Comp.symphonies: Sinopoli / Skd
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2012年09月15日
大いに期待させる指揮者とオケによるシューマンの全集。みなさま、とても高い評価を与えておられます。久々に聴き返し、私としては、恐縮ながら、若干留保すべきところもございまして、評価はちょっと下がります。例のシノーポリによくあるケースで、「頭で作りすぎた音楽」のように思われます。普通とちょっと違う楽器のバランスの扱い(至るところ)、テンポ設定のコントラスト強調(第2番第2楽章など)、正直「べつにそこまでやらんでも…」という個所が私としては気になりまして、シューマンの音楽の持つ美しさを損なっているように思いました。病気を始めエピソードに満ちたシューマンという人物そのもの、そしてオーケストレーションをめぐる問題など、シューマンの交響曲を演奏するにあたっていかにもシノーポリならいろんなことを(それらしい理屈をこいて)やってくれるよねぇ、といふ期待にそのまま応えてみたような感じ。一種そういう自己顕示が私には気になってしまいました。こちらの目(耳)が濁っているのかなあ。(-_-;)なお、オケは文句なしに立派。録音も優秀。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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