交響曲第5番『運命』、第6番『田園』 ミュンシュ&ボストン交響楽団
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eroicka | 不明 | 不明 | 2012年11月10日
来日公演で取り上げた「英雄」にくらべれば、幾分古典的な表現という印象だ。大昔は定番の一つ(「未完成」とカップリングの廉価盤)だった「運命」は一気呵成にたたみかける熱演だが、「英雄」よりはロマン派的な衒いはない。「田園」はいわゆるミュンシュらしさは曲の性格からか薄まり、ボストン交響楽団の品の良い響きを楽しめる。幻想交響曲やブラ1、サンサーンス3番にみられる激情指揮者とは異なったミュンシュのエスプリを発見できる1枚だ。録音の克明さも手伝って、当時のボストンサウンドの豊麗さと奏者の巧さを堪能できる。なぜステレオの全集の完成に至らなかったのか残念だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Terry | 東京都 | 不明 | 2012年01月07日
昨年末に発注、本日(1/7)佐川のメール便で受領。プチプチシートの封筒に直接包んで郵便受けに投込まれていたが、プラケースのフタが割れクラックが2本入っていた。ディスク自体に支障はなかった。 ソフト内容はレビュー先輩各位の評価どおり、きわめて正統で立派なドイツ風演奏である。ただミュンシュのこのころの演奏パターンとして、やや平板で深みに欠けるきらいがある。第5番・第6番とも第1楽章提示部の反復はない。 ”Living_Stereo”初期(’55年5/8月)の録音で3CHになる前の2CHであるが、音の鮮度はなかなかクリアで陰影も濃くDSD/SACD化は成功である。 それにしても「トスカニーニやフルトヴェングラーがもう少し長生きしていれば、彼らの数多い名演がステレオで残されたであろうに・・・」とくやまれる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ニッパー君 | 茨城県 | 不明 | 2011年07月14日
ミュンシュさんと言えば幻想やサン=サーンスの第3番,ブラームスの第1番などが不朽の名演として確たる評価を得ているわけですが,本盤もそれらと同等以上の名演と言えるでしょう。殊に音の鮮度はとても半世紀以上も前に収録されたものとは思えないほどに瑞々しい。本盤をきっかけにLIVING STEREOシリーズ収集が始まりました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古渡 弁蔵 | 北海道 | 不明 | 2009年08月30日
第5番は一気に聴かせてくれる集中力の強いもので実に感動的。特筆すべきは2楽章の味わいにある。弱音の中での木管楽器の響かせ方には背筋がゾゾッとした。ベートーヴェンを感じさせる旋律を最も忠実に再現している。フルベン、ワルターでさえそこまで到達していない。もちろん星五つ。第6番も見事である。ただ、単調さが幾分気になるところはあった。率直な表現の帰結かも知れないが、それがミュンシュたるところだろう。星五つまではちょっと。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2008年06月22日
まさに鮮烈、目の覚めるような響きに変っていた。これから聴くならまずこのSACD盤、それに旧盤を持っている方も買い直しの価値は十分ある。LP期からこの第五に惹かれ、1988年発売のRCA廉価盤パピヨンシリーズ、98年の新リマスター盤と聴いてきたが、まさに隔世の感。見事という他ない。第二楽章最後の和音のチョン切れというのもパピヨン盤同様、修正されている。ただ父親のコレクションの中から取り出してかけたRVC盤LP・LS2030の迫力が、どのCDからも聴き取れないのはLP時代への単なるノスタルジーなのかなと疑問に思ったりもするのだが。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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閑人 | 倉敷市 | 不明 | 2007年01月22日
古き良き、健康だったアメリカがしのばれます。1955録音なんて信じられないほど音もいい。SACDでは、これとワルターのベートーヴェンを是非聞くべきではないでしょうか。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KT | 新宿区 | 不明 | 2006年02月06日
音質が軽やかなわりに重厚な表現という、いわゆるドイツバリバリ指揮者には無い変わった味わい。聴くほどしみじみしてきますよ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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チンチャオトンタイ | 横浜市 | 不明 | 2005年11月13日
5番6番、何れもさりげない入り方で力みがなく、非常に好感が持てる。ベートーヴェンの深刻さより美しさを感じさせる名盤。クリュイタンスと共通するしなやかさを堪能出来る。ただ、ウッカリするとBGMになってしまう「軽さ」があって、これを洗練ととるかどうかで評価は大きく分かれそう。音質はホントにいいですね。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KURO | 福岡 | 不明 | 2005年08月13日
フランスの指揮者でありながら、ドイツ正統な解釈でベートーヴェンを演奏しているのにつくづく感心しました。音質が格段に向上しているせいかボストン響全盛期の音が迫力をもって迫ってくる感じです。クリュイタンス/BPOと共に愛聴したいCDです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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