カルロ・マリア・ジュリーニの芸術(16CD限定盤)
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司那夫金 | 所在地 | 不明 | 2014年05月03日
ジュリーニは素晴らしい指揮者だとは思うが、曲によって好みが分かれる。油彩画などで、わざと筆跡(タッチ)が残るような描き方があるが、ジュリーニの演奏を絵画に例えるならまさにソレである。コッテリ感、時としてはギトギト感とも表現できるその「濃さ」が、その各々の曲によい効果を出しているかどうか?そこがポイントだと思う。私個人の好みになってしまうが、ベートーヴェン『運命』、シューマン『ライン』、ブラームス『第2番』が 同曲を語るときに真っ先にアタマに浮かぶ座右のディスク。そして聴いていて疲れてくる代表がベートーヴェン『第9番』。その他の演奏はほぼ、一度耳にして「あぁジュリーニらしいな」と感じ、「でも理想とどこかが違う…」と、気になりながらもあまり再度聴きなおすことのない類の演奏 という感想。[評価]は、それらを平均したもので、”この値段なら買って損はない”という意味でなら★5つでもよい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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