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masashing さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/14

    マーラーが不動の地位を築いた現代から見て、シェルヘンは1950年代マーラー啓蒙時代のパイオニア的なひとりであり、その点を考慮するなら、演奏技術が低いとか録音が悪いというのは不遜極まりない。そもそも素人がプロの楽団をヘタ呼ばわりするのが間違いであり、私自身もそれを肝に銘じているのだが。
    すべてモノラル録音らしいが、ステレオ的に聞こえるほどまともな録音が多いのは意外であり、あくまで当時の記録としての価値を見い出すべき全集だろう(4番がないが)。
     まず目についたのは、2番が93分43秒とバーンスタインの87年版を超え最長、6番が53分49秒(ウソ!)と最短、共に私蔵448組の中での新記録。
    6番はスケルツォだけが人並みで、アンダンテは6分27秒と通常の半分以下の「全力疾走」、まるで「素人のマーチングバンド!(失礼)」。35年以上マーラーを聴いてきて、こんなことは初めての経験で、ある意味「珍品」。
    1番のみロイヤル・フィルで、これはなかなかいい。
    2番:当時ウィーン国立歌劇場管弦楽団(OWS)は戦後の復興期だろうから贅沢は言えないが、ゆったりしたテンポがアラを隠せない。アルトのウエストは歌曲「さすらう若人の歌」「なき子を偲ぶ歌」でも登場するが、今ひとつ魅力がない。
    3番:ライブならではの雑音が耳障りで、録音も時代を感じるが、悪くはない。
     6番と同じライプチヒ放響も復興期の影響か、出だしの未熟さは否めないし、6番での暴れっぷりは指揮者の疾走(失走?)のせい。
    5番:OWSで出だしが危なっかしいのは2番と同じ理由か。
    7番:ウィーン交響楽団(WS)もやはり時代の影響があるが、内容は悪くない。
    8番:同じWSでもこちらは歌手陣が健闘して、当時のライブとしては立派な演奏と録音。
    9番:これも出だしは危なっかしいが、だんだん落ち着いて良くなってくる。
    最近当たりの全集としてはギーレン、マゼール、シュテンツと続き、時折聞き直しては新しい発見があり、楽しめるが、これは残念ながらその範疇にはない「記録もの」だがコスパはよいといえる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/01/25

    シュテンツは2010年に来日して2番を振ったのをNHKで見た時、「なんとこねくり回したしつこい2番だなあ」という、あまりよい印象がなかった。
    たまたま彼のこの全種が安くなっているのを見て、あらためてその録画BDを久しぶりに取り出して見たが、だいぶ記憶と違って好感をもった。
    そして、躊躇なくクリックしてこれを買ってしまった。
    2番のしつこさ変わっていないが、録音もよいし、全集としてよくまとまった、とても心地よく、粒の揃ったマーラーだ。
    これは買って損はないおすすめ品です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/07/13

    VPOの全集から四半世紀を経た没後100年に当たる2011年に2度目の全集完成。
    この15枚組全集の販売開始後、早くもダンピングが始まったので、ダメもとで買ってみた。
    昔から総じてゆったりペースであるマゼールだが、3番が4分短い外は、さらにゆっくり。2番と5番が+4分、8番が+8分、9番がなんと+11分。後は少し長い程度。
    フィルハーモニア管はさぞしんどいだろうと察するが、さすがにVPOに引けを取らない。
    録音はかのジョナサン・ストークス。インバルのEXTONやジンマン, M・T・トーマスになれた耳にはやや物足りないが、不満はなく、ゲルギエフのSACD(ストークスが関与)よりバランスがいい。じっくり聴き込んでやろうと思うのだが、やはりこのかったるいテンポは時間がかかり、眠気を誘う。全部聴くのに4日かかった。
    聴き終えて、いい演奏なのに満足感が伴わない。もう400組を超えてしまったマーラーだが、先のVPO版を十数年ぶりに聴き直し、いい意味で「代わり映えしない」ことに一種の虚しさを感じてしまった。
    バーンスタイン版全集の2回目には、明らかに円熟のゆったり感が横溢し、魅了された。
    マゼールにはなぜ、これがないのか。この全集は、あらためて、シノーポリ時代のフィルハーモニア管の良さを味わえる演奏だし、お買い得感がある。
    しかし「何でも屋」だったマゼールの人間性が現れた演奏であり、「マーラーに対する愛」が不足しているのでは、とふと思った次第である。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/06/04

