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モーツァルト(1756-1791)

SHM-CD レクィエム カール・ベーム&ウィーン・フィル

レクィエム カール・ベーム&ウィーン・フィル

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月18日

    本盤におさめられたベーム&ウィーン・フィルによるモーツァルトのレクイエムについては、2年前に次のようなレビューを記した。「モーツァルトのレクイエムには様々な名演がある。私も、かなりの点数の演奏を聴いてきたが、それらに接した上で、再び故郷に帰ってきたような気分になる演奏こそが、このベーム盤だ。テンポは、いかにも晩年のベームらしく、ゆったりとした遅めのテンポを採用しているが、例えば、同じように遅めのテンポでも、バーンスタイン盤のように大風呂敷を広げて大げさになるということはない。かと言って、チェリビダッケのように、音楽の流れが止まってしまうような、もたれてしまうということもない。遅めのテンポであっても、音楽の流れは常に自然体で、重厚かつ壮麗で威風堂々としており、モーツァルトのレクイエムの魅力を大いに満喫させてくれる。同じく重厚かつ壮麗と言っても、カラヤンのように、オペラ的な華麗さはなく、ベームは、あくまでも宗教曲として、質実剛健の演奏に心掛けている点にも着目したい。最近では、ジュスマイヤー版を採用した壮麗な演奏が稀少になりつつあるが、これほどまでにドイツ正統派の風格のあるレクイエムは、今後も殆ど聴くことはできないと思われる。本演奏については、かつてSACD盤が出ており、最高の音質を誇っていたが、現在では廃盤で入手難。しかし、本SHM−CD盤もかなりの高音質であり、この名演を味わうには、現時点では本盤が最高ということになるであろう。」演奏内容の評価については、基本的には現在でも変わりがないが、その後、ユニバーサルからシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤が発売されたことから、当該盤について言及をしておきたい。手元にあるハイブリッドSACD盤及びSHM−CD盤と聴き比べてみたが、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化によって次元の異なる高音質に生まれ変わったと言える。SHM−CD盤は問題外であるが、ハイブリッドSACD盤ではやや平板に感じられた音場が非常に幅広くなったように感じられ、マルチチャンネルが付いていないにもかかわらず、奥行きのある臨場感が加わったのには大変驚かされた。紙ジャケットの扱いにくさや解説(特に対訳)の不備、値段の高さなど、様々な問題はあるが、ネット配信の隆盛によってパッケージメディアが瀕死の状態にある中でのユニバーサルによるSACD盤発売、そして、シングルレイヤーやSHM−CD仕様、そして緑コーティングなどの更なる高音質化に向けた果敢な努力については、この場を借りて高く評価しておきたいと考える。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    Terry  |  東京都  |  不明  |  2011年05月18日

    1971年12月初出のLP購入に始まり、1986年CDへ買換え、そしてこのSACD-SHMとおよそ40年間愛聴しています。この間、補作各版やピリオド楽器演奏なども聴いてきましたが落着かず、やはりジェスマイヤー版のゆったりしたこの演奏がベストだと思います。当時76歳のベームの指揮ぶりは元気ハツラツとしていて、曲想のメリハリがしっかりしています。アナログ録音ですがSACD化は成功しており、とても40年前のものとは思えません。VPOの美しいストリングスや、エディット・マティスらのソリスト、ウィーン国立歌劇場合唱団員の上手さが光ります。このSACDは大変お薦めできます。

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  • ★★★★★ 

    ポックン  |  千葉県  |  不明  |  2010年12月17日

    20世紀が到達した威厳に満ち溢れる最高のレクイエム演奏。ベーム固有の骨太で秩序を重んじる指揮が、ウィーン・フィルから最上の音響を引き出している。ベームとウィーン・フィルの演奏では、モーツァルト「プラハ」「ジュピター」、ベートーヴェン「田園」、ブラームス「第四」、ブルックナー「ロマンティック」「第七」、ドヴォルザーク「新世界より」、などの名盤を愛聴しているが、モーツァルトの「レクイエム」は、それらの筆頭格だ。この作品は、古楽器による演奏で聴くと18世紀末のフランス革命で犠牲になった死者のためのレクイエムのように聞こえるが、当ディスクでは、第二次世界大戦の犠牲者をまとめて面倒見ている感がある。時代が変わればスケールも違う。20世紀のこのような演奏が旧スタイルと呼ばれることに違和感を感じる。新スタイルとは? 現代とは? 当ディスクは、偉大な時代の証言者でもある。

