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カニさん さんのレビュー一覧 

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     2021/10/14

    マキノ雅弘監督が、サイレント映画時代の傑作を、近衛十四郎と藤田進と言う異色組み合わせでセルフ・リメイクした傑作。サイレント映画が、時代の空気の反映なら、こちらは、もっと普遍的な寓話として映画化されている。惜しむらくは、ある程度の寓話の寓意の元ネタを知らないと理解しずらい。高峰三枝子の名演が光っているだけに、もう一ひねりして、高峰三枝子の娼婦が語る昔話としたら、ファンタジー性が増して良かったと思います。

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     2021/10/12

     三船敏郎の「侍」は、阪東妻三郎や大河内伝次郎さんが、演じた時代劇ファンが三船敏郎にも、と言うのが、かなった映画。キャラクターも三船敏郎に合っていて満足。ただ、一つ惜しいのは、もう十年早くやって欲しかった。若々しい未熟な侍が、一人前の「男」になったと「首」を上げる敵の首が、実は「実の父親」だった。ギリシャ悲劇の「オイデプース王」を連想させる。名画なのに、「三船敏郎」がやっぱり老けすぎなんだ。もし、阪東妻三郎の主演版が残っていたら、やっぱり「無法松の一生」と同じく「阪東妻三郎」版を知っている人は、2番目の作品になっていただろう。「七人の侍」の「三船敏郎」の「菊千代」を連想してしまう。あの若さがあれば、完全なのだが。

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     2021/10/09

     明治の有名な話。しかしながら、説明不足と言うのが、正直なところ。この時期は、不平士族の乱が頻発している。しかし、この「草の乱(秩父事件)」は、租税問題からの「農民一揆」の延長線上にある明治になっても、農民の生活が苦しかった背景をもっと説明してほしかった。「明治維新」というけれど、現在は「革命」と言うと言うのが、「歴史家」の大勢となりつつあります。だからこそ、「昭和恐慌」、「世界恐慌」に、「昭和維新」と言う「革命運動」が起こり、昭和の政情不安を背景に、軍部が台頭したと言うのが、現在の歴史的視点として起こっている。その辺も考えて、もっと表現に説得力のある内容にしてほしかった。これは、よく目ですけど。

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     2021/10/07

    凄く、お買い得です。珍しいフルトベングラー指揮ロンドン・フィルハーモニー交響楽団との「ブラームス:交響曲第2番」は、珍品中の珍品です。アメリカ的な明るさでなく、爽やかなブラームスを演奏している。矛盾しているが、事実だから仕方がない。フルトヴェングラーの個性を失わず爽やかに、演奏してる。また、スタジオ録音の「フランクの交響曲」は、私には、同じウィーン・フィル・ハーモニーによる戦時中録音より、聴きやすく大好きなものです。さらに、ほかの、ウィーン・フィル・ハーモニーのライブ録音も、あまり、手を入れていない生の演奏らしくて、非常に好ましい。リマスター版は、音色向上するも、フルトヴェングラーらしい個性も失っている時がある。代表的な例が、ここに収録されているシューマンの交響曲第1番「春」だ。フルトヴェングラーは、「マーラー版」と同じく「トライアングル」を追加しています。これが、弦楽合奏の合間から心地よく響いてくるのが、フルトヴェングラー版のあじなのだが、リマスター版は、楽譜に合わせて無惨に「トライアングル」の音を雑音として、消してしまっている。さすがに、ブラームスの「ハイドン・バリエーション」では、ある程度残っているが、ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」のリマスター版は、有名な話第4楽章の「トルコ行進曲」の部分では、リマスター版の制作者の好みらしくて、あるのと無いのと両方存在する。この様に、あまり、手を加えて無い録音と言うのが、非常に好ましい。是非とも、買うべきだ。

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     2021/10/07

     TV放送で見て、同じ監督の作品の「きけわだつみの声」と同じくよくできました。特に、後半、補導される少年が、出て来る映画館の看板が、「チャップリンの殺人狂時代」なのは、よくできている。ちょうど、映画が制作された時、日本で、「チャップリンの殺人狂時代」が、日本で公開された。そして、映画が、この「チャップリンの殺人狂時代」に対応した戦争批判がこの「少年の補導エピソード」がある。そういう意味で、多くのオマージュと知る人ぞ知る後年の映画にオマージュされた部分がある。あの黒澤明も、後年の映画でヒントにしたオマージュがある。(本人は、認めないだろうが。)隠れた佳作です。

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     2021/10/05

    感動しました。戦前に、日米の架け橋たらんと、なんと、トスカニーニが就任直前に、NBC交響楽団で、日米同時ラジオ放送があったとは!しかも、選ばれた曲は、「ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」」です。指揮者は、近衛秀麿さん。もう、くらくらする歴史的音源です。歴史の証言として、多くの人が聞いてほし。

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     2021/10/04

    この盤の特徴は、インターバルがないので、フルトヴェングラーの演奏の特徴がハッキリと表れている。古典主義の演奏の特徴と言えるラストへのテンポ・アップと華々しい盛り上げが、このベートーヴェン交響曲第3番「英雄」には、無い。古典主義的だと、第4楽章が軽快でそこまでの演奏と合わず多くの指揮者が様々な仕掛けをする。フルトヴェングラーは、全体のスローテンポと重厚感をパワーアップで押し切っています。まるで、ロマン派的な表現です。演奏は、これ以降のものの方が円熟している。それでも、聴きやすいこのリマスター版は、価値ありだ。