    「トゥーランドット」のグレギーナは唯一「姫」と呼べるディーバだろう。録画を含め、私蔵10枚ほどあるが、姫だけが欠点なものばかり。そのうち3枚がグレギーナで、メト版と遜色ない配役と豪華さで、姫を見初める場面では、このチェン・カイコー演出が最も優れている。衣装、セットとも豪華で言うことなしだが、群衆の女性が日本風髪型なのが気にいらない。今後ネトレプコやダムラウがタイトルロールを歌う日が待ち遠しいが、「決断が難しい」とグレギーナが言っていたのもわかる。
    「蝶々夫人」はメト版をはじめ、タイトルロールと日本人の描き方があまりにひどいので、日本人による作品しかなじめないままきたが、ようやくなんとか絵になるものがこれ。子供をメトのように人形(これはそれなりにいいのだが)ではなく、子役を使ってなかなか健闘。配役もよくそろっているのではないか。
    ヴェルディ作品は「トゥット・ヴェルディ」から「トラヴィアータ」と「リゴレット」。
    ヴィオレッタ役のお気に入りはゲオルギュー、ネトレプコ、ボンファデッリ、ダムラウときたが、このヴァシレーヴァが新参入。彼女は美人で色気たっぷり、掘り出し物だ。
    「リゴレット」は。ヌッチ、マチャイゼ、デムーロと配役がいうことなしで立派。
    あとひとつ、「アイーダ」は残念至極。このブレゲンツ音楽祭は「トゥーランドット」でも、優れた演出で楽しませてもらったが、このアイーダだけは訳が分からない。
    音楽も本当にアイーダなの?といいたくなるほどかけ離れたもので、途中で見るのをやめた。過去ヴェローナをはじめ、野外音楽祭でもすぐれた作品が多いのに、わざわざこの演出にするどこに必然性があるのか。大ブーイングもの。
    この一枚はなかったものとして、4枚組としても映像は美しく、コスパは大変よいので、おすすめです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/02/09

    最近ベルリン・フィルのデジタルコンサートホール(DCH)を始めてからは、マーラー三昧である。さすがにラトルはBPOの底力と相まって「規範」というべき演奏であり、絶品であった。1月29日のフィッシャーの第3番も聞きごたえがあった。ただひとつ、ネルソンスの5番は、コンセルトヘボウ(BDの全集)での1番同様、彼はマーラーを振るべきではないと改めて思った。その他バッハの「マタイ」「ヨハネ」、ラトルのシューマン・ベートーベンなどディスクでしか得られないと思っていたものも見られるので、これではますます寝る暇がなくなる“泥沼入り”だ。
    パーヴォがN響に就任し、第1番〜2番ときて次は3番、と思いきや、デュトワが振ると聞いてがっかり。やはり過去第8番を振った因縁か。
    パーヴォはN響で、マーラーではなくR,シュトラウスをやる気配はいかがなものか。
     それでは仕方なく、とばかり、買う予定のなかったこの全集が、安くなって出たので買ってみた。いつものことながら、これまで1枚ずつ買った人は「ロードショーと三本立ての差だよ」と割り切れるのか。ちなみにシャイーも全集になってから買う予定だ。
    各曲については村井氏の解説に詳しいので、ぜひ参考に。
    私の感想は、パーヴォ節全開の、歌い踊るスポーティなマーラーで、ベートーベン全集の延長にある。(実はベートーベンはマンネリで好きではないのだが、パーヴォの映像で改めて見直したもの) やや若きバーンスタインを彷彿とさせる面も見え、好き嫌いもはっきりでる。(N響での1・2番では、そこのところが少し影をひそめて、おとなしく模範的なマーラーに聴こえた。)
    この全集で最もハマったのは7番で、久しぶりに心で拍手した。一方腑に落ちなかったのが4番で、第2・3楽章は「えーなんだこりゃ・・・」。ところが、そのあと4楽章のキューマイヤー(s)は見事に「腑にに落ちた」久々のヒット。あとは6番・8番がすばらしく、9番はいまいち。3番はYouTubeでも見られるもので、模範的だが、マイヤーが特にいい。5番はやや乗りきれない。全体的に演奏・声・合唱すべてレベルが高く、その面ではいうことない。映像と音も模範的。
    今のところ1回ずつ聴いただけで、もう一度ゆっくり吟味する必要があるだろう。
    ボーナストラックのパーヴォの解説が編集とともに大変よくできていて楽しい。
    最後に8番の会場・アルテオーパがエーベルバッハ修道院との記述ミスがある。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/15

