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てつ さんのレビュー一覧 

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     2017/04/22

    アメリカと我が生涯は定評あるアルバムですね。アルバンベルクは基本的に歌うカルテット。楽器間のバランスとかより全体のフォルムで聴かせる団体と思ってます。だからアメリカとか曲想が志向に合うので名演になるのは必然です。ところが、10番と14番、これがいい。10番はドヴォルザークの十八番、旋律美とドゥムカ等素直に聞ける曲なのでABQの志向に合致。14番は思い切りベートーヴェンを意識して書いた曲。オマージュともパロディとも言えます。これをABQいつもの旋律重視ではなくバランスとって聴かせます。10番と14番。気に入りました。この値段なら、皆さん買ってみませんか?つくづく、ドヴォルザークってすごいと思えますから。もちろんそれを教えてくれたのはABQ.メンバーは元気かな?

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/14

    これは恐るべき名演ではないか。あまた名盤は多く、情念美演派と構造明晰派に大別できたと思うが、ハイティンクはこの二つを両立させた。一言で言うとどっしり構えたテンポで全ての声部をしっかりバランス取りながら、なおかつマーラーの情念美を描き切った演奏。もしチェリビダッケがこの曲を演奏したらハイティンクのこの演奏のような表現を目指すのではないか、とすら思った。小生バイエルンとのブルックナー5番を聴いて、「美に流れすぎ」と思っていたので、ここまでハイティンクが構造側に舵を切るとは思っていなかった。無知を恥じるし、ハイティンクという指揮者を代表する名盤だと申し上げるのになんの躊躇いもない。また、これだけの要求をこなし切ったシカゴ響も凄い。このオーケストラは、書道で言うと「楷書」的アプローチの上に音楽性を要求する指揮者の下で最良の演奏をする。通常CDでの感想だが、SACDだったらもっとすごいのかな。これ以上クリアになると逆にバランスが崩れるような、そんな気もした。確かに3楽章が白眉だが、小生は4楽章も「よくぞここまで頑張った」と賛辞を送りたい。

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     2016/11/30

    この演奏はオリンピックの銀メダルである。当時私は大学生だった。この演奏がNHKのFMで放送されたのは春だった。バーンスタインがベルリンフィルを振って、それも、マーラーの9番だった。万全の状態でエアチェックして、そのテープは宝物だった。私が死んだらこのテープを棺に入れて欲しいと思っていた。しばらくして少し冷静になって、スコア見ながら聞いたら、おいおいっていうほど、皆さんご指摘のようなミスも多かった。この演奏がベストフォームかというと、そうではないのは間違いない。それでも、それでも、この演奏には当時の状況を含めて何が違うものがある。バーンスタインにすれば、もっとやりたいことがあったはずだ。もっと突き抜けた演奏ができたかもしれないし、ベルリンフィルも同じだっただろう。もっとできたかもしれない、というもどかしさも含めてこのディスクは「その時の全力」の記録である。金メダルじゃない、だけどこの演奏には全力を尽くした銀メダルの輝きがある。皆さんも比較ではなく、この全力演奏の素晴らしさを聞いて欲しい。私は自分が辛くなるとこの演奏を聴く。また頑張ろうと思う。

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     2016/09/03

    アラベスクに関してはオットーさんに全面的に賛成!冒頭を聞くと滑らかな歌とバスの音形の対比が絶妙で、他のどの演奏を聴いても、このホロヴィッツの演奏と比べて納得させられる演奏に出会ったことがない。クラシック音楽の世界では「絶対的」という演奏は希少だが、このアラベスクに関してはホロヴィッツのソニー盤が「絶対的」である。オットーさんには悪いがフルトヴェングラーのブラームス4番よりこちらの方が、全盛期の鶴田や小橋と同じ「絶対王者」である。シューマンのアラベスクという曲ほどピアノの歌謡性を極めた曲はなく、モーリス・ラヴェルはこの曲が好きでたまらなかったのではないかと小生は妄想しているが、ホロヴィッツこそこの曲の本質を見抜き、力を抜いた綺麗なフォームで再現している。どうしたらピアノでこのような滑らかな歌が謳えるのか。小生はホロヴィッツを聞くならシューマンとラフマニノフと思うし、作曲家が自作をこういう演奏で聴けたら絶対に泣くのではないかと思わせるものがこのディスクにはある。曲と演奏の幸福な一致が聴ける。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/07/31

