【映像】ラニクルズ&ベルリン・ドイツ・オペラ/R.シュトラウス:『アラベラ』
2025年01月22日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

ベルリン・ドイツ・オペラより
クラッツァー&ラニクルズによる充実の『アラベラ』登場!
舞台は19世紀半ばのウィーン。破産寸前の貴族ヴァルトナー伯爵夫妻は、美貌の娘アラベラを金持ちに嫁がせようと画策しています。アラベラは何人もの求婚者を尻目に白馬の王子が現れることを夢見ています。一方、アラベラの妹ズデンカは男の子として育てられてきました。彼女はアラベラに求愛している士官マッテオを密かに慕っています。そこに、ヴァルトナー伯爵のかつての戦友の甥である裕福な田舎貴族マンドリカが現れ、アラベラに求婚・・・
『アラベラ』は、貴族社会が崩壊しつつある時代を背景に、男女の愛情と打算、そのすれ違いを苦みのある笑いに託した喜劇オペラ。この作品でシュトラウスは『ナクソス島のアリアドネ』の序幕に始まる、伴奏付きレチタティーヴォを楽想の中心に据えドラマの進行に演劇的なスピード感を持たせるという作劇法を推し進めました。
鬼才トビアス・クラッツァーの演出は、ホフマンスタールがシュトラウスのために書いた最後の台本となった『アラベラ』の中にある斜陽の貴族社会へのノスタルジーが、どの様に現代的な問題と地続きになっているかを読み解こうとする野心的試み。歌唱陣にはベルリン・ドイツ・オペラ2022/23のシーズンにコルンゴルトの歌劇『ヘリアーネの奇蹟』のヘリアーネ役で好評を博したサラ・ヤクビアク(アラベラ役)、さらにドリス・ゾッフェル、アルベルト・ペーゼンドルファー、エレナ・ツァラゴワら粒ぞろいの名歌手をフィーチャー。歌手たちの優れた歌唱と共に音楽監督を務めるドナルド・ラニクルズのベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団を駆使したシュトラウスならではの豊潤な響きに彩られた音楽が聴きものです。(輸入元情報)

【収録情報】
● R.シュトラウス:歌劇『アラベラ』全曲
アラベラ/サラ・ヤクビアク(ソプラノ)
ズデンカ/エレナ・ツァラゴワ(ソプラノ)
ヴァルトナー伯爵/アルベルト・ペーゼンドルファー(バス)
アデライデ/ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)
マンドリカ/ラッセル・ブラウン(バリトン)
マッテオ/ロバート・ワトソン(テノール)
エレメール伯爵/トーマス・ブロンデル(テノール)
ドミニク伯爵/カイル・ミラー(バリトン)
ラモラル伯爵/タイラー・ジンマーマン(バス・バリトン)
フィアカーミリ/ムン・ヘヨン(ソプラノ)
占い師/アレクサンドラ・ハットン(ソプラノ)
ヴェルコ/イェルク・シェルナー(テノール)
ジューラ/ミヒャエル・ヤマク(俳優)
ヤンケル/ロベルト・ヘーベンシュトライト(俳優)
給仕/タイゼン・ルッシュ(テノール)
ベルリン・ドイツ・オペラ・バレエ団(振付:イェロン・フェアブルッヘン)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮:ジェレミー・バインズ)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
ドナルド・ラニクルズ(指揮)
演出:トビアス・クラッツァー
美術:ライナー・ゼルマイアー
衣装:ライナー・ゼルマイアー、クララ・ヘルテル
ビデオ:マヌエル・ブラウン、ヨナス・ダール
照明:シュテファン・ヴォインケ
収録時期:2023年3月18,23日
収録場所:ベルリン・ドイツ・オペラ(ライヴ)
共同制作:ベルリン・ドイツ・オペラ&ナクソス
制作協力:ベルリン=ブランデンブルク放送(rbb)
映像監督:ゲッツ・フィレニウス
収録時間:115分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語、ドイツ語(歌唱言語)、英語、フランス語、韓国語