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  • ★★★★★ 

    1stホルン  |  東京都  |  不明  |  2010年09月11日

    音質の向上は明らかです。おそらく、音質向上のために同演奏を買うのはこれで最後?。SACDの良さを心ゆくまで味わえるジャンルはやはりクラシックとジャズではないでしょうか。マーラー、ブルックナーなどはゆうに及ばず、このレクィエムなどの声楽、ピアノ、チェンバロなどの器楽曲も格段の差を感じます。 クラシックCD業界は今後、新録音に加え既存音源の高音質CD化と過去の名演復活・発掘の3本柱での話題作りがますます活発になっていくのでしょう。 大レーベルはやはり、廉価濫造ではなく、名盤を名盤としてこのように音質を十分整えたうえで発売し続けていってほしいです。単なる音質重視のコレクター向けだけでなく、文字通りレコード芸術としての文化遺産として各音源を守って下さることを切に望みます。 1970年代、ここでのべームをはじめとしてカラヤン、バーンスタイン、マルティノン、ムラヴィンスキー、オーマンディ、ジュリー二、ショルティ他、個性的な音楽家が競って新録音を出した時代を知っているものとしては、現代は少々寂しい環境であるように感じるかもしれません。しかも、現代では味わうことのできない、格の違いともいうべきハイレベルの演奏を改めて耳にするたび、1950年代のイタリアオペラ黄金期と並んで70年代のアナログ末期は傑出した名盤輩出時代であることが、このようなSACDシリーズ発売で一層はっきりした感じです。 しかしいっぽうで現代は、マーラーやマイナーオペラなど、60〜70年代にはFM以外では聴くこともできなかった音源がたくさん出て、さらに過去の名盤もこうして高音質で聴くことができる、極めて楽しく幸せな時代です。これからも、溢れ出る発売ラッシュに惑わされずに(レコード会社さんごめんなさい、でも新録音もじっくり検討してちゃんと買ってますよ!)1枚1枚、じっくり聴きこんでいきたいです。こんな音で往年の名演奏を聴けるなんて、なんていい時代になったもんでしょうか! 大幅に話題がそれましたが、この演奏、本当に感動的です。同時期のビデオも素晴らしいし、モノラル時代のウィーン響とのフィリップス盤も名演で、べームの「モツ・レク」はライヴも含めてすべて価値が高いですが、音質も含めてこれが最高。版の問題など、もうどうでもよくなってしまいます。私にとっては家宝的ソフトです。

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  • ★★★★★ 

    かくとしらじ  |  愛知県  |  不明  |  2010年09月10日

    LPでこのレコードに出会い、人生初のCD(あの当時はCD1枚3500円でした)もこのベーム盤でした。このSACDお買いになった方の多くは、私同様、LPもCDも持ってるのではないですか?その当時使っていたオーディオ機器のせいもあるのでしょうが、こんなに録音が良かったとは知りませんでした。特に音の奥行きと合唱の分離がこんなによかったとは!モーツァルト演奏はこの録音の後に大きな革命が起こりますので、今となっては演奏はいささか古びたものになってしまいましたが、それでも、良い演奏を良い録音で聴く感銘は格別です。

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  • ★★☆☆☆ 

    0088  |  千葉県  |  不明  |  2010年09月01日

    音がよくなっているのは認めます。しかし、4500円もするのだから、歌詞・対訳ぐらいはつけてください(カラヤンのドイツ・レクイエムも同様でした)。折り本みたいで出しづらい厚紙ジャケットなどに予算を掛ける必要はないと思います。CDの中にアンケート葉書が入っていましたが、郵送料ぐらい持ってください。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月29日

    天下の名盤が実に素晴らしい音質で蘇りました。LP時代から愛聴していましたが、CDの時代に入ってもこもった音質のものばかりで欲求不満の状態が続いていましたが、このディスクで全てが解決しました。この演奏を愛する人は必携の逸品だと思います。

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  • ★★★★☆ 

    ヴォルフラム  |  東京都  |  不明  |  2010年08月29日

    シングルレイヤー&非圧縮SHM-SACDという現在手に入る最高音質フォーマットでの発売は大歓迎。実際、音質は素晴らしい。しかし、アナログディスクをイメージしたケースは使いにくく、音質についての解説は余計。その分高過ぎる価格を下げて欲しかった(★1減はそれ故)。なお、トラック1の0分14秒に歪みのようなノイズが入っていますが、このノイズは通常CDにもあり、マスターテープによるものと思われます。ただ、リマスタリングのせいか通常CDよりもかなり大きく聞こえ、気になります。

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  • ★★★★★ 

    わんこ  |  大阪府  |  不明  |  2010年08月28日

    カラヤン「ドイツ・レクイエム」に続いて、ベームの「レクイエム」を購入。なんと表現すべきか、適切な言葉が見つからないほど心を揺り動かされる演奏です。(もちろん通常CD版も持っていて、SACDのすばらしさを味わいたくて追加購入しました) まるで目の前で演奏してくれているかのように、各楽器の音色を楽しめます。さらにソリストや合唱がすばらしいです。見事なハーモニーを織りなしながらも、耳の良い方なら個々人の声を聞き分けられるかもしれせん。 購入してからまだ3日ほどしか経っていませんが、すでに10回以上聞いてしまいました。 限定版ということなので、入手するのが日を追うごとに難しくなってくると思います。聞く価値は十分すぎるほどありますので、早めの入手+お聞きになることを勧めます。 追記 値段は高いです。いくら限定版と言えども、工業製品なのでもっと安くして欲しいです。(演奏内容と比較するとすごく安価だと思いますが。。)

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  • ★★★★☆ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月28日