    小生もアーノンクールの良き聴き手ではなかったが、このディスクには脱帽した。104番の冒頭を聞けばこれらの演奏の凄さがわかるだろう。充実した響きながら、リズムをしっかり刻むため、重くならない。104番の冒頭はのっぺりしたモノが多いが、これは全く違う。主部に入っても各声部のバランスが絶妙。かつ細かいフレージングにも拘っているので聞いていて発見が多い。いくらカラヤンやチェリビダッケが良い録音を残していても、ここまで流れと細部を両立されたら敵わないのではなかろうか。この演奏があったからミンコフスキはハイドンの古楽演奏にチャーミングさとか優しさとかを持ち込むしかなかったのかもしれない。コンセルトヘボウはこの前にモーツアルトの演奏があり、アーノンンクールのスタイルへの共感があるのだろう。どっしり踏み込んでおり、共感が漂う。良き指揮者と良き楽団がハイドン演奏の理想を目指し取り組んだこのディスク。一聴をお勧め申し上げる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/06/25

    この録音の成り立ちはみなさんご存知だろう。フィッシャーは本当に最大限の努力をした。淳メーカーさんのレヴューにあったが、悲愴の冒頭を聞けばわかる。小生がピアニストだったら、こういう音を出したいと切望するだろう。リズムは淀みなく、ハーモニーは全ての音で計算され、なおかつ旋律線が虹を描く。それだけではない。全ての声部のバランスがここまで徹底されているのか、と驚愕する。ワルトシュタインの最初の一音の存在感といったら比類がない。世に多くの優れた演奏がある。全集となれば益々星は煌めく。それでも申し上げたい。この演奏を聞かないでベートーヴェンのソナタは語れない。願わくば、多くの方がこの演奏を聴き、レヴューを連ねることにより、後世にこの演奏の価値を伝えることを祈ってやまない。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/05/26

    私はジュリーニが本当に好きである。本当に多くを教わった。ジュリーニはメロディと一音一音のハーモニーの両立を常に計り、その為に最善を尽くした。そのジュリーニの最後のディスクと言えるのがこのベートーヴェン。遺産とも遺言とも言える。この遺言、一言で言うと「緩い」。多くは語るまい。希代の大指揮者ジュリーニ。生涯現役ではなく、引退した。彼は引き際を知っており、実行した、ジュリーニに引退を決意させたのは、このディスクの存在ではなかったか。第九が含まれていないのは、演奏した結果がジュリーニは見えていたからであろう。ジュリーニの特質である響きの充実はここにはなかった。幕引きは寂しかった。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/05/21

    この「演奏」は本当に凄い。集中力と技術の勝利である。冒頭から消え入る最後まで一つとして「しまった」がない。考えてもみて欲しい。この曲が持つ意味、長さ、演奏の困難さ、それらを全て分かった上でラトルは、この楽団に厳しく要求し、楽団もそれに応えた。いくらリーダーが一人いきり立ってもメンバーが応じないと成果にはならない。メンバーが良くてもリーダーの方向性がダメなら成果は程遠い。自分の仕事に置き換えて考えたら、この演奏の凄さはわかるはずだ。クラシック音楽としてここまでの精度の演奏をしたのは全盛期のムラヴィンスキーとチェリビダッケだけと思っていたがラトルはここまで成し遂げた。あのブラームスの演奏を思い起こせば、とても同一人物とは思えない。賛辞に賛辞を重ねたい。しかし、しかしである。小生は5年前にダルビッシュのもの凄い投球を見た。9回になってなおかつ156kmのストレートと116kmのカーブを投げ分け、打者は手も足も出なかった。完璧だった。この演奏も最後の最後まで完璧である。その時のダルビッシュもこの演奏も本当に凄いのだが、感動したかというとちょっと違う。ここまで細部に拘ると、往年の巨匠のようなフレージングはできない。物理的に無理である。おそらくこれだけ凄いこの演奏に対して、満足できないという声がこのレヴューでも散見されるのはそのせいでああろう。この「演奏」は完璧の先がまだあるかもしれないと知らしめた意味でも、間違いなく演奏史上に残る。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/04/16

