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【特集】10年代に受け継がれる細野晴臣の遺伝子
2017年11月11日 (土) 08:00
|HMV&BOOKS online - ジャパニーズポップス

星野 源
言わずもがな、理想的な師弟関係と言える細野晴臣と星野源の二人。二人の共演は、雑誌での対談連載や、ラジオへのゲスト出演、そして記憶に新しい昨年(2016年)の細野晴臣のプレミアムな中華街ライブへのゲスト出演など多岐にわたる。2010年 インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」で活動していた星野に、歌う事を勧めたのも細野晴臣。その後の活躍はご存知の通り。
never young beach
今年、SPEEDSTAR RECORDS よりメジャーデビューを果たし、晴れて細野晴臣とレーベルメイトとなったネバヤンこと never young beach。近頃、最も細野晴臣の寵愛を受けている若手と言っていいだろう。2015年 "西海岸のはっぴいえんど" という意味不明なキャッチフレーズで登場した5人組は、類まれなサウンドメイクで、遂にここまで来てしまった。
シャムキャッツ
昨年2016年に自主レーベル「TETRA RECORDS」設立し、ますます良質なものづくりを突き詰めているシャムキャッツ。今年リリースした『Friends Again』がなんとも素晴らしく、シンプルで楽曲そのものの良さが際立つ、風通しの良いリラックスした作品となっている。中でも菅原慎一(Guitar&Vocal)が作詞作曲を担当したこの曲「Four O'clock Flower」は出色のできばえ。
Mac DeMarco(マック・デマルコ)
細野晴臣からの影響を公言する海外アーティストと言えば、まず Devendra Banhart(デヴェンドラ・バンハート)が筆頭に挙げられるけれど、ヘロヘロ、すきっ歯のローファイ王子 Mac DeMarco(マック・デマルコ)もその一人。12年作『MAC DEMARCO 2』のジャケットに記されたアルバムタイトルのフォント・色は、『HOSONO HOUSE』からの引用。
VIDEOTAPEMUSIC
VHSテープからのサンプリングという他に類をみない手法での音作りも面白い VIDEOTAPEMUSIC。エキゾチックな異国の香りが漂うかと思えば、育った街の国道沿いの風景を思い出すこの曲は、細野晴臣のトロピカル3部作に通じるものもあるのでは?世界大恐慌の時代のジャズのムードを感じた後に、2017年の東京の感触がする。ここがどこなのか?どうでもよくなる快楽の音楽。
吉田省念
この楽曲では細野晴臣との共演まで果たしている吉田省念。くるりのメンバーだった時期もある京都のシンガーソングライターだ。この曲は前作収録のものだが、つい最近リリースされたアルバム『桃源郷』も音楽性をさらに拡張した内容で素晴らしい。打ち込み深海エキゾ・ダブとでも言うべき新機軸も導入した、極上極楽な南国音楽となっている。
折坂悠太
知る人ぞ知るシンガーソングライター折坂悠太。その才能はお聴きの通り。この楽曲も収録された2016年作『たむけ』は、素晴らしすぎて人に教えたくないレベル。2017年にこんなにも純粋な音楽を聴けるなんて。
Okada Takuro
2015年に「森は生きている」を突如解散以降、音楽好きなら誰しもが、その動向を気にしていた同バンドのリーダー 岡田拓郎。遂にリリースしたソロ名義 Okada Takuro としてデビュー・アルバム『ノスタルジア』は、その期待をはるかに超えた素晴らしい内容。文句なしの名盤だ。
cero
クオリティー、完成度、アイデア、クリエイティビティ、発想、こだわり...全てがズバ抜けた、現在のインディー・シーンの中心的存在 cero。この曲は<人生が次のコーナーに>のリフレインがやたらと心に響く1曲。寂しくも暖かい不思議な聴後感が後を引く。こんな曲を作れるのは cero だけだ。