    オケ、独唱、合唱とも従来盤とは比較にならない分離の良さで、音場の左右への広がりも大きい(DGの常として奥行きは相変わらず浅いが)。同シリーズでは同じくヘルマンスがVPOをムジークフェラインで収録したカラヤンのドイツ・レクィエムがあり、そちらは分離、溶け合い共素晴らしいサウンドを聴かせてくれたが、71年収録の本録音ではマルチマイク化が進んだせいか、分離し過ぎているように感じる。また高弦やソプラノの音域がやや強調されているので高域のイコライジングは必須だ。

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  • ★★★★★ 

    フォン・デメヤン  |  東京都  |  不明  |  2010年08月28日

    LP発売当初から親しんできた演奏で、この曲を聴きたくなったらまず取り出すもの。声楽陣が素晴らしく、合唱がとても上手い。それとテノールのオフマンの格調高い美声には惚れ惚れします。そして今回のシングル・レイヤー仕様のSACDを聞いてびっくり!オケと合唱の絡みがこれほど美しいとは思いませんでした。冒頭からぐいぐい演奏に引き込まれていきます。重厚で壮大な演奏は、決して今の流行ではありませんが、やっぱりこれがいいよな、とつくづく思いました。とにかくクリアで柔らかい高音に魅かれます。決してキンキンせず、高音が暴れません。独唱者たちの声が美しく捉えられていて、マスターテープの情報量の豊富さに驚くばかりです。 ベームはVPOの楽団員から、細かくて口うるさいジジイと思われていたようですが、流石にあの手ごわいVPOから、格調高い感動的な引き出した手腕には頭が下がります。これからもベームとBPOのブラ1やシューベルトのグレイトなどをSACD化して欲しい。

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  • ★★★★★ 

    まさやん  |  大阪府  |  不明  |  2010年08月04日

    名盤の誉れ高い56年ウイーンSOとの録音から25年後の再録音は待望のウイーンPOとのコンビ。この録音時点で、ユニテル製作の映像盤(ウイーンSO)の製作も決定していた筈だから、ムジークフェラインザールと教会の音響の違い、オケ・ソリストの違いをも念頭に置いて振り分けたかの様に両者は違った演奏です。こちらは「CD」「モダン楽器」での演奏としては疑いも無く最高傑作だと言えましょう。極端に遅いテンポと重厚な合唱の響きに、「ピリオド奏法」「少数精鋭合唱」に慣れた方には異様に感じられましょうが、ベームの重厚な演奏こそ高度の技術が必要なのです。必要以上に抑揚の効いたピリオド奏法の演奏全盛期(失礼!)では決して味わえない感動が、ここには存在します。DVD演奏に比べればソリストの顔触れが数枚落ち、マティスも少々ヴィヴラート過剰なのが惜しいです。

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  • ★★★★★ 

    山葵  |  神奈川県  |  不明  |  2010年04月07日

    これこれ。モーツァルトのレクィエムといえばこれ。 未だにこれを上回る重厚なレクィエムを知らない。

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  • ★★★★★ 

    adagietto  |  千葉県  |  不明  |  2010年04月01日

    死者のための鎮魂ミサ曲としては、まずは悲壮感漂うモーツァルトのレクイエムが挙げられるが、そのような宗教曲であるが故に、壮麗かつ威厳に満ちた重厚な演奏を求める方も多いことだろう。最近の演奏はピリオド楽器により合唱の人数も少なく、壮麗や威厳さがスポイルされてしまっている演奏が主流となりつつある。 ここで紹介するのはカール・ベーム指揮ウィーンフィルの演奏(1971年録音)だ。ピリオド楽器の演奏と比較すると遅めのテンポで、各パートをじっくりと響かせて、聴く者を悲しみの底に突き落とさんとするが如きベームの指揮ぶりは理想的。録音から30年以上も経た現在もなお、モーツァルトのレクイエムの代表的な演奏として聴き継がれている所以も、ひとえにこの真摯な姿勢と、ウィーンフィルの美しくも峻厳な響きにあると思う。

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  • ★★★★★ 

    adagietto  |  千葉県  |  不明  |  2010年04月01日

    死者のための鎮魂ミサ曲としては、まずは悲壮感漂うモーツァルトのレクイエムが挙げられるが、そのような宗教曲であるが故に、壮麗かつ威厳に満ちた重厚な演奏を求める方も多いことだろう。最近の演奏はピリオド楽器により合唱の人数も少なく、壮麗や威厳さがスポイルされてしまっている演奏が主流となりつつある。 ここで紹介するのはカール・ベーム指揮ウィーンフィルの演奏(1971年録音)だ。ピリオド楽器の演奏と比較すると遅めのテンポで、各パートをじっくりと響かせて、聴く者を悲しみの底に突き落とさんとするが如きベームの指揮ぶりは理想的。録音から30年以上も経た現在もなお、モーツァルトのレクイエムの代表的な演奏として聴き継がれている所以も、ひとえにこの真摯な姿勢と、ウィーンフィルの美しくも峻厳な響きにあると思う。

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