    このシリーズのうち、シベリウスと当セットが東西横綱である。当セットのフランス物全てはおそらくカラヤンのスタジオ録音としては最もテンションの高い演奏ではないか。例えばボレロだが、高テンション演奏として有名なアバドとロンドンの演奏より、当盤の方が高濃度である。ハイジャンプに例えると、アバドの演奏は3回目にハラハラしながら飛んだという感じだが、こちらは1回目から手拍子に乗って綺麗にクリアしたという王者の趣。またラ・ヴァルスに至っては一貫して音自体の充実が著しい。フランス風ブルックナーとでも言いたくなる。ドヴォルザークもしっかり鳴っており、後年のウィーンフィルより間違いなく良い。チャイコフスキーとフランクは言うまでもない。バルトークのコンチェルトはショルティの方がキレがあるが、こちらはコクがあるとでも言おうか。フランス、ロシア、ボヘミア、マジャールとこれだけの高濃度、高密度のセット、カラヤン以外にはあり得ないし「他の演奏が薄く聞こえてしまう」ので、シベリウス同様罪作りである。

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/03/26

    私はオイストラフのCDを一枚選べと言われたら、このディスクを選ぶ。クレンペラーとのブラームスより、ベートーヴェンのソナタよりこのディスクを選ぶ。チャイコフスキーの懐が広い演奏も文句無しに素晴らしいが、シベリウスはもっと凄い。最初から硬質かつ品のある音が満ち、聞いている部屋の気温を下げるようだ。第三楽章終結部の最高音をこれだけ一点の曇りもなく響かせるのは他では聞けない。名演多々あるこの曲だが、私は厳しい音楽性がきらめくこの演奏に帰ってきてしまう。再発を機に、一人でも多くの方がこのシベリウスを聞き、オイストラフという稀代のヴァイオリニストの本当の素晴らしさ、凄さを再認識頂くことを祈っている。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/03/12

    演奏も(特にピアノ)も運動も(特にゴルフ)その要諦は「力を抜く」ことにありますよね。しかし、「わかっていてもできない」のが凡人。その点バルビローリはやはり違います。ウィスキーの小瓶が本当かどうか知りませんが、「肩の力を抜く方がずっといいよ」という姿勢が一貫しているのがとても「チャーミング」ですよね。その意味でブラームスのオーケストレーションが鳴るようにできている偶数番が良いのは当然かもしれません。スピードスケートの名人のように「すぅー」と力を抜いて、演奏しながらハーモニーを聞くとこういう演奏になるのではないかと思います。ウィーンフィル相手に「ブレない、媚びない」姿勢を保つことの凄さ。精神力。サージョンはやはりノーブルなんですよ。どこのオケのポストとかいう権力闘争なんてどうでもいい。でもその姿勢をウィーンが(ベルリンも)評価した記録がこのディスク。なんか嬉しくなりませんか?

