一曲目を意識して作った部分もあり、最初から2ndアルバムの一曲目はコレだ!と決めてました。昨年の暮れにデモを制作して今年の頭にライブで演奏し、またアルバム用に更に構想を固めていった感じで進めていきました。最後にhiromitsuのシャウトを入れてもらいイメージ通りの形が完成しました。


2. STUCKED SYSTEM

この曲は最後の最後にアルバムに入れた曲で、デモを色々制作してる中で今年の頭に既にできていたにもかかわらず、忘れていたところをエンジニアが思い出させてくれた。イメージ通り一曲目からのいい流れになりました。ギターやベースは一発録りでシンプルなんですが、頭のシンセや声のサンプリング的な部分等は手作業で細かく切り刻んで作ってたりと、割と手作り感が詰まっている曲です。ラストのシンセはシステムが壊れていく様を音で表現しています。


3. THE WAY feat.Kj (Dragon Ash)


この曲はゲストのKjをイメージしながら作りました。2人で歌うとしたらどんなメロディが良いだろう?みたいな感じで。散歩しながら思い浮かんだリフやメロディをそのまま形にしていき、サビではライブでも一緒に叫べたら楽しいだろうなみたいなノリで構成を考え作っていきました。イントロやAセクション等、自宅で一発録りしたベースやギターをそのまま採用していて、なるべく音数を減らす方向でシンプルで分かりやすい形にしました。またKjの声が入る事によって明るさが増し、よりキャッチーなイメージ通りの楽曲に仕上がりました。


4. STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)


この曲はゲストのTAKUMAをイメージして作った曲で、彼の持ち味でもある色々な声を入れた曲にしたく、セクションごとに雰囲気を変える方向で構成を考えていきました。ユニゾンで一緒に歌うというよりは交互に出てくる方が面白いと思い、それぞれのパートを分けて考えました。演奏はシンプルに、ほとんど一発録りで音を重ねていきました。歌はデータでやり取りして何テイクかもらったものをミックスして確認してもらうというやり方で進めていき、イメージ通りTAKUMAの声によって更にキャッチーな広がりのある楽曲に仕上がりました。


5. DRIVE


この曲は昨年ライブDVDをリリースする際にシングルとして同時に作っていた曲でもあり、初ライブを行った時の映像を素材にしてMVを作ってもらいました。ライブをやってく中でこういう曲が欲しい!とイメージしてできた曲で、今回アルバムに入れるに当たってリアレンジして更にシンプルな状態にしました。シャウトでhiromitsuの声も入っていて、よりライブ感のある曲に仕上がったと思います。


6. WIPE OUT

この曲は頭の中のイメージやリフをエンジニアのスタジオでその場で説明し、すぐにBPMを決めてリズムを打ち込み、ベースとギターを録り仮歌を入れていって、、といった感じでかなりスピーディに作った曲で、デモのつもりで録ったベースやギターのテイクも揺れたりしてる部分がむしろアグレッシブ感を出しててカッコいい!ってなったので、そのままデモテイクを採用する事にしました。Aセクションの歌詞の譜割りやDセクションの早い部分等も、仮歌の音のイメージのまま言葉を構築していきました。また、途中のメタルっぽいリフとジャズっぽい要素のあるリズムが合わさっていく部分、ベースのグルーブ感がとても気に入ってます。


7. IN THE MORNING

この曲もライブをやってく中でイメージが湧いてきて浮かんだ曲で、セットリストの中で合間にしっとりとした曲があったらいいなと。それをイメージしながら昨年の年末にバタバタとした中で作りました。すごく疲れていた状態でポロポロとギターを鳴らしていくうちにメロディが浮かんできて生まれた曲。とてもシンプルな音の中にシンセを加え、霧が晴れていくような絵をイメージしました。サビは前向きに行こうという意思が込められています。


8. SAILING THE LIFE


この曲はDRIVEと同じ時期に作った曲で、昨年ライブDVDを制作してる時に同時に進めていきシングルとしてリリースしました。 ライブをやっていく中で、もっと色んな場所に行きたい、ライブしたいという気持ちが強くなり、それをタイトルや歌詞に表現した曲でもあります。実は当初サビのメロディが2バージョンあって、周りの人に聴かせてどっちが良い?という質問をしたりして、最終的に今の形にしました。


9. PHASE

この曲は最初に頭に浮かんだのは、カオスの中にあるドラマチックな絵のようなイメージで。その時点でリフや構成、アグレッシブな部分やサビメロも含めて割と明確なものがあったので、すぐに仮歌を入れてデモ音源として今年の前半頃にはできていました。でも他の曲と同時に進めていくうちに録り直したくなっていき、ギターやベース、リズム全体のタイム感をずらしたりスネアの入る位置を何度も変えたりとか。Aセクションの歌詞や譜割りに関してはバージョンがいくつも浮かび何度も録り直していって、、という感じで、割と締め切りギリギリまで色んな形を模索しながら詰めていったので、そういった意味でもカオス感が結構出ている曲だと思います。


10. WONDERFUL WORLD

この曲は頭に浮かんだイメージ通りに割とスムーズに進める事ができた曲で、音を録っている時からこれは最後の曲だなと決めていました。またアグレッシブな音の中に合唱的なメロディを繰り返す部分は、歪んだ社会の中で皆で突き進んでいく感じというか、強く前に進んでいこうという前向きな気持ちを表しています。是非歌詞を読みながら聴いて欲しい曲。


KYONO『S.A.L』

GENRE:MIXTURE, LOUDROCK, PUNK ROCK
Kj(Dragon Ash)、TAKUMA(10-FEET)参加曲も話題のKYONO
ヘヴィ且つラウドで生々しいサウンドが響く開放感溢れる2ndアルバム

約2年ぶりのアルバムは前作以上に明るく開放感に溢れた内容だ。従来のラウドな質感はあるものの、全編親しみやすいメロディ・ラインが織り込まれている。「THE WAY feat.Kj (Dragon Ash)」、「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」のフィーチャリング曲も、大きな話題と言えるところで、個性豊かなフロントマンの資質を生かしたミクスチャー/メロディックな楽曲にアガってしまう。そして、最も驚いたのは「IN THE MORNING」。KYONOの丸裸の歌声にドキッとするナンバーで、優しさと切なさが滲み出たメロディが心に沁み入る。DVDには「BREED feat. JESSE (RIZE / The BONEZ)」のライヴ映像もあり、こちらも要チェック!
荒金 良介 【ライター推薦】


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CD

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KYONO

価格(税込) : ¥3,500

会員価格(税込) : ¥3,150

まとめ買い価格(税込) : ¥3,150

発売日: 2020年10月21日

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