    CDを持っているので、それとの比較だが、確かにレンジの広さを感じさせるものの、ソノリティは原盤から引き出せていないか、またはこの原盤の限界なのでは。
    ちなみに再生機器はCDの方に金をかけていて、AVは人並みのものですが。
    4種類のフォーマットがあるが、多少の違いはあれ、どれも耳をひきつけない。
    もっと高級なAVアンプ・BDプレーヤーやスピーカーなら、とも思うが、やはり「ない袖は振れぬ(原盤の音質)」なのかと思う。BDという名に期待した私がいけなかった。
    いずれシステムのグレードアップで変わるかもしれないので、その時のため、あえてけなすことは止めておきましょう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/08

    「荒野の7人」と並ぶ傑作。何度見ても飽きない西部劇の名作といっていい。
    最期のリー・マーヴィンのセリフには泣かされる。
    クラウディア・カルディナーレの魅力は半端ない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/05

    以前、VPOとのCDの2番ではあまり感動しなかったのだが、今回、BDの鮮明な映像のおかげか、すっかり没入してしまった。入手動機は、手ごろになった価格とディアナ・ダムラウ目当ての衝動買いだったが、買ってよかったとつくづく思う。
    VPO盤CDは80分、SKB盤BDは85分。ゆったりとした中に芯のしっかりしたSKBの演奏とみごとな合唱の一体感に、えもいわれぬ痛快感と、ダムラウをもっと聴いていたいとおもわせる魅力に、すっかりはまってしまった。
    演奏後に思わず観客気分で拍手してしまった。ペトラ・ラングも立派です。
    ルツェルン音楽祭のように、観客席にはバレンボイム親子やランラン夫妻(?)らが散見され、あとだれを見つけられるか、まだまだ興味が尽きない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/02

    最近CDを買わなくなったのは、BDやBS放送を中心とした映像とAV機器の進歩による圧倒的な音の臨場感に、「もうCDは終わりかな?」と思うようになったせい。
    しかしEXTONはもう一度CD世界に私を引きずり戻した。
    東京都響の凄さを発見するきっかけになったのはインバルのおかげだ。
    2度目の都響によるマーラー・チクルスは本当にすばらしい。1度目(2011年)の2番もすばらしかったが、今回もゆったりとしたテンポでも弛緩することなくマーラーに没頭できたのも久しぶりだ。ただし、メゾとインバルのうなりがいまいち好きではないが。
    このような高音質を耳にすると、またオーディオ熱に火がついて、今度はPCオーディオ(=ハイレゾ、DSD、DAコンバーターなど)という虫が湧いてきた。CDをかけかえる手間もなく、いい音でマーラーをずっと聴いていたいと思う。
    でも、これまでEXTONのSACD価格がBDと同じせいで、二の足を踏んでいたというセコイ私では、PCオーディオを始めたら、また資金繰りで首が回らなくなるか。
    とりあえず、このような珠玉のSACDを厳選して買うことで我慢!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/12

    以前より安くなったので「アンナボレーナ」プラス、M・グレギーナの「トゥーランドット」との3枚セットで買ったが、とても楽しめて安い買い物であった。「トゥーランドット」以外は日本語字幕がないが、英語で十分楽しめる。ネトレプコ&ガランチャという2大DIVAの競演はうっとりするばかり。ぜひ今のうちにどうぞ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/09

    これまでメトロポリタンでのグレギーナ版(過去NHK-BS と今年WOWOWで放映)がベストだと思っていたが、今回求めやすくなったのを機会に買ってみた。メトと同じゼフィレッリ演出で、タイトルロールも同じグレギーナで比べると、こちらの方が、声に伸びと演技に余裕が感じられる。ヴェローナの野外劇場はハンディがあるはずなのだが、2.1chでも包み込まれるような臨場感あふれる上に、出演者たちの声もかすむことがなく、オケも素晴らしい。7.1chもあるが、むしろ2.1chの方が音質的に優れているようだ。以前NHK-BSで放送されたこのヴェローナでの「アイーダ」も素晴らしかった。ここは音響環境に恵まれている上に、舞台の広さはさすがのメトをも凌いで、ゼフィレッリの意図を十分発揮できているようだ。セットも良く、ワダ・エミの衣装もメトを凌いで輝いている。カラフのリチートラはメトのジョルダーニと互角かと思うが、「誰も寝てはならぬ」の劇中アンコールは、確かに素晴らしいが、余計だと思うし、少し冷めた。最も関心があったのは、リューのイヴェーリだが、容姿ではポプラフスカヤの方が好みだが、歌ではイヴェーリが上だろう。リセウ劇場のフリットリと互角かな。ティムールはメトのレミーにはかなわない。皇帝はこちらが上。ピン・パン・ポンは好みでメト。指揮は、派手で画面にハミ出てジャマなメトのネルソンスより、落ち着いてスマートなカレッラが上。総合的にはわずかにこちらの勝ちかと思うが、両方とも愛着度は変わらない。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/26