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/12/20

    この演奏「旋律重視かつウィーンフィルなので美しい」という評価がスタンダートだが、果たしてそうなのか?第2番を聴いた小生はど肝を抜かれた。全ての音を適切なバランスで鳴らし、曲の持つ構造と響きを両立させようとするものすごい意思がある。スコア全体にびっしりと考え抜かれた書き込みがあり、それを全て徹底させながらも、流れを損なうことはなく、ブラームスとしての特質を表現しているようだ。ジュリーニのやりたいことはこれだったのか。ウィーンフィルもこれに応えており充実感高い。ロスフィルの方が「ジュリーニの意思が徹底されている」的評価もあるが、小生はこの演奏の方がジュリーニの到達点として高いものがあると考える。繰り返すが、この演奏は「困難さに立ち向かい、それを成し遂げた極めて素晴らしい成果」である。第1番は四楽章の主題がどの演奏よりも暖かく、第3番も2番同様構造と響きの両立が聴け、第4番は大河のようになる。全ての指揮者は、優れたオーケストラとこういう演奏をしたいのではないだろうか。ジュリーニは理想を現実にした。この指揮者の意思の強さに小生は心から賛辞を送りたい。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/12/20

    ベームのベートーヴェン、特に2番と7番は何枚持っているのだろうか。新譜が出るたびにポチるのは「ベームならではの剛」を求めているから。しっかりしたフォルムの中に気合が詰まっている独特の響き。決めたことをやり抜く集中力。ベームの音楽にはそういう「良い仕事」的匂いがする。その意味ではこのディスク2番が超名演。決められたバランス通りでありながら血の通う音が冒頭から最後の一音まで一切の綻びなしで聴ける。またHMVレビューにもある第2楽章は慈愛まで感んじられた。ただ、ベームとしては78年のバイエルン放送響との同曲演奏の方が推進力は強く、一長一短かも。7番は第二楽章冒頭の音に寂寥感が漂い、思わず「これがベームか」と唸ってしまう。この楽章だけとれば他のどの指揮者にも成し得なかった彼岸の音楽となっている。一方他の楽章は少々一本調子。力の入りまくった剣道の試合を見るようだ。だいたいホルンよりトランペットの方が圧倒的に強い第四楽章を聴くと、勘弁して欲しくなる。もったいない。7番は73年のバイエルンとのライブの方がずっと良い。ただ、最近では、このような構成感を持ち重心の低い演奏にお目にかかれない。巨匠の時代は終わり、懐かしむのみになってしまったのか。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/08/01

    このセットは比類がないものです。クラシック音楽を愛好しようと思うならば、表現の多様性を知る必要があり、このセットを聞けば、理解できることがたくさんあると思います。ジュリーニはよく「カンタービレ」の指揮者と思われていますが、実はそのカンタービレを支えるハーモニーの大事さを私は教えてもらいました。とにかく名演揃い。ロスフィルのブラームスがないのが残念ですが(だぶるから当たり前ではありますけど)運命を聞けば、この曲のハーモニーの素晴らしさを認識でき、シカゴのマーラー9番の第一楽章を聞けば、この曲が西洋音楽のど真ん中かつ最後の光であることを知り、ウィーンのブルックナーを聞けば、肩の力を抜いても良いことを知り、ブラームスに至っては、分厚いハーモニーが天井から降り注ぎます。特に若い方に申し上げたい。この値段でこのセットが買えるなら、悩むことなく購入して、クラシック音楽の多様性をジュリーニに教えてもらって下さい。この経験は間違いなく、あなたの糧になることでしょう。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/20

    皆さんご指摘の通り、優秀録音かつキレもあるので、全集としてオススメ、なのですが・・演奏会で聞けば間違いなく「good!」と指立てたくなるのは請け合いですが・・1番と5番のチェリビダッケの超名演と比べてしまうと、物足りなさを感じてしまうのであります。プロコフィエフの交響曲って全てアイロニーと思う立場からすると、もう少し「毒」っぽくてもいいかな〜、と言う感じ。逆にその屈託の無さが7番あたりにはマッチしていて、清々しくなるのですが。結論:全集としては間違いなくこの演奏。入門としても素晴らしい。でも、プロコフィエフは実はもっと深い作曲家なんだな、と思わせるとこまでは至らず。

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