『セヴィリャの理髪師』全曲 フリッチュ演出、マリオッティ&ウィーン国立歌劇場、フアン・ディエゴ・フローレス、他(2021 ステレオ)(日本語字幕付)
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banban | 東京都 | 不明 | 2024年05月31日
オペラの殿堂と呼ばれるウィーン国立歌劇場でこれほど酷いプロダクションが生まれたとは驚きだ。半透明のカラーボードが意味もなく動くだけの演出に何の意味があるのだろうか。近年これほど呆れたプロダクションは見たことがない。しかもマリオッティの指揮、そして歌手陣が素晴らしいので、余計に演出の酷さが際立ってしまう。これなら演奏会形式で上演してくれた方がはるかにいいだろう。とにかく目障りな演出で舞台に集中出来ない。フローレスは以前よりも声が重たくなっているが今でも最高のロッシーニ・テノールであることを証明してみせる素晴らしい歌を聴かせてくれる。デュピュイのフィガロ、ボルドーニャのバルトロも期待以上の歌唱を聴かせるが、それ以上にアブドラザコフのバジリオが見事だ。アブドラザコフはセリア役での評価が高いが、こうしたブッファにも見事な適性を示しており、ますます今後の活躍が期待される。ロジーナのベルジャンスカヤは明らかにミスキャストだ。ロッシーニの音楽に相応しい輝きに不足する声質なので、どうにも場違いに聴こえてしまう。今やイタリアを代表するオペラ指揮者に成長したマリオッティの指揮はパタネを彷彿とさせるものであり、アバドやシャイーを超えたといっていいほどだ。演出が酷過ぎるので評価は星一つだが、CDでリリースされれば星五つの評価をしてもいい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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