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ロッシーニ(1792-1868)

CD 『セヴィリャの理髪師』全曲 ネヴィル・マリナー&アカデミー室内管弦楽団、アグネス・バルツァ、トーマス・アレン、他(1982 ステレオ)(2CD)

『セヴィリャの理髪師』全曲 ネヴィル・マリナー&アカデミー室内管弦楽団、アグネス・バルツァ、トーマス・アレン、他(1982 ステレオ)(2CD)

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    banban  |  東京都  |  不明  |  2024年10月09日

    「セヴィリアの理髪師」といえば、アバドとLSOによるDG盤ばかりが名盤ガイドなどで常に推薦されているが、ダーラとモンタルソロ以外の歌手が弱く、ロッシーニ・ルネサンスを経験した現代のオペラ・ファンには物足りないだろう。その点、このマリナー盤は評論家筋からはそれほど高い評価を得ていないが、極めて魅力に富んだものである。歌手はバルトロ役のトリマルキを除いてイタリア人がいないが、揃いも揃って絶好調の歌を聴かせてくれる。何といっても若き日のアライサの爽快な美声と輝かしいアクートには圧倒される。スカラ座の初来日の際もアルマヴィーヴァを歌って、日本のオペラ・ファンの度肝を抜いたが、ここでも素晴らしい歌唱を繰り広げている。バルツァのロジーナも素晴らしい。低音から高音まで凛として芯のある美声はロジーナの性格を見事に表現している。コロラトゥーラも難なく決めており、バルトリと並ぶ名唱である。意外なのはアレンである。このイギリスのバリトンはモーツァルトを十八番にしていたが、どちらかというと性格表現に弱い印象があったが、ここではキーロールとしてのフィガロを縦横無尽に歌い上げている。ダーラやモンタルソロの影に隠れがちだったトリマルキのバルトロも見事だ。必要以上にこの役をカリカチュアライズすることなく、スコアに忠実に歌うことでバルトロの可笑しさだけでなく、ペーソスを感じさせるのは流石だ。さらにロイドのバジリオも優れている。ロイドはヴェルディやワーグナーなどの重厚な役で定評があるイギリスのバスだが、これほどロッシーニの音楽に適性を示すとは意外である。これら名歌手達を支えるマリナーの指揮も見事だ。音楽が求めるリズムを自然に刻むため、歌手も歌いやすいだろうし、何よりも音楽が大きく息づくのが素晴らしい。オペラ・ファンはもとより、多くの音楽ファンに聴いて欲しい名盤だ!

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