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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

CD 交響曲第5番『革命』、第8番、第9番 アンドリス・ネルソンス&ボストン交響楽団(2CD)

交響曲第5番『革命』、第8番、第9番 アンドリス・ネルソンス&ボストン交響楽団(2CD)

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    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2016年09月15日

    本ディスクは近年のクラシック優秀録音の中でも特筆大書すべき超ハイファイサウンドであり、対象をクラシック録音史全域に広げても頂点の一角を形成することは間違いない。それもそのはず、サウンドエンジニアとしてクレジットされているのはショーン・マーフィーだ(ボストンの公共ラジオネットワークWBURのHPに本録音での彼の姿が掲載されている。検索サイトでWBUR、shawn murphyと打ち込めば容易に辿りつける)。まず全てのリスナーは、第9番冒頭の弦楽合奏の最初の一音だけで、スピーカーの前に忽然と現れる原寸大のサウンドステージと、楽器やホールレゾナンスのリアルさに腰を抜かすことになる。そして最初の瞬間こそ、まるで異次元にワープしたかのような非現実的な感覚に戸惑うものの、やがてこの録音がマーフィーが信奉するDecca往年の名エンジニア、ケネス・ウィルキンソンのベストフォームすら凌駕するパワー、遠近感、トランスペアレンシー、ディテール解像度を有していることに気付き始めるに違いない。ブックレットには録音時のステージの一部の写真が掲載されているが、当然ながらライブの制約により、マーフィーお気に入りのノイマンのヴィンテージマイクは用いられていないし、デッカツリーに則ったマイクセッティングもなされていない。何よりオーケストラの配置変更は絶望的だ。しかしながらここで聴かれるサウンドはライブの制約を一切感じさせないばかりか、マーフィーがアビーロードスタジオでセッション収録した一連のスターウォーズサントラすら易々と超えた仕上がりとなっている。ここで、例によって月並みな語彙を集めて録音の素晴らしさを述べたとしても、この録音の凄さは絶対に読者に伝えきれないと思うので差し控えるが(失笑)、敢えてマーフィーの神業を二つだけ紹介させて頂く。一つ目は、ライブ以上の臨場感だ。本録音は最後に盛大な拍手が入る正真正銘のライブ収録だが、最近のライブ録音の常として客席ノイズはきれいに除去されるが、その際暗騒音成分のみならず、ホールトーンや楽音のディテール情報までもが失われ、のっぺりとした生気のないサウンドに化けるのが常だが、マーフィーはシンフォニ−ホールの豊かなホールレゾナンスを十二分に取り込むと共に、フルート奏者の生々しい息継ぎを初めとする演奏ノイズを余すところ無く収録することで、生以上に臨場感溢れるコンサートプレゼンスの再現に成功している。二つ目は、ライブ以上のパワー感だ。近年フェーザー操作やリミッター/コンプレッサーを用いずに生のDレンジをそのままディスクに収める「原音Dレンジ」を売りにした録音が多く、こうした録音では「トゥッティでボリュームを合わせるとppは痩せ細るか或いは全く聞こえない」といった事態に陥りがちである。しかしマーフィー録音では(いかなる操作が行われたかは知る術がないが)、再生途中でボリュームを動かす必要性は全く生じなかった。ラトルのベルリンフィルライブがトーンマイスターによる不自然な音量操作でリスナーの耳を傷めるのとは何たる違い!デジタル録音を取り巻く技術がいくら進歩しても、音の良し悪しを決めるのはサウンドエンジニアその人の技術とセンスであることを改めて実感した次第である。ネルソンスとBSOの演奏は極めて洗練されたスマートなもので、秋風のような爽やかさが特徴だ。人によっては「今更若手現代路線のショスタコなんて」とか「もう何種類もの名盤を所有しているから」と言って本ディスクを敬遠する向きも多いと思われるが、こんな理由でマーフィーによる超ハイファイサウンドの魅力に出会う機会を逸することはあまりにもったいない話だ。いずれにせよ、メジャーレーベルのクラシック録音にもその仕事範囲を拡大したショーン・マーフィーの今後の動向は、全てのオーディオファイルにとって定期的に監視しなければならない楽しみのひとつとなった。ちなみに本ディスクは前出の第10番と併せ、96-24のハイレゾ音源の入手が可能だ。もし本CDのサウンドに腰を抜かされた方で、まだハイレゾ再生環境を構築されていない方がおられたら、ただちに構築されることをお勧めする。現代オーディオが有するとてつもないポテンシャルに打ちのめされること請け合いだ。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2016年06月12日

    ネルソンスのベルリン・フィル・デビューの曲目であり、ロイヤル・コンセルトヘボウとの録画もあった第8番が期待通りの名演。まだ30台の指揮者とは信じられないほどスケールの大きな、懐の深い演奏で、第1楽章の大クライマックスや苛烈きわまりない第3楽章でも安易にオケを煽ったりしないが、総譜はまことに丁寧に読まれ、パートの隅々にまで血が通っている。最終楽章の驚くべき入念・緻密さも特筆すべき。続く第9番も良い。この2曲を続けて聴くと、一見、対照的な両曲の間には深いつながりがあり、いわば「双子の」交響曲であることが実感できる。題材に似つかわしくない軽音楽的な側面を見せる『ハムレット』付随音楽も面白いが、第5番だけはちょっと疑問。 この曲は終楽章前半を「強制された歓喜」の表現、後半ではスターリンに対する強烈なプロテストが表明されていると解するのがここ20年ほどの流行で、ウィッグルスワースやティルソン・トーマスのように指揮者自身がはっきりそういう解釈を語っている場合はもとより、小澤、V・ペトレンコなども聴けば、そうした解釈のもとでの演奏であることが明らかに分かる。ネルソンスも基本的にはこの流れに乗っているように聴こえる。第1楽章はすこぶる繊細で内省的な楽想の真ん中にド派手な軍隊行進曲が侵入している異様な音楽であり、ネルソンスの演奏もこれがソナタ・アレグロから第8番、第10番のような冒頭=緩徐楽章への過渡期にある楽章だということを良く分からせてくれる。終楽章も必要以上の興奮を避けたクールな演奏。けれども、ウィッグルスワースのように第1楽章に19分29秒もかけたりはしないし、終楽章の二度のアッチェレランドもティルソン・トーマスほど戯画的にはやらない。その結果、ネルソンスの演奏はややこだわりの乏しい、常識的な方向に傾いてしまっている。指揮者は「音楽外」の要素を排除して、純粋に楽譜だけに向き合いたかったのかもしれない。しかし、他ならぬその楽譜の中に、これだけ多量のパロディや「ほのめかし」が埋め込まれた作品から「音楽外」の要素を排除できるだろうか。この曲に関する限り、それはもう無理だと私は思う。第5番のみ最後に拍手入り。

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年01月24日

    美しい結び目を飽かず眺めていた 結いた糸は色とりどりだ 渾身のスコアと楽器の音色と堂宇がつくる響きとそして録音編集の耳 それぞれの美しい色糸がここに組み合わされ結ばれた その組み目にネルソンスがいる ppは静謐を澄ませどこまでも透明度を失わず語らいゆく ffは豊麗な響きを伸びやかにどこまでも届けようとして叫ばず大きく包み込む 理智なる双眸を見開いて運命に立ち向かうショスタコーヴィチの姿が見える 苦悶を超えて決然と立ち上がる意志が胸を突く 悲愴に打ちひしがれている己は克服された ボストン交響楽団の暖かく軽快なサウンドがショスタコーヴィチを救ったとも言える 日々繰り返し聴けるショスタコーヴィチ演奏が誕生した これほど次回の発売が待ち遠しいシリーズはない 衷心より推薦する  

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  • ★★★★★ 

    snk  |  北海道  |  不明  |  2021年02月28日

    CD1はNO9から始まるが、冒頭の音を聴いて驚いた。我が家のシステムから、こんな凄い音が出るのか、という重低音や奥深い響きを聴くことができた。SACDでも何でもない通常のCDだ。やはり録音機材やサウンドエンジニアの力量なんだろうか。購入のきっかけは、当盤へのHMVコメントで高評価が多かったためで、お陰様で超ハイファイサウンドを楽しむことができた。なおNO5は2楽章冒頭のコントラバスに注目しているが、今まで聴いてきた中ではバーンスタイン盤がコントラバスを強調しているように思っていた。録音年代も違うので比較に意味はないかもしれないが、当盤は自然な感じでクリアでダイナミックなサウンドを聴くことができる。

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    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2017年02月28日

    グラミー賞受賞も納得の作。特に9番が良くて、意外にも、じっくりめ、私には、コンドラシン、チェリビダッケと伍する様な名演。録音が良くて、ソロ、木管の音が素晴らしく生々しく聴こえる。どれほど、現在の技術で加工したのか、生の音を重視しているのか、私には、判り兼ねますが、演奏の熱意は、生かされています。ボストンはいい指揮者を擁しました。腰を落ち着けてと期待してたけど、ライプチヒと兼業になる。ドイツ音楽は、そちらでと、なってしまうのだろうか?

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    kudappy  |  千葉県  |  不明  |  2016年10月08日

    ショーン・マーフィーが、クラシックの商業録音に本格的に参入となると今後のリリースがとても楽しみだ。5番、9番ともネーメ・ヤルヴィ=スコティッシュナショナル管のシャンドス盤以来の優秀録音と思料する。

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    辛党兼甘党  |  広島県  |  不明  |  2020年02月14日

    信じられないほどの高音質です。SACD いりませんよこれなら。やはり録音はエンジニアが重要なんだということがよくわかりますね。ここで問題なのはあまりに音が良すぎて演奏の出来を判別することができないことでしょうか(笑)多分良い演奏です。少なくとも技術は申し分なく、テンポも適切、オケの音も極上。正直演奏がダメダメでも関係ありません、この音質で無条件でオススメできます。特に9番の冒頭は生演奏かとぶっ飛びました。

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    好事家  |  千葉県  |  不明  |  2016年09月19日

    他の方も書かれている通り圧倒的な高音質で驚きました。臨場感に富んでいるのに少しも雑然としたところがなく、オーケストラの雄大なサウンドがボストン・シンフォニーホールに響き渡っている様子が遺憾なく伝わってきます。マスとしての音響だけでなく個々の楽器の音も自然なプレゼンスで収録されており、これならSACDは不要ではないかと思えるほどです。 演奏も力んだところは全くない自然体でありながら要所は迫力十分で、作品の持ち味をじっくり堪能することができます。当初は5番から10番までの6曲だけの予定だったのに好評のため全曲録音が決まったというのも嬉しいニュースです。特に13番以降が待ち遠しいです。

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