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     2021/09/21

     名著です。是非とも、読むべきだ。「2・26」と違って「5・15事件」を詳しく解説した本は、絶無に等しいい。そういう意味で、是非とも、読んでほしい。しかも、「2・26」が事件の本質より、物語的なイメージ本が、溢れるなかで、「2・26」よりも、マイナーながら、影響は遥かに大きい「5・15事件」を、冷静に解説したこの本は、貴重な存在と思います。

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     2021/09/15

    ぜひ買うべきだ。最初、少し迷った。でも、今は、無理しても、ぜひ買うべきだと思う。何故ならば、2枚目の冒頭の「メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲」が、素晴らしいからだ。この「メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲」は、フルトヴェングラーの十八番なのに残されている2っの録音が、いずれも「録音の状態が貧しく、よく聞いて確かに「メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲」だとわかる程度」だった。何度も買っても同じだった。ところが、遂に、フルトベングラー指揮の「メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲」と納得させるものが出た。嬉しいです。よくここまで、復刻してくれた。この嬉しさは、フルトヴェングラー・ファンの随喜の涙が出る。それに、2枚目の「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲」もユーディ・メニューインがソリストのものでは、この「ライブ盤」が、一番いい。他のユーディ・メニューインがソリストの「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲」は、スタジオ録音のせいか、「安全運転」で、「平凡」なのだ。この録音は、「ライブ盤」のせいか、音色向上もあって非常にスリリングで面白いのだ。フルトベングラー指揮もいいし、ユーディ・メニューインが必死になって素晴らしい演奏をしようとしているのが、よくわかるのだ。この2枚目のおかげで自信を持って、是非とも、買うべきだと言えるのです。この2枚目に比べると、1枚目は、音質の向上によって、良くなたった部分もあるし、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」とベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が連続で休みなしに演奏されていることなど特徴も多いが、2枚目にくらべると復刻盤としては、目を取りする。でも、素晴らしいです。

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     2021/09/13

     面白かった。何よりも、人間として、中村哲さんの良さが出ている。アフガンは、再び、タリバン政権になり、新聞によると「中村哲」さんの顔を描いた物も消されてしまった。でも、苦しむ人々に「救いの手」を差し伸べた「中村哲」さんの功績は、不滅だと信じたい。

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     2021/09/13

    思ったほど、録音の音質が良くなくフルトベングラー指揮のものでなかったら、商品になっていたかどうか、疑問の残るCDです。もちろん、フルトヴェングラーらしさは、感じることが出来るのが、救いです。まさに、フルトヴェングラー・ファンのためのCDです。

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     2021/09/12

     非常に面白かった。昔、父が話していたことが、腑に落ちた。

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     2021/09/04

     ウイリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の作品の映画化では、1番有名で、入手可能な作品では、ないかと思います。名作ですよね。しかも、ヒッチコック作品です。トリュフォーが監督作品の「暗くなるまでこの恋を(「暗闇のワルツ」の映画化)」、「黒衣の花嫁(「黒衣の花嫁」の映画化)」も手に入れられない。「レパード・マン 豹男(「黒いアリバイ」の映画化)」は、もっと難しい。「幻の女」は、映画化されたとは、聞かない。是非とも、見て欲しい。ウイリアム・アイリッシュのミステリーを存分に楽しんでください。レイモンド・バーの怪演とジェームス・スチアートの動けない男の可笑しさは、ない。グレース・ケリーも素晴らしい。

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     2021/09/02

    やっぱり、素晴らしい。一番の名演は、笠智衆さんの「鈴木貫太郎・総理大臣」だろう。映画でも、鈴木貫太郎総理大臣と阿南惟幾陸軍大臣が、終戦の立役者だろう。三船敏郎の演技も悪くない。可哀そうなのは、近衛連隊長を演じた藤田進さんだった。この映画は、シネマスコープ映画でモノクロ映像がピッタリの作品です。日本の戦争映画の傑作です。そして、平和の意味をよく考えてください。そして、気が付いた人は、偉い。陸軍省は、本土決戦一色なのにそれを隠して「ポッダム宣言」の条件交渉一本に抑えていた阿南惟幾・陸軍大臣の腹芸。しかも、彼の主張する4条件案は、第1次世界大戦で、ドイツ軍が飲み込んだ条件で、これを知っていて、この条件で陸軍を抑えて見せると言う阿南惟幾・陸軍大臣は、凄く知識を持っていた大人物だと思う。是非とも、見てください。

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     2021/09/01

    面白い。幼少の頃、太平洋戦争を大東亜戦争、日中戦争を志那事変と言っていた我が家で、インパール作戦のM将軍は、悪役(ヒール)で、真珠湾攻撃の山本五十六と8月15日の宮城事件を鎮圧した田中静壱将軍は、文句無しの良い者(ヒーロー)でした。これは、小説なので、このヒーロー田中静壱で、ヒールはM将軍です。こんな安易な設定は、苦情が山のように来るでしょう。でも、小説として、田中静壱大将の伝記を書くとこうなるのだなと思います。文句(苦情)は、置いといて小説として楽しめます。個人的には、終戦の立役者・昭和天皇・鈴木貫太郎首相・阿南陸軍大臣も捨てがたいヒーローですが、これは、現在の話。とにかく、一読下さい。オススメです。

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