Yogee New Waves
現在のインディーシーンを語る上で絶対に外すことの出来ないキーマン、その第一人者的な存在こそが Yogee New Waves。音楽のワクワクがダイレクトに落とし込まれたサウンドが胸を打つ。この曲が収録されたアルバム『WAVES』は、間違いなく日本のロック史に残る1枚。2018年以降の活躍に最も期待すべきアーティスト。
ラッキーオールドサン
こういうタイムレスな輝きを持ったポップスって実はなかなか出会えないもの。ラッキーオールドサンはデビュー以来、僕らにこういうエヴァーグリーンな音楽を届けてくれる貴重な存在だ。
秘密のミーニーズ
この CSN&Y 直系のサウンド。おまけに新作はニールヤング『渚にて』からの引用。そしてこのヴィジュアル。本当に2017年か?と疑いたくなる東京の6人組。
WANNA-GONNA
カントリー、ブルーグラス、フォーク、ブルース、R&B... 豊饒なアメリカンルーツミュージックを基調としながら、現代のポップスで聴かせる5人組 Wanna-Gonna(ワナゴナ)。このグッドタイムな雰囲気、最高です。
スカート
シュガーベイブ、はっぴいえんど、フリッパーズ・ギター、そしてスピッツを彷彿とさせるサウンドで聴く者を惹きつけてやまない10年代の日本のインディ先駆者 スカート。メジャーデビューを機にさらなる注目を集めている。
NUUAMM(青葉市子×マヒトゥ・ザ・ピーポー)
青葉市子とマヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)、音楽に対するピュアネスが溢れだす二人が描き出すとってもとっても綺麗な音楽。青葉市子の才能は早くから細野晴臣も絶賛しており、マヒトゥ・ザ・ピーポーもまた細野晴臣の音楽に影響を受けた一人だろう。
婦人倶楽部
ムッシュレモンこと佐藤望(カメラ=万年筆)がプロデュースを手掛けている時点でサウンドは保証付き。アートワークを写真家 川島小鳥が手掛ける婦人倶楽部は、佐渡ヶ島に暮らす主婦たちだとか。彼女等が巻き起こすポップアートにオジサマたちの胸も高鳴る。
ミツメ
持ち前のセンスで常に新たな表現にチャレンジしながら、自由な発想でサウンドを構築する4人組 ミツメ。アルバム毎に変わる雰囲気も面白い。12月にリリースを予定している最新シングルではまた新たな一面を見せてくれるはずだ。
YeYe
デビュー作『朝を開けだして、夜をとじるまで』では作詞作曲に加え、全ての楽器の演奏までをセルフ・プロデュースで行った事でも話題となった才女 YeYe。アコースティックな響きと、暖かい歌声が魅力的なこの曲は、 映画「恋とさよならとハワイ」主題歌としても起用され話題沸騰中。彼女自身は現在オーストラリア・メルボルン在住との事。
平賀さち枝
先日約6年ぶりとなるセカンドアルバムをリリースしてくれたばかりの平賀さち枝。歌謡曲が良かった時代のあのメロディー感とキュートな歌声。こういう楽曲はいつの時代も輝きを失わないものだ。
吉澤嘉代子
カーネーションのアルバムへの参加や、曽我部恵一とのコラボレーション楽曲などでも知られる吉澤嘉代子。もっともっと注目されるべき女性シンガーソングライターの一人。
柴田聡子
この曲は、岸田繁(くるり)プロデュースによる一曲。岸田繁自身が彼女の才能に惚れこみ、たっての希望でプロデュースする事になったそうだ。柴田聡子と言えば、テレビ朝日系『関ジャム完全燃SHOW』で放送された「プロ3人が選ぶ 2017上半期ベストソング」にて、tofubeats が同アルバム収録の「後悔」をピックアップした事で、一気に注目を集める事となった。やっぱり、いい曲はちゃんと誰かに発見されるのだ。
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