    26年ぶりにこのBlu-spec CDであらためて聴いて、時代の進歩はさすがだなあと感心した。最初のtpの出だしですぐにわかる奥行感と透明感は、最近の録音に引けを取らない。こうなると、すべて全集を買いなおしたい衝動にかられるが、EXTONで進めている東京都響やチェコ・フィルとの再録がさらに素晴らしいので、考え込んでしまう。コスパがいいので、老婆心ながら、フトコロが厳しい若い世代にはこちらをぜひお薦めしたい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/12

    2ヶ月待たされたのは、注文殺到のせいかと推察される。BDで単価900円を切るとは驚異的であり、NHKなどはぜひ見習っていただきたいもの。
    アバド&ルツェルン祝祭オケのBD4枚組みをコスパで超えるものが出てくるとは嬉しい限りだ。今年のルツェルンで大トリの第8番が「モツ・レク」に変更されたのは残念至極で、8人の歌手の調達ができなかったのがうかがい知れる「レクイエム」であった。バーンスタインのように8番が鬼門にならないことを祈る!
    このBDは、CD+DVDで出た2番とNHK-BSで放送された3番を含む、ゴージャスで文句なしの秀作ぞろいである。1枚ずつ薄いケースに入っているのも、取り出しやすい。ただひとつ不満をいうと7番と9番がDVD並の鮮明さを欠く画質であることと、歌の字幕がないこと。2枚の画質がDVDの2番にも劣るのは、3satという制作側のカメラのせいだろう。その他は素晴らしい。
    演奏はすべて素晴らしいと言いたいのだが、1番と6番がテンポの動かしすぎで、思わす舌打ちしてしまった。しかし、すべてRCOの演奏と音の素晴らしさに納得させられてしまった。
    お気に入りをあげると、4番のパーションはバーバラ・ボニーやクリスティーネ・シェーファーと肩を並べる。ヤンソンスの8番の声楽陣はベスト。10番のインバルは改めてすごい。
    やはりBDと大画面プラス、AV環境に身をおくと、いとも簡単にCDの世界を凌駕する臨場感と、ハイビジョンの視覚に訴えかける感動に、2日間、至福の時間を満喫できた。これからもできるだけCDを聴いていくつもりだが、もう新たにマーラーのCDは買わないかもしれないと思ってしまう。こんな環境に慣れてしまうと、もうあとには引けない。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/21

    私のマーラー歴は1985年のインバルの5番でスタートし、シノーポリの2番で決定的になった。それ以来27年余りが過ぎ、今では250組を超えるマーラーがあるが、いくつかの大事な欠番があった。その1つがシノーポリの3番であった。
    この全集が出た時にホッとした反面、3番のためだけに買うのは、値段ではなく、いままで貯めたものとの重複がなにか後ろめたくて、しばらく購入に踏み切れなかった。しかし、どうしても聴きたい、ただそれだけだった。そして買ってよかったとつくづく思う。これでバーンスタイン、シャイー、ベルテーニ、アバド、ジンマンと並ぶマイ・フェイヴァリット全集は完成した。それだけこの全集はすばらしいことをお知らせしたかった。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/03

    新盤は長年かかって1曲ずつ揃えたが、旧盤は1・4・5番だけを所有していたので、1枚分の値段で全集が買えるなら音が多少悪くても、と覚悟していたが、とんでもない。4・5番で聴き比べてみたが、全曲DSDリマスターの効果は確かにあり、(旧盤も音質は悪くなかったが)1枚薄皮がとれた音で、素晴しい出来である。以前このSACD盤が出たことがあったが、これで十分ではないか。また2・3番以外が1枚に収まっているのも大変ありがたい。8番はLSO のコーラスに問題が、との記述も見たことがあるが、ソロメンバーと録音のバランスが良いので気にならないし、75年のザルツブルク盤(VPO)と遜色ない。ただし「大地の歌」はイスラエル・フィルとのソニー版があるのに入っていない。私は所有しているので文句はないが。ジャケットはLPの縮小版で、表裏のタイムが印字されているのが懐かしく、歴史を感じるが、録音には全く古さを感じさせないのが素晴らしい。旧版をお持ちの方も買い替えて損